
記事公開:2026.4.27
赤ちゃんのおしりが赤くなったり、ポツポツができたりすると「どうやってケアすればいいの?」と不安になる場合があるかもしれません。おむつかぶれは、多くの赤ちゃんが経験する肌トラブルのひとつですが、そのかゆみや痛みが長引くと、赤ちゃんが不機嫌な時間も多くなり、ママ・パパの負担も増えてしまいます。
この記事では、おむつかぶれが起こる原因や、今日から実践できる正しいホームケア、病院の受診を検討すべき症状の目安などについて解説します。

監修者のご紹介
竹中 美恵子先生
(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
赤ちゃんのおむつかぶれは、多くのママ・パパが経験する悩みのひとつです。皆さんは実際にどんなことに困り、また解決をするためにどんな工夫を行ったのでしょうか。今回は、クラブエリエール会員の先輩ママ・パパに、赤ちゃんのおむつかぶれについて調査しました。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:未就学のお子さまがいるクラブエリエール会員の20~70代男女
調査期間:2026年2月5日~2月26日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:532件
■お子さまがおむつかぶれになったことはありますか?
先輩ママ・パパの7割以上が、お子さまのおむつかぶれを経験していました。では、お子さまがおむつかぶれを起こすとどんなことが大変だったのでしょうか。
■おむつかぶれで大変だったことはありますか?(複数回答)
おむつかぶれを起こすと、なかなか治らず繰り返すと感じた方が多くいらっしゃいました。また、「その他」を選んだ人からは下記のような回答も寄せられました。
<おむつかぶれで大変だったこと(自由記述)>
・都度洗い流しで風呂場まで行くのが大変!
・離乳食始まったくらいに、うんち回数が多くて肌が荒れた。おむつかぶれの軟膏を塗っても、おむつを履くときにこすれて取れてしまう。
・本人が痛がるので暴れて、おむつ替えが思うようにいかず大変で、病院からはとにかく清潔に保つように言われて、気持ち的にもいっぱいいっぱいだった。
・初子のため、おむつかぶれの程度がわからず、赤くなっていたので病院に行ったところ、「軽い」と言われて拍子抜けした。
■おむつかぶれの予防として、取り組んでいたことはありますか?(複数回答)
おむつかぶれの予防策としては、とにかく早めの交換を心掛けていた方が多いようです。ほかにも、以下のような対策をしている方がいらっしゃいました。
<おむつかぶれの予防として取り組んだこと(自由記述)>
・おしっこは拭きすぎない。うんちはしっかり拭く。肌が乾いてからはかせる。
・うんちはその都度、おしっこはある程度していたら変えている。保湿はお風呂上がりと朝起きた時にしている。
・ウエットシートをウォーマーで温めて使うと、うんちが取れやすくなるので使っていた。水分が多めのウエットシートを使う。
赤ちゃんのおしりまわりの肌トラブルには、原因の異なる複数の症状があり、それぞれ適切な対処法が異なります。ここでは、おむつかぶれの医学的な定義やサイン、間違えやすい「あせも」や「カンジダ」の見分け方について見ていきましょう。
おむつかぶれは、医学的に「おむつ皮膚炎」と呼ばれ、おむつが触れる部分の皮膚が炎症を起こした状態を指します。赤ちゃんの肌はとても薄く、バリア機能が未熟なため、少しの刺激でも赤みやポツポツ現れるのが特徴です。
最初は皮膚の一部がうっすら赤くなる程度ですが、進行すると赤いポツポツが広がったり、肌がむけてしまったりすることもあります。おむつがあたる場所をこまめに観察し、早めに変化に気づいてあげることが大切です。
おしりまわりに赤みが出た際、おむつかぶれ以外の肌トラブルの可能性もあります。代表的なものは「あせも」と「カンジダ性皮膚炎」です。2つの主な特徴は下記のとおりになります。
<あせもの特徴>
あせもは、汗腺が詰まることで起こり、ポツポツとした小さな赤い発疹が広がるのが特徴です。おむつが直接触れる部分に出るおむつかぶれと異なり、おむつが直接あたらない太もものつけ根や、腕、背中なども含め全身に現れ、かゆみを伴う場合が多くあります。
<カンジダ性皮膚炎の特徴>
カンジダ性皮膚炎は、カビの一種である「カンジダ菌」が原因の皮膚炎です。おむつかぶれは、おむつがあたる部分に症状が出ますが、カンジダはおむつがあたらない「皮膚が重なり合った深いしわの中」まで赤くなるのが見分け方のポイントです。見た目の症状に対して、痛みやかゆみがあまり出ない場合もあります。
