
記事公開:2025.10.20
浴室やキッチン、リビングのフローリングなど、毎日の暮らしの中で汚れが溜まっていく場所はたくさんあります。しっかりお掃除をしたい気持ちはあるけれど、「なかなか時間が確保できない」という人も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つのが「ちょこっと掃除」です。こまめなお掃除を習慣化すれば、大きな負担を減らすことができます。
この記事では、クラブエリエール会員へのアンケートで寄せられた「お掃除術」や時短の工夫を紹介するとともに、知的家事プロデューサー・本間朝子さんの監修による、毎日を楽にするちょこっと掃除のコツを解説します。
お掃除を効率良く進めるには、お掃除の順番と考え方の基本を押さえることが大切です。下記の3つのポイントを意識するだけでも、日々のお掃除がぐっと楽になります。
<効率的にお掃除を進める順番>
・上から下へ:ホコリは上から下に落ちるため、棚や照明などの高所から始め、最後に床をお掃除すると効率的
・奥から手前へ:部屋の奥から入り口方向に向かってお掃除をすると、キレイにした場所を踏まずに済む
・軽い汚れから手間のかかる汚れへ:軽く落ちる汚れから取り除き、しつこい汚れは洗剤を変えるなどして対応
また、部屋のキレイを保つためには、不要なものをその場で処分する習慣も重要です。ものが少ない空間はお掃除がしやすく、キレイな状態を保ちやすくなります。
日々の生活の中で、お掃除について困っている人はどのくらいいるのでしょうか。今回は、クラブエリエール会員を対象に、普段のお掃除や「キレキラ®!」シリーズに関するアンケートを実施しました。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:10代~90代のクラブエリエール会員
調査期間:2025年8月5日~8月11日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:2,377件
■お掃除の方法や家の汚れで困っていることはありますか?
お掃除の方法や家の汚れで困っているかどうかを聞いたところ、「はい」が83.7%という回答でした。皆さんがさまざまな悩みや困りごとを感じつつ、お掃除に取り組んでいることがわかります。
■「キレキラ®!」シリーズを使ったことがありますか?
「キレイを気楽に」をテーマにした「キレキラ®!」シリーズには、トイレ・キッチン・バスルームクリーナー、床掃除用のシートなど、お掃除の負担や手間を軽くする拭き掃除アイテムがあります。今回のアンケートでは、これらのアイテムを使ったことがあると回答した人は38.8%でした。
「キレキラ®!」シリーズを使ったお掃除の工夫として、下記のような声が寄せられました。
<「キレキラ®!」シリーズを使ったお掃除の工夫などがあれば教えてください(自由回答)>
・トイレクリーナーはシートに切れ目があるので、汚れによって大きさを変えて使っている
・ありとあらゆる水まわりに置いている
・フロアワイパーで高いところも掃除している
・シートを細かくして、割り箸や綿棒に巻いて狭い場所をお掃除している
・トイレクリーナーで床、壁、便器を毎日拭いているので、トイレの大掃除はたまにしかしない
・とにかくこまめに毎日拭くことで、汚れを溜めないようにしている
そのほかにも、普段のお掃除で実践している、時短の工夫や手軽なアイディアを聞いたところ、下記のような回答がありました。
<普段のお掃除で実践している、時短の工夫や手軽なアイディアを具体的に教えてください(自由回答)>
・毎日使う場所をついでにお掃除することで汚れが少なくなり、1回のお掃除が短時間で終わる
・粘着式のクリーナーとフローリング用のシートでキレイを維持している
・洗面所のお掃除は、使用したタオルで鏡や洗面台を拭いて、そのまま洗濯機に入れる
・夜にモップを2階へ持っていって、朝はモップを掛けながら階段を降りてくる
・こすらなくていい洗剤を使う
・お掃除が面倒な細かなすきまには、シートやラップを貼ってゴミが入らないようにしている
毎日忙しい中で、家中を隅々まで掃除するのは現実的ではないかもしれません。そこで取り入れたいのが、ちょこっと掃除です。汚れが溜まりすぎる前に、日常的にこまめなお手入れをすれば、家全体の清潔を保つことができます。
ここでは、浴室・キッチン・リビングといった場所別のちょこっと掃除の方法を見ていきましょう。合わせて、知的家事プロデューサー・本間朝子さんに聞いた、忙しくても続けられるお掃除術も紹介します。
浴室は湿気が溜まりやすく、カビやぬめり、水垢などが発生しやすい場所です。特に気をつけたいのは、見た目では気づきにくい天井のカビです。放っておくと壁や床に広がってしまうため、フロアワイパーなどを使って、消毒用エタノールで天井をさっと拭く習慣をつけておくと、カビの広がりを防ぎやすくなります。
