
記事公開:2026.07.29
赤ちゃんの誕生に向けて、「どんなものを、いつまでにそろえればよいのか」と悩んでいるママ・パパも多いのではないでしょうか。必要なものをリストアップしてみると、「足りないものがあるのではないか」と心配になることも少なくありません。
この記事では、出産前に準備しておきたい赤ちゃん用品をチェックリスト形式で整理しながら、準備を始める時期のポイントや、入院時に用意しておくべき持ち物についても解説します。

監修者のご紹介
佐藤杏月先生
(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
赤ちゃんを迎える準備は、先輩ママ・パパの経験談が参考になることも多いものです。実際に出産を経験した方々はどのような準備をしたのか、アンケートで伺いました。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:未就学のお子さまがいるクラブエリエール会員の20~60代男女
調査期間:2026年5月12日~5月18日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:321件
■出産準備はいつから始めましたか?
出産準備を始める時期を聞いたところ、アンケートの結果、最も多かったのは妊娠後期(8ヵ月以降)の46.7%で、約半数の先輩ママ・パパが出産が近づいてから準備を始めていることがわかりました。次いで妊娠中期(5〜7ヵ月頃)が41.7%と続き、この2つを合わせると全体の約9割を占めています。
その一方で、妊娠初期(〜4ヵ月頃)から準備を始めた方は4.7%、ほとんど準備していなかったという方も6.9%いました。この結果から、多くの方が妊娠5ヵ月以降、つまりおなかが目立ち始め、性別がわかるタイミングや安定期に入ってから本格的に準備をスタートさせる傾向があることがうかがえます。
■出産前の準備で困ったこと・後悔したことは何ですか?
次に出産前の準備で困ったこと・後悔したことについて尋ねると、最も多かった回答は「情報が多くて迷った」が159人。次いで「使わなかったものがあった」が146人と僅差で続き、この2つが突出して多い結果となりました。
赤ちゃんグッズはインターネットや育児書、SNSなどで情報があふれており、「何が本当に必要なのか」を判断するのが難しいと感じる方が多いようです。実際に使ってみないとわからないものも多く、せっかく準備したのに出番がなかったという経験をお持ちの先輩ママ・パパも少なくないことがわかります。
加えて目立ったのは、「サイズや種類選びで失敗した」が50人という結果。このことから、生まれたときの体格の個人差や赤ちゃんの成長の早さといったことも準備をする上でポイントになりそうです。
また、「その他」と答えた方からは、「何を買えばいいかわからなかった」という声や「想定外のできごとで準備ができなかった」という声が集まりました。
<出産前の準備で困ったこと・後悔したこと(自由記述)>
・何が必要かよくわからず準備をしていなかったので、産後に買いに行くのが大変だった
・予定より5週間早く入院になってしまい、準備が間に合わなかった
・母乳育児を考えていたが、あまり母乳が出ずミルクに頼ることになり、急遽買い足した
・入院中に準備をしたので実物を見られなかった
■出産前に準備しておいてよかった赤ちゃん用品は何ですか?
続いて、出産前に準備しておいてよかった赤ちゃん用品について聞いてみると、最も多かったのは「肌着・衣類」で273人。続いて「おしりふき」が229人、「おむつ」が217人と、出産後すぐに使う日用消耗品が上位3位を占めました。
さらに4位以降は、「チャイルドシート」207人、「ベビーバス」197人、「ベビーベッド・寝具」183人、「授乳グッズ」171人、「衛生用品」151人と続き、退院直後から必要になるものが挙げられました。一方、「ベビーカー」は92人とやや少なく、赤ちゃんが外出できるようになってからそろえても間に合うアイテムならではの結果といえそうです。
■入院準備で困ったこと・後悔したことはありますか?
入院準備で困ったこと・後悔したことがあるかを尋ねると、「はい」と回答した方は36.1%、「いいえ」は63.9%で、約3人に1人が入院準備に何らかの困りごとや後悔を感じた経験があることがわかります。
「入院準備で困ったこと・後悔したことがある」と答えた方に、具体的にどのようなことで困ったのかを聞いてみると、出産準備と同様に情報の多さや判断の難しさに戸惑った様子がうかがえました。
<入院準備で困ったこと・後悔したこと(自由記述)>
・持っていくものがよくわからなかった
・サイトによって必要なものが違い、本当に必要なものがなんなのか迷った
・必要なものの具体的な数がわからず、持っていきすぎたり足りなかったりした
・病院で洗濯をしたかったができず、家族に頼んで洗濯をしてもらう必要があった
・緊急入院で準備ができなかったので、家族に準備してもらった
■入院準備で用意してよかったものは何ですか?