おしりまわりに肌トラブルを発見して、おむつかぶれ用の市販薬を塗っても一向に良くならない、あるいは悪化する場合は、安易に自己判断せず、小児科や皮膚科を受診することが大切です。
赤ちゃんのデリケートな肌は、日常生活で想像以上にダメージを受けやすい状態にあります。ここでは、おむつかぶれを引き起こす3つの主な原因について見ていきましょう。
おむつかぶれの原因のひとつは、排泄物に含まれる刺激物質です。おしっこは排泄されて時間が経過するとアルカリ性に変化し、アンモニアを発生させて皮膚のバリア機能を壊す成分へと変わります。また、うんちに含まれる消化酵素も皮膚のたんぱく質を分解する作用があるため、長時間肌に付着していると炎症を進行させてしまいます。
特に注意したいのが、生後5~6ヵ月頃からの離乳食開始時期です。食べ物の変化によって赤ちゃんの腸内環境が変わり、便の回数や硬さ、成分が大きく変化します。これまでおむつかぶれをしたことがなかった子でも、便が酸性に傾くことで急に炎症が出やすくなるケースも多いため、今まで以上におしりの状態をこまめにチェックしてあげましょう。
おむつの中は、汗やおしっこなどの水分によって常に高温多湿な環境にあります。このムレによって、皮膚がふやけた状態になると、肌のバリア機能は低下し、細菌やカビが繁殖する条件がそろってしまいます。
また、湿った状態のふやけた肌は、健康な肌に比べてわずかな刺激でも傷つきやすく、炎症が起こりやすい状態です。通気性のいいおむつを選んだり、おむつ替えの際にしっかり乾燥させたりして、ムレを放置しない工夫が必要です。
赤ちゃんの活発な動きに伴い、おむつと肌が直接こすれることで起こる摩擦も、おむつかぶれの原因です。特におむつの端の足まわりやウエストは、動くたびに肌にあたって刺激を受けやすく、かぶれることがあります。
また、おむつ替えの際の汚れを拭く動作も、摩擦を起こす要因のひとつです。汚れを落とそうとして、おしりふきでゴシゴシと強くこすると、肌の角質層を傷つけ炎症を招いてしまいます。
そのほかにも、おむつのサイズが合っていなかったり、ギャザーが食い込んでいたりする場合も、強く摩擦が起こってしまうため、赤ちゃんの成長に合わせて適切なサイズを選ぶことが大切です。
おむつかぶれの予防や症状が見られたときの対処として、特に大切なのは自宅での丁寧なケアです。基本となるのは「清潔・乾燥・保護」。ここでは、ママ・パパがすぐに実践できる具体的なホームケアの方法について見ていきましょう。
おむつかぶれを防ぐための方法は、まずは炎症の原因となる刺激物質(排泄物)を長時間肌に触れさせないことです。おしっこやうんちに気づいたら、できるだけ早くおむつを交換してあげましょう。特に、うんちがゆるいときや回数が多い時期は、少しの付着でも肌への負担が大きいため、よりこまめなチェックが必要です。
また夜間など、頻繁な交換が難しい時間帯は、寝る直前に必ず新しいおむつに取り替えましょう。吸水性や通気性に優れたおむつを使用することも、おしりの清潔を保つのに有効な方法です。
肌に赤みがあるときや、おしりの汚れを落とす際におしりふきで強く摩擦を与えるのは禁物です。炎症が起きているときは、シャワーなどをつかってぬるま湯でやさしく洗い流してあげましょう。おしりふきを使う場合は、水分たっぷりのタイプを選び、肌をなでるようにして汚れを浮かせることがポイントです。
また、石けんを使用して洗う際は、よく泡立てた泡を手にとって、なでるようにやさしく洗います。石けん成分が肌に残ると、それ自体が刺激になってしまうため、すすぎ残しがないよう十分に注意してください。
おしりを清潔にした後は、しっかりと乾燥させることが大切です。水分が残ったまますぐにおむつをはかせると、湿気でムレて皮膚がふやけ、再びトラブルの原因になってしまいます。
おしりをキレイにしたら、やわらかいタオルを肌に軽く押しあてるようにして、おしりの水分を吸い取ります。その後に、できれば数分間はそのままにして自然乾燥させるのが理想的です。手で仰ぐなど風を送って、肌がさらっとした状態になったことを確認してから、新しいおむつをはかせるようにしましょう。
おしりが清潔で乾いた状態になったら、ワセリンや赤ちゃん用の保護クリームを使って肌をコーティングしてあげることも、ケアのひとつです。肌のうるおいを守るだけでなく、次のおしっこやうんちが直接肌に触れるのを防ぐ「バリア」の役割を果たしてくれます。
塗る際のポイントは、薄く伸ばすのではなく、目で見てわかるくらいたっぷりと厚めに塗ることです。これにより、排泄物が肌に付着しにくくなり、次のおむつ替えの際も汚れが落ちやすくなります。