また、鏡や蛇口の水垢も、どんどん溜まるのが気になるポイント。これは、水道水に含まれるミネラル分が乾燥してこびりつくことが原因で、軽いうちであれば、入浴後にタオルで軽く水滴を拭くだけでも予防効果があります。
<知的家事プロデューサー本間さんのお掃除術>
・入浴後に、熱めのシャワーを壁にゆっくりとかけておくと、石けんカスや皮脂汚れが洗い流されて、ぬめりやカビの予防になります。その後、冷水シャワーはかけずに、すぐに換気するほうが湿気をしっかり逃せて、カビ予防に効果的。
・お風呂掃除をしたあとは、タオルで軽く水分を拭き上げ、さらに「キレキラ®!バスルームクリーナー 徹底キレイ ウエットシート」で「防止拭き」をプラスすると、除菌・防カビ効果で、浴室全体のキレイが長持ちします。
・シャンプーボトルや洗面器などのバスグッズは、床に直置きせず「浮かせる収納」にしておくと掃除が楽に。汚れが気になる時は、浴槽の湯に重曹をひとつかみ溶かして、入浴後にバスグッズを一晩浸けておくと、軽くこするだけで汚れが落ちやすくなりますよ。
・家族みんなが毎日使うお風呂は、家事シェアにおすすめの場所。入浴後に排水口のヘアキャッチャーの髪の毛を各自で取るルールにしておくと、お掃除の負担もストレスも軽くなります。
キッチンは油や食材カスがつきやすく、汚れが目立ちやすい場所です。清潔に保つためには、こまめなお手入れが欠かせません。
特に排水口まわりは、ぬめりやニオイの原因に注意が必要です。三角コーナーや排水口のゴミ受けの生ゴミは毎日処分し、汚れが気になったときは塩素系漂白剤で除菌するといいでしょう。
<知的家事プロデューサー本間さんのお掃除術>
・コンロ使用後、コンロまわりやレンジフードがまだ温かいうちは油汚れが落ちやすく、お掃除におすすめのタイミング。「キレキラ®!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート」をキッチンに常備してさっと拭く習慣にすると、コンロまわりにしつこいベタベタ汚れがつくのを防げます。
・キッチンの換気扇は、調理の前後に5分ずつ長めに回すのがおすすめ。油煙を効率良く排出できるため、コンロまわりや壁への汚れの付着を防げますよ。
・シンクは使う前に、水をざっとかけておく「水養生」を。あらかじめ水の膜があることで、油や食材カスがつきにくくなり、あとから楽に落とせます。
・キッチンの蛇口の曇りは、乾いた布で優しく拭いて金具を光らせておくと、それだけで全体がキレイに見えます。
フローリングは、見た目はキレイでもホコリが溜まりやすい場所です。特に壁ぎわや家具のすきまなどにホコリが溜まりやすいため、こまめなお掃除が効果的です。
<知的家事プロデューサー本間さんのお掃除術>
床掃除用の「キレキラ®!ワイパー ドライ×ウエットシート」は、片面がドライシート、もう片面がウエットシートになっていて、1枚で両方を使い分けられるのが魅力です。場所やタイミングによって、この特長を活かせるちょこっと掃除をご紹介します。
・お掃除する場所に応じた使い分けを見ていきましょう。一般的に床掃除用のシートは「ドライシート→ウエットシート」の順で使うことが多いですが、このシートは両面仕様なので、汚れの種類によっては「ウエット面→ドライ面」で仕上げることもできます。例えば、玄関まわりではウエット面で泥や水跡を拭き取ってから、ドライ面で仕上げるとすっきり。キッチンやダイニングでは、食べこぼしや乾いたゴミならドライ面→ウエット面で落とし、反対に油・べたつきがあるなら先にウエット面→ドライ面で仕上げるなど、汚れに応じた順番で使い分けるのがおすすめです。
・汚れに気づいたタイミングでさっと使えるのもポイントです。朝の身支度後に洗面所の髪の毛や皮脂を拭いたり、在宅ワーク前にデスクまわりのホコリを拭いたり。夜寝る前にウエット面で1日の汚れをリセットした後、翌朝はドライ面を残しておいてすっきり拭き上げる、というような使い方もいいですね。
・忙しいときや疲れたときも便利に使えます。例えば、毎日のお掃除が負担だと感じている方が、汚れが多い所だけウエット面で、あとはドライ面で軽く仕上げる、といった使い方です。小さな子どもがいる家庭では、子どもがドライ面でゴミを集め、大人がウエット面で仕上げるといった、家事シェアも自然にできます。
日常的なちょこっと掃除や小さな工夫によって、大きな汚れを防ぐことができます。毎日、心地いいキレイな空間で過ごすために、できることから取り入れてみるのはいかがでしょうか。
監修者のご紹介
本間朝子さん
