
記事公開:2026.10.01
新生児のおむつ替えで、うんちの汚れがなかなかキレイに拭き取れず悩むママ・パパは多いのではないでしょうか。おしりの拭き方は、男女でも気をつけるポイントが異なるため、最初はとまどってしまうことも少なくありません。
この記事では、おしりの拭き方の基本ステップや男女別のコツ、うんちが取れないときの対処法、おむつかぶれ対策とケアについて解説します。

監修者のご紹介
竹中 美恵子先生
(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
おしりの拭き方には、新生児ならではのポイントがあります。ここでは、基本のステップと男女別のやり方を見ていきましょう。
まずは、おしりを拭く際の基本ステップを紹介します。おむつ替えの前には、新しいおむつ・おしりふき・使用済みのおむつを入れるビニール袋を手元にそろえておくとスムーズです。新生児期はテープタイプのおむつを使用するケースがほとんどなので、ここではテープタイプの手順を紹介します。
<おしりを拭く手順>
1. 汚れたおむつを開けたら、おむつの汚れていない部分でざっとうんちを拭き取る
2. ひざの裏に手を入れておしりを軽く浮く程度にやさしく持ち上げながら、おしりふきで汚れの少ない方から多い方へ向かってこすらずやさしく拭く
3. しわ・股・足の付け根など汚れが残りやすい箇所も確認する
4.汚れを落としたら古いおむつを引き抜き、新しいおむつを下に敷く
5. 水気が残らないよう乾燥させてから、新しいおむつをあてる
おしりふきは1回拭いて汚れたら、キレイな面を使って拭くか、新しいおしりふきに変えましょう。赤ちゃんのおしりを持ち上げるときは、股関節脱臼を避けるためひざを曲げた状態でそっと持ち上げることが大切です。足を引っ張ったり、脚を伸ばしたまま持ち上げたりするのは避けてください。
また、おむつを開けた瞬間や、おしりを拭いている最中におしっこやうんちをすることもあります。おむつを開くときはゆっくり、拭くときは手早く行うよう心掛けましょう。
女の子のおしりを拭く際は、前後の方向に注意することがポイントです。便に含まれる菌が膣・尿道に入ると膣炎・尿道炎を引き起こすリスクがあるため、必ず前(おなか側)から後ろ(おしり側)へ向かって拭くようにしてください。また、一度おしり側を拭いた面で前側を拭かないよう注意しましょう。
女の子はヒダの間に汚れが溜まりやすいのも特徴です。片手でヒダをやさしく広げながら、汚れをやさしく丁寧に拭き取りましょう。
男の子のおしりを拭く際は、汚れが残りやすい箇所が複数あるため、ひとつひとつ確認しながら拭き取ることが大切です。おちんちんの裏側・しわなどは、特に汚れが溜まりやすい部位です。
おちんちんを拭くときは、先端から根元に向かって拭きましょう。尿道に菌が入ると尿道炎になるリスクがあるため、この順序を守ることが大切です。裏側や袋のしわも伸ばしながら丁寧に拭き取りましょう。足の付け根の拭き残しも忘れずに確認してください。
男の子の局部はしわが多く、汚れが入り込みやすい構造をしています。おしりふきで指を包むようにすると細部まで届きやすく、汚れを残さず拭き取れます。
新生児のお世話をしているママ・パパは、おしりを拭く際にどのようなことに悩んでいるのでしょうか。そこで今回は、クラブエリエール会員の先輩ママ・パパを対象にアンケートを実施しました。おむつ替えの際に感じた困りごとや、実際に気をつけていることをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:未就学のお子さまがいるクラブエリエール会員の20~70代男女
調査期間:2026年7月6日~7月12日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:550件
■新生児の頃、おむつ替えでおしりを拭くときに困ったこと・困っていることは何ですか?