なお、肌をさらっとさせる役割のある薬用ベビーパウダーは、おむつかぶれの予防には有効ですが、すでに傷や腫れがある部位に使うと症状を悪化させる可能性があるため、炎症があるときは控えましょう。また、予防でつける場合もうっすら白く伸ばす程度にしてください。
おむつかぶれに気づき、自宅でのケアを2~3日続けても赤みが引かない場合や、症状が悪化している場合、皮膚がむけたり化膿したりしている場合は、すぐに小児科や皮膚科を受診する必要があります。症状が進むと、赤ちゃんが痛みで機嫌が悪くなったり、夜眠れなくなったりすることも少なくありません。
炎症が強い場合は、弱めのステロイド薬が処方される場合もあるため、医師の指示に従い、決められた用法・用量および使用期間を守ることが大切です。
監修者のご紹介
竹中 美恵子先生(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
難病指定医、小児慢性特定疾患指定医、子どもの心相談医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医、キレーション認定医。小児科医としての臨床を積みながら皮膚科や内科を学び、家族全員を1つの病院で診られるワンストップの病院を目指して姉妹で開業する。
女医によるファミリークリニック
おむつは毎日、赤ちゃんの肌に長い時間触れるものです。そのため、寝返りやはいはいが始まって動きが増えたり、離乳食が始まってうんちの状態が変わったりする時期は、肌へのやさしさや通気性、フィット感にこだわったおむつ選びが大切となります。
赤ちゃんの繊細な肌にやさしく寄り添う「グーン」シリーズは、おしりの状態が気になるときにも、安心して使用できるラインナップです。
「グーン ゆるうんちモレ0へ」シリーズは、ママ・パパの「たいへん」を「らくちん」に変える<子育て先まわり設計>のおむつです。赤ちゃんの成長に合わせて選べるよう、テープタイプとパンツタイプを用意しています。おむつかぶれの原因になりやすいおしっこやゆるうんちは、<たっぷりパワフル吸収>が水分をしっかり閉じ込め、赤ちゃんのデリケートな肌をすこやかに保ちます。また、表面の凹凸で汚れをせき止める<ぽこぽこでうんちキャッチ>機能によって、肌への付着やモレを軽減します。
「グーン ゆるうんちモレ0へ」シリーズについては、下記のページをご覧ください。
グーン ゆるうんちモレ0へ
赤ちゃんのおむつかぶれを防ぐには、おしりを拭くときの「摩擦」を抑えることも大切です。デリケートな肌には「グーン 水分たっぷりおしりふき」がおすすめ。シートにたっぷりの水分を含み、洗い流すように拭けるのが特長です。不純物を取り除いた純水99%を使用しているため、何度もこすらずにするっと汚れを落とせます。ノンアルコール・無香料・パラベン無配合で、おしりふきとしてはもちろん、手や体にも安心して使えます。
「グーン 水分たっぷりおしりふき」については、下記のページをご覧ください。
グーン 水分たっぷりおしりふき
赤ちゃんのおむつかぶれは、おしっこやうんちに含まれる刺激物質、おむつ内のムレ、そして肌との摩擦によって引き起こされます。こうした原因から肌を守り、すこやかな状態を保つためには、まずはおしりを清潔にし、水分をよく乾燥させて、保湿クリームなどで保護するという基本のスキンケアを毎日積み重ねることが欠かせません。日々のこまめなおむつ替えと、肌への刺激を抑えたやさしいケアを心掛けて、赤ちゃんの心地いい毎日をサポートしてください。
おむつかぶれは医学的に「おむつ皮膚炎」と呼ばれ、おむつが触れる部分の皮膚が炎症を起こした状態を指します。赤ちゃんの肌は薄くバリア機能が未熟なため、おしっこやうんちの刺激、ムレ、摩擦によって炎症が起き、皮膚の一部がうっすら赤くなったり、赤いポツポツが現れたりするのが特徴です。
おむつかぶれの予防方法は、「清潔・乾燥・保護」が基本です。おしっこやうんちに気づいたらこまめにおむつを交換し、汚れを落とす際はぬるま湯で洗い流すなどしてなるべく摩擦を避けましょう。その後、水分をしっかり乾燥させてから、ワセリンや保護クリームをたっぷりと塗って肌にバリアをつくってあげることが大切です。
おむつかぶれに気づき、2~3日ホームケアを続けても赤みが引かない場合や症状が悪化している場合、皮膚がむけたり化膿したりしている場合は、すぐに病院を受診してください。症状が進むと、赤ちゃんが痛みで機嫌が悪くなったり、夜眠れなくなったりすることもあります。また、あせもやカビが原因の「カンジダ性皮膚炎」など、おむつかぶれ以外の肌トラブルの可能性もあるため、自己判断せず医師に相談することが大切です。
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