最後に、入院準備で用意してよかったものについても伺いました。
<入院準備で用意してよかったもの(自由記述)>
・間食用のおやつと飲み物。お気に入りのお菓子を持っていって、気分転換に食べたのがよかった
・授乳クッション、着圧ソックス
・延長コードとS字フック、洗濯ばさみ
・テニスボール。雑誌でいきみ逃しにいいと読んで持っていったら大活躍だった
・パックやホットアイマスク、ヘアケア用品、リップクリームなどの癒し・美容グッズ
・円座クッション。産院にはあったが帰りの車にはなかったので助かった
・産院が暑かったのでハンディファンが役立った
・ペットボトルにつけるストローキャップ
・使ったコップを洗う洗剤とスポンジ
・パソコンやタブレット
・普段はコンタクトなので、メガネは必須だった
「用意してよかったもの」としては、出産の際に使用するテニスボールや、陣痛中に寝たまま水分補給できるペットボトル用ストローキャップなど、お産の場面で重宝したアイテムも挙げられました。
また、延長コードやS字フックといった入院生活を快適にする実用グッズ、パックやホットアイマスクなどの癒し・美容グッズ、おやつや飲み物といった気分転換になるものまで、幅広いアイテムが並び、産院からの案内リストにはないアイテムが多く含まれている点が印象的です。
出産前の準備を始める時期に明確な決まりはありませんが、一般的には妊娠中期(5〜7ヵ月頃)から少しずつ進めるケースが多いとされています。この時期は体調が安定し、外出や買い物もしやすいため、無理なく準備を進められるタイミングです。
妊娠後期になるとおなかが大きくなり、体への負担が増えるため、まとめて準備を進めるのは大変でしょう。そのため、最低限必要なものは妊娠中期のうちにそろえ、徐々に準備を進めていくことが大切です。
出産準備で必要なものをすべて一度にそろえようとすると、買いすぎや無駄な出費につながりやすいもの。そのため、「出産前に準備しておきたいもの」「余裕があれば準備しておきたいもの」「出産後でも間に合うもの」の3つに分けて考えるのがおすすめです。
<出産前に準備しておきたいもの>
・退院直後からすぐに使うものは、出産前に必ず準備しておく
(例)おむつ、おしりふき、肌着など
<余裕があれば準備しておきたいもの>
・使用するかどうかが家庭によって分かれるものは、生活スタイルに合わせて検討する
(例)ベビーベッド、チャイルドシートなど
<出産後でも間に合うもの>
・すぐに使わないものや、実際の生活を見てから選びたいものは、出産後に準備する
(例)抱っこ紐、ベビーカーなど
出産準備では、すべてを購入する必要はありません。特に、使用期間が限られているものや、必要かどうか判断に迷うものは、レンタルで試すことで無駄な出費をおさえられます。
例えば、ベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなどは赤ちゃんの成長に応じて使いやすいタイプやサイズが変わることもあるため、レンタルで十分なケースも少なくありません。実際に使ってみてから購入を検討できる点や、初期費用を抑えられる点もメリットです。
出産前にできるだけ準備しておきたいものを使用シーンごとにチェックリストにまとめました。授乳・沐浴・おむつ替えなど、実際の場面をイメージしながらチェックしていきましょう。
■おむつ替えで使うもの
| 品名 | 用途・選び方 |
|---|---|
| ・紙おむつ(新生児用)100~150枚程度 | 新生児期は1日に10〜20回おむつ替えを行うため、ある程度まとめて用意する。ただしサイズアウトも早いため、様子を見ながら追加する |
| ・赤ちゃん用おしりふき | おしりふきは肌への刺激が少ないものを選ぶ。乾燥を防ぐためにフタ付きのケースなどを活用すると便利 |
■寝かせるときに使うもの
| 品名 | 用途・選び方 |
|---|---|
| ・敷布団 ・スリーパー ・各カバー |