アンケートの結果、新生児のおしりを拭くときに困ったこととして最も多かったのは「しわや割れ目の汚れが取りにくかった」が337人で、赤ちゃん特有のお肌の凹凸に入り込んだ汚れへの対処に苦労している様子がうかがえます。
次いで「うんちがこびりついて取れなかった」が225人、「おしりふきを使いすぎてしまった」が218人、「おむつかぶれになってしまった」が209人、「うんちが広範囲に広がってしまった」が190人と続きました。うんちが落としにくかったり広範囲に広がってしまったりすることで、拭き取りの回数が増え、おむつかぶれにつながっているケースもありそうです。
また、「男女別の正しい拭き方がわからなかった」は118人で、基本的なおしりの拭き方に不安を感じている方も少なくありません。さらに、「その他」と答えた方からは、以下のような回答もありました。
<新生児のおしりを拭くときに困ったこと・困っていること(自由記述)>
・寒いときにおしりふきが冷たいのをどうすれば良いか
・取り替えたおむつにうんちがついてしまうので、新しいおむつが無駄になってしまう
・拭きすぎておしりが赤くなってしまった
・おしりふきの種類が多く、どれを選べばいいのかわからなかった
・片手で足を押さえていないといけないので、片手で拭くのが難しいと感じた
・動くので拭くのに苦労した
・おしりを乾かしている間におしっこをされた
・足をどこまで持ち上げれば良いのかわからなかった
■新生児のおしりを拭く際に気をつけたこと・気をつけていることを教えてください。
続いて、新生児のおしりを拭く際に気をつけたこと・気をつけていることを伺ったところ、「こすらずやさしく拭く」が405人、「しわや割れ目などの汚れも確認する」が398人と、多くの方がこの2つを基本として実践していることがわかりました。多くのご家庭で汚れの取りにくさに悩んでいるものの、力任せにこすらず、細部まで丁寧に確認しながら拭くことを意識している家庭が多いようです。
次いで「男女別の拭き方を意識している」が142人、「シャワーでおしりを洗い流す」が92人、「おしりを拭いた後はしっかり乾かす」が89人、「保湿剤を毎回塗る」が74人と続きました。「特に気をつけていることはない」は16人にとどまり、多くの家庭が何らかの工夫をしながらおしりを拭いています。
「その他」と答えた方からも、さまざまな回答が得られました。
<新生児のおしりを拭く際に気をつけていたこと・気をつけていること(自由記述)>
・水のスプレーボトルでおしりを洗浄する
・最後にティシューで水分を拭き取っていた
・最初はお湯で湿らせたガーゼで拭き取るようにしていた
・汚れがひどいときは腰湯をしていた
これらの声からは、汚れをしっかり落としながらも、さまざまな工夫をしていることがうかがえます。次に、うんちが取れないときの対処法を見ていきましょう。
おしりふきで拭いても取れないうんちを無理に拭き取ろうとすると、お肌を傷つけてしまいかねません。うんちが取れないときは、ぬるま湯(38〜40℃)を汚れの程度に応じて使い分けることで、お肌への負担を軽減できます。ぬるま湯を準備するのが大変な場合は、おしりふきウォーマーなどを活用して、おしりふきをあたためて使用すると便利です。
一部のうんちがこびりついておしりふきで拭き取れないときは、ぬるま湯をたっぷり含ませたコットンをこびりついたうんちにしばらく当ててふやかし、やさしく拭き取るようにしましょう。コットンをうんちの上にしばらく当てておくと、汚れがほぐれて拭き取りやすくなります。お湯が熱すぎるとお肌に負担がかかるため、自分の手首の内側にあてて温度を確認してから使うと安心です。
うんちのこびりつきが広い範囲に及んでいる場合は、霧吹きやボトルなどにぬるま湯を入れて、うんちにかけてふやかす方法が効果的です。霧吹きでまんべんなくぬるま湯をかけることで、うんちがお肌から浮き上がりやすくなります。うんちがふやけたら、おしりふきでやさしく拭き取るようにしましょう。
背中モレなどでうんちが広範囲に広がってしまったときは、おしりふきだけで対応しようとするとお肌への負担が大きくなるため、ぬるま湯を入れた洗面器またはシャワーで汚れをやさしく洗い流すことをおすすめします。石けんを使う場合は、赤ちゃん用の低刺激なものを選び、きちんとお湯ですすぐことが大切です。洗い終わった後は、やわらかいタオルやガーゼでポンポンと押さえるように水気を取り、しっかり乾燥させてからおむつをあてましょう。
外出先では、拭き取りにくい場所にうんちが入り込んでしまい、対処しづらいこともあります。そのような場合は、複数枚のおしりふきを重ねてあてて少し待ち、うんちをふやかしてから拭き取るのがおすすめです。
水分量が多いタイプのおしりふきを使うと、汚れがふやけやすくお肌への摩擦も少なくてすみます。取り切れない場合はその場では無理にこすらず、帰宅後にぬるま湯で洗い流しましょう。外出時は、いつもより多めのおしりふきを持参しておくと、いざというときも慌てずに対応できます。また、携帯ウォシュレットを持参すると、外出先でも洗い流せて便利です。
新生児のおしりは大人と比べてお肌が薄く、デリケートです。排泄物が刺激になり、「おむつかぶれ」になることがあります。おむつかぶれになると、おしりが赤くなるだけでなく、おむつ替えやお風呂のときも痛みが生じます。ここでは、新生児のおむつかぶれ対策とケアを見ていきましょう。