知的家事プロデューサー。自身が仕事と家事の両立に苦労した経験から、効率的な家事メソッド「知的家事」を考案。NHK「あさイチ」、日本テレビ「ヒルナンデス!」などへの出演や、雑誌「クロワッサン」「ESSE」などへの掲載のほか、産経新聞では「ゼロ家事のススメ」を連載中。企業や自治体での講演・研修を通じて、「暮らしと仕事の両立」を支援している。著書に「60歳からの疲れない家事」「写真でわかる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり」(ともに青春出版社)など。
本間朝子オフィシャルサイト
ちょこっと掃除を習慣にするには、手軽に取り出せてすぐ使えるような掃除用品をそばに置いておくのがコツです。使い勝手がよく、汚れをしっかり落とせるアイテムなら、お掃除のハードルもぐっと下がります。毎日のこまめなお掃除をサポートする「キレキラ®!」シリーズをご紹介します。
「キレキラ®!ワイパー ドライ×ウエットシート」は、1枚でドライとウエットの機能を両方使える、新しい発想の床掃除用ワイパーシートです。片面はホコリや髪の毛をしっかり絡め取るドライシート、もう片面は皮脂汚れや足跡までふき取れるウエットシート。裏表を変えるだけで使い分けられるので、別々のシートを用意する手間がかかりません。ウエット面には除菌成分を配合しているため、拭き取るだけで99.9%除菌※ができます。時間がないときもさっと使うことができて、ちょこっと掃除にぴったりです。
※ 特定の菌・ウイルス条件下で試験。すべての菌・ウイルスに同様の効果が得られるものではありません。
「キレキラ®!ワイパー ドライ×ウエットシート」「キレキラ®!ワイパー 本体」については、下記のページをご覧ください。
キレキラ®!ワイパー ドライ×ウエットシート/本体 | キレキラ!
「キレキラ®!バスルームクリーナー 徹底キレイ ウエットシート」は、スポンジや洗剤なしで使える、シートタイプのバスルームクリーナーです。3層構造の厚手シートに凸凹加工が施されており、汚れをしっかりキャッチ。界面活性剤入りの弱酸性洗浄液で、汚れを落とすだけでなく、除菌99.9%※1・防カビ効果※2もあります。ワイパーに取りつければ、天井や壁といった高い場所の拭き掃除も楽々。浴室はもちろん、洗面所の蛇口や洗面ボウル、洗濯パン、扉のレールなど、水まわりのちょこっと掃除に幅広く活躍します。
※1 特定の菌・条件下で試験。すべての菌に同様の効果が得られるものではありません。
※2 繊維強化プラスチック(FRP)で試験。すべてのカビに効果が得られるものではありません。
「キレキラ!バスルームクリーナー 徹底キレイ ウエットシート」については、下記のページをご覧ください。
キレキラ®!バスルームクリーナー 徹底キレイ ウエットシート | キレキラ!
「キレキラ®!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート」は、調理の前後に手軽に使えるキッチン用のウエットシートです。独自開発の立体凸凹シートに、界面活性剤入りの薬液と植物由来の洗浄成分を配合。コンロまわりや電子レンジ内のこびりついた油汚れも、しっかり拭き取れます。
また、除菌成分配合で99.9%除菌※も可能。厚手で丈夫なつくりのため、1枚で広範囲をしっかりお掃除できます。調理後や後片づけの際に使って、キッチンまわりの清潔を保てます。
※特定の菌・ウイルス条件下で試験。すべての菌・ウイルスに同様の効果が得られるものではありません。
「キレキラ®!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート」については、下記のページをご覧ください。
キレキラ®!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート | キレキラ!
お掃除は、毎日完璧にやろうとすると負担が大きくなってしまい、続けるのが難しくなりがちです。だからこそ、気づいたときにさっとできる、ちょこっと掃除を生活に取り入れることが、無理なくキレイを保つポイントになります。
日々のちょっとした積み重ねが、家の中の清潔を長くキープする秘けつ。自分に合った方法を見つけて、気軽に実践してみてはいかがでしょうか。
浴室のカビ対策は、湿気をこもらせないことが重要です。入浴後に壁に熱めのシャワーをかけて汚れを流し、そのまましっかり換気を行うのが効果的です。天井には、フロアワイパーと消毒用エタノールを使って拭くことで、カビの元を減らせます。
コンロを使った直後は、油汚れが温まっていて落としやすいタイミングです。キッチン用のウエットシートなどを常備しておき、温かいうちにさっと拭くことで、頑固なベタつきを防げます。
フロアワイパーを使うのがおすすめです。人が活動するとホコリが舞い上がるため、ホコリが床に落ちてくる早朝や帰宅直後に床掃除を行うと、効率的に除去できます。また、家の中の動線に沿ってワイパーをかけると、時短にもなります。
画像提供/PIXTA