赤ちゃんは体温調節が未発達なため、季節や室温に合わせて寝具の組み合わせを調整できるようにしておく。窒息リスクを避けるため敷布団は硬めで平坦なマットレスなどを使用し、掛け布団の代わりに服やスリーパーなどで調節する |
| ・防水シーツ | 吐き戻しやおむつモレに備えて、防水シーツは洗い替えを複数枚用意しておくと便利 |
| ・ベビーベッド | 家庭の住環境や生活スタイルによって必要かどうかが分かれる。購入かレンタルかも含めて、実際の間取りや生活動線をイメージしながら判断する |
■沐浴(お風呂)で使うもの
| 品名 | 用途・選び方 |
|---|---|
| ・沐浴用ベビーバス | 新生児期は大人と一緒に入浴するのではなく、専用のスペースで沐浴を行う。ベビーバスは使う期間が短いため、購入だけでなくレンタルを活用するという選択肢もある |
| ・温度計(温度確認用) ・バスタオル ・ガーゼ ・ベビー用せっけん |
沐浴に使うお湯の温度を確認する温度計、体を拭くバスタオル、体を洗うガーゼ・ベビー用せっけんは必須。沐浴は毎日行うため、すぐに使えるようにまとめておくとスムーズ |
■日常のお世話で使うもの
| 品名 | 用途・選び方 |
|---|---|
| ・ベビー用体温計(大人用でも代用可) | 赤ちゃんの体調管理に欠かせないアイテム。大人用でも代用できるが、ベビー用は耳や額で素早く測れるタイプもあり、じっとしていられない赤ちゃんにも使いやすいのが特徴。発熱時だけでなく、日頃の体温確認にも使用する |
| ・ベビー用綿棒 ・ベビー用つめ切り |
耳・鼻まわりのケア、つめのお手入れなど、赤ちゃんの日常的なケアに使用する。べビー専用のやわらかい綿棒や、つめ切りを選ぶ |
| ・清浄綿 | 清浄綿は、授乳の前後にママの乳首のふきとりや、赤ちゃんの目やにのふきとりにも使用する |
| ・ガーゼ(複数枚) | ガーゼは沐浴のほかにも授乳時の吐き戻しやよだれ拭きなどさまざまな場面で使うため、複数枚準備しておくと安心 |
| ・ベビー服(肌着・アウターなど、洗い替え含め複数枚) | ベビー服は汗や汚れで着替える機会が多いため、複数枚準備する。ただし成長が早くサイズアウトも早いため、最初から多く買いすぎないことがポイント |
| ・哺乳瓶(ミルクを使用する場合) | 哺乳瓶を使用する予定がある場合は、哺乳瓶用ブラシや消毒用品もあわせて準備しておくと、産後に慌てずに対応できる |
| ・保湿剤 | 赤ちゃんの肌はデリケートなため、保湿剤も準備しておくとよい。ただし、肌に合わないものもあるため、出産後に試しながら肌に合うものを選ぶ |
■外出時に使うもの
| 品名 | 用途・選び方 |
|---|---|
| ・チャイルドシート | 車で退院する場合に必須となるため、出産前に準備しておく。新生児から使えるものが多いが、使用できる月齢は製品によって異なるため、ライフスタイルを踏まえて選ぶ。購入のほかレンタルという選択肢もある |
| ・ベビーカー | ベビーカーはすぐに使うとは限らないため、生活スタイルに合わせて出産後に準備してもよい。使用頻度や保管スペースを考慮したうえで検討する |
| ・抱っこ紐 | 抱っこ紐は種類によって使用できる月齢が異なる。実際に試着をして決めると使用感がわかるため、出産後の検討でもよい |
出産は予定日より早まることもあるため、急な入院に備えて、入院時に必要な持ち物もあらかじめ準備しておくことが大切です。入院に必要な持ち物は、遅くとも妊娠後期(8〜9ヵ月頃)までに準備を終えておきます。入院期間は数日間にわたるため、出産後の体の状態や赤ちゃんのお世話を考えて、無理なく過ごせる準備をしておきましょう。
入院バッグは早めに準備し、玄関近くに置いておくなど、すぐに持ち出せる状態にしておきます。必要な持ち物は産院によって異なるため、事前に配布される案内を確認し、不足がないように準備しておくことが重要です。
<入院時の準備品リスト(基本)>
・母子健康手帳
・健康保険証(マイナンバーカード)
・診察券