おむつかぶれは、排泄物の刺激とムレによってお肌がふやけ、傷つきやすくなった状態で起こりやすいといわれています。日々のおむつ替えで意識できる対策をまとめました。
<おむつかぶれへの対策>
・汚れたおむつを長時間つけたままにしない
・おむつ替えのたびに汚れをやさしくキレイに拭き取る
・拭き取り後はオイルやクリームで保湿する
・すぐにおむつをはかせず、おしりがある程度乾いてからはかせる
この中でも「乾かしてからはかせる」は見落とされがちなポイントです。水気が残ったままおむつをあてると、ムレてお肌が傷みやすくなります。拭き取り後はうちわなどで軽く風をあてて乾燥させると、ムレを防ぐのに効果的です。
特に下痢や軟便が続くときはうんちの回数が増えてお肌が刺激を受ける時間が長くなりやすいため、毎回丁寧な洗い流しと保湿を続けることが大切です。
おむつかぶれは、軽症であれば数日で改善するケースが多く、こまめなおむつ替えと洗い流しが基本ケアになります。赤くなったお肌をこするとさらに悪化するため、こすらないことが鉄則です。おむつが濡れたことを知らせてくれるサインが出ていなくても、こまめにおむつを開いて確認し、少しでも濡れていたら替えるようにしましょう。
症状がある部分には、おむつかぶれ用の市販薬を使用することも選択肢のひとつです。それでも赤みが引かない場合やただれがひどい場合は、早めにかかりつけの小児科または皮膚科の受診をおすすめします。
監修者のご紹介
竹中 美恵子先生(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
難病指定医、小児慢性特定疾患指定医、子どもの心相談医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医、キレーション認定医。小児科医としての臨床を積みながら皮膚科や内科を学び、家族全員を1つの病院で診られるワンストップの病院を目指して姉妹で開業する。
女医によるファミリークリニック
新生児はおむつ替えの回数が多く、お肌もデリケート。おむつかぶれなどの肌トラブルも起こりやすいため、おむつとおしりふきの選び方も大切です。「グーン」シリーズは、赤ちゃんのデリケートなお肌に寄り添う商品をラインナップしています。
新生児期はゆるいうんちが多く、背中や足まわりからのモレに悩むことも少なくありません。そうしたモレ対策には、「グーン ゆるうんちモレ0へ 新生児用/Sサイズ」がおすすめです。新生児特有のゆるいうんちに対応した設計で、やさしい使い心地とモレにくさを両立しています。服や寝具を汚してしまう心配を軽減し、おむつ替えの負担を減らしてくれるでしょう。
「グーン ゆるうんちモレ0へ 新生児用/Sサイズ」については、下記のページをご覧ください。
グーン ゆるうんちモレ0へ 新生児用
グーン ゆるうんちモレ0へ Sサイズ
赤ちゃんのおしりを拭くときの摩擦は、デリケートな肌の負担になりかねません。「グーン 水分たっぷりおしりふき」は、不純物を取り除いた純水99%を使用しています。シートにたっぷりの水分を含み、洗い流すように拭けるのが特長で、何度もこすらずにさっと拭きとれます。ノンアルコール・無香料・パラベン無配合で、おしりふきとしてはもちろん、手やからだふきなど、生まれたその日から使えます。
「グーン 水分たっぷりおしりふき」については、下記のページをご覧ください。
グーン 水分たっぷりおしりふき
新生児のおしりの拭き方は、基本の手順を押さえながら、男女別のポイントを意識することが大切です。女の子は前から後ろへ、男の子はしわや足の付け根の汚れも確認しながら拭き取りましょう。
うんちが取れないときはぬるま湯を含ませたコットンやたっぷり水分を含んだおしりふきなどをあててふやかし、こすらずやさしく拭き取ることが赤ちゃんのデリケートなお肌を守るポイントです。赤ちゃんのおしりをやさしく守るために、おむつやおしりふきの選び方にもこだわってみてください。
男女で拭き方の向きや注意すべき箇所が異なります。女の子は便に含まれる菌が膣・尿道に入らないよう、必ず前(おなか側)から後ろ(おしり側)へ向かって拭きましょう。男の子はおちんちんの先端から根元に向かって拭き、裏側・袋のしわ・足の付け根の汚れも確認することが大切です。
新生児のおしりを拭くときは、こすらずやさしく拭くことが基本です。新生児のお肌はとてもデリケートで、ゴシゴシこするとお肌が傷ついてしまいます。汚れが取れないときはぬるま湯などでふやかしてから拭き取りましょう。また、赤ちゃんのおしりを持ち上げる際は、ひざを曲げた状態でそっと持ち上げることで股関節への負担をやわらげられます。
新生児のおむつかぶれを対策するには、汚れたおむつをこまめに替え、拭き取り後はおしりをしっかり乾燥させてから新しいおむつをあてることが重要です。症状がひどくなったり、赤みが引かなかったりする場合は、早めにかかりつけの小児科または皮膚科を受診することをおすすめします。
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