・印鑑
・入院書類
・前開きのパジャマ・ナイトウェア(3~4枚)
・産褥ショーツ(2枚)
・腹帯またはマタニティガードル
・授乳用ブラジャー
・母乳パッド
・産褥ナプキン
・洗面用具(歯ブラシ・シャンプーなど)
・タオル(フェイスタオル・バスタオル)
・スリッパ
・退院時に着るゆったりした服
・赤ちゃんの退院時の服/おくるみ/おむつ
・筆記用具・スマートフォン充電器
・飲み物・軽食(陣痛中に口にできるもの)
産院で用意されているものもあるため、すべてを自分で準備する必要はありません。事前に出産予定の産院に確認しておくことで、荷物を減らすことにもつながります。退院時の服装は体の変化を考慮し、ゆったりしたものを選んでおくとよいでしょう。また、リップクリームや保湿クリームなど、入院中の乾燥対策グッズを加えておくと、より快適に過ごせます。
監修者のご紹介
佐藤杏月先生(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子どもの子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人と共に2020年八丁堀さとうクリニックを開業。
八丁堀さとうクリニック
出産前に準備しておきたい赤ちゃん用品のなかでも、毎日使うおむつとおしりふきは特に重要なアイテムです。「グーン」シリーズは、赤ちゃんのやわらかな肌を考えた設計で、新生児期から安心して使えます。
「グーン ゆるうんちモレ0へ 新生児用/Sサイズ」は、表面の凸凹でゆるうんちの拡がりを抑えて吸収する<ぽこぽこでうんちキャッチ>と、背中と足まわりのギャザーがぴったりフィットする<ぴったりすきまモレ防止>で、やわらかいゆるうんちもモレにくい設計のおむつです。さらに、進化した吸収体がおしっこもしっかり吸収するので、モレの不安を軽減します。
「グーン ゆるうんちモレ0へ」については、下記のページをご覧ください。
グーン ゆるうんちモレ0へ 新生児用
グーン ゆるうんちモレ0へ Sサイズ
水分をたっぷり含んだ「グーン 水分たっぷりおしりふき」は、洗うように汚れを拭き取れます。純水99%で肌への刺激が少なく、デリケートな赤ちゃんのおしりにも安心して使えるおしりふきです。
「グーン 水分たっぷりおしりふき」については、下記のページをご覧ください。
グーン 水分たっぷりおしりふき
出産前の準備は、「優先順位をつけてそろえること」が大切です。退院直後からすぐに必要なものは事前に準備しておき、使用頻度が低いものや判断に迷うものはレンタルの活用や出産後の購入を検討することで、買いすぎを防ぎながら賢く準備できます。
入院準備についても、産院の案内を早めに確認し、遅くとも妊娠後期(8〜9ヵ月頃)には準備を整えておきましょう。急な入院にも対応できるよう、バッグにまとめて取り出しやすい場所に置いておくと安心です。
赤ちゃんとの生活に必要なものは、ご家庭によって違います。まずは無理のない範囲で基本的なものをそろえ、赤ちゃんや生活に合わせて少しずつ準備を整えていきましょう。
退院直後からすぐに使う、紙おむつ・赤ちゃん用おしりふき・ベビー服・寝具・沐浴グッズ・チャイルドシート(車で退院する場合)などは、出産前に準備しておくことがおすすめです。使用頻度が高く、産後すぐに必要になるものを優先してそろえておくことで、育児をスムーズにスタートできます。
一般的には妊娠中期(5〜7ヵ月頃)から少しずつ準備を進めるケースが多いとされています。体調が安定する時期なので外出や買い物がしやすく、この時期から徐々に用意しておくと余裕をもって準備できます。
入院に必要な持ち物は、遅くとも妊娠後期(8〜9ヵ月頃)までに準備を終えておくことが望ましいでしょう。出産は予定日より早まることもあるため、あらかじめバッグにまとめて、すぐに持ち出せる状態にしておくと安心です。
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