
記事公開:2026.8.18
終わったばかりなのにまた生理が来たとき、「もしかして何かの病気?」と不安になる方もいるでしょう。月経周期が24日以内で繰り返される状態は「頻発月経」と呼ばれ、ホルモンバランスの乱れや排卵の異常などが関係していることがあります。
この記事では、頻発月経の定義や正常な生理周期との違い、考えられる原因、受診を検討すべき目安、日常生活でできる対処法を解説します。

監修者のご紹介
佐藤杏月先生
(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
月経が始まってから次の月経が始まるまでの期間を「月経周期」と呼び、この周期の中で「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」という段階を繰り返し、一定のリズムが保たれています。このリズムは女性ホルモンの分泌によってコントロールされているため、ホルモンバランスが乱れると、月経周期にも影響を及ぼすことがあるのです。
一般的な月経周期の目安は25〜38日程度とされており、24日以内で繰り返される状態を頻発月経といいます。ただし、周期には個人差があり、ストレスや睡眠不足、ダイエット、環境の変化などによって一時的に短くなる場合もあるため、1〜2回の変化だけですぐに頻発月経と判断することはできません。
しかし、これまでと比べて明らかに周期が短くなった状態が続く場合は、体からのサインとして注意が必要です。
生理が早く来たと感じる場合、実際には不正出血ということもあります。頻発月経と不正出血はどちらも出血が起こるため見分けがつきにくいかもしれませんが、性質が異なります。
頻発月経は、月経周期が24日以内と短くなり、通常の月経が早い間隔で繰り返される状態です。一方の不正出血は、月経周期とは関係なく、予期しないタイミングで起こる出血を指します。
どちらの出血かは自己判断が難しいケースも多いため、いつもと異なる出血が続く場合は婦人科の受診を検討しましょう。
生理周期がいつもより短いと感じたとき、「もしかしたら病気かも」と不安になる方もいます。そこでクラブエリエール会員の女性を対象に、生理周期に関するアンケートを実施しました。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:クラブエリエール会員の20代以上の女性
調査期間:2026年6月8日~6月17日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:626件
■生理周期がいつもより短く感じたことはありますか?
クラブエリエール会員の女性に、生理周期がいつもより短く感じた経験があるかを聞いたところ、「よくある」が11.5%、「ときどきある」が47.4%、「めったにない」が31.3%でした。「ない」と回答した方は9.7%にとどまり、頻度に差はあるものの、多くの方が生理周期の短縮を経験していることがわかります。
■生理周期はいつもと比べてどのくらい短くなりましたか?
生理周期が短縮した経験のある女性に、生理周期がいつもと比べてどのくらい短くなったかを伺うと、「1週間未満」が62.3%と最も多く、次いで「1週間以上2週間未満」が24.4%でした。この結果から、短期間の変動にとどまるケースが大半を占めることがわかります。
一方で、「2週間以上」短くなったと回答した方も6.2%おり、大幅に周期が乱れるケースもみられました。
■生理周期が短くなったときに、どのような行動をとりましたか?
生理周期が短くなったときの行動を聞くと、最も多かったのは「様子を見た」で46.9%、次いで「特に何もしていない」が45.0%。「婦人科を受診した」と答えた方はわずか5.1%にとどまり、生理周期の短縮だけでは受診という選択肢に至らず、様子を見る方が多いことがわかりました。
頻発月経が起こる主な原因はひとつではありません。ここでは、生活習慣やホルモンバランス、年齢、体の状態といったさまざまな原因について解説します。
頻発月経は、過度なストレスや疲労、睡眠不足、無理なダイエットによる急激な体重増減といった生活習慣の乱れが原因になっているケースも少なくありません。女性ホルモンの分泌をコントロールしている脳の視床下部は、ストレスや生活リズムの影響を受けやすい部位です。そのため、生活習慣が乱れると女性ホルモンの分泌をコントロールする働きが乱れ、排卵や月経周期に影響が出る場合があります。
思春期や更年期は、女性ホルモンの分泌が不安定になりやすい時期です。思春期は、卵巣機能の発達が完全ではないため、ホルモンバランスが整うまでの間は月経周期が乱れやすい傾向があります。更年期は、閉経に向けて卵巣機能が低下する頃です。
このような理由から、思春期や更年期では女性ホルモンの分泌が不安定になり、頻発月経が起こることがあります。
無排卵周期症とは、排卵が起こらないまま出血が起こる状態で、頻発月経を引き起こすこともあります。通常の月経は、排卵後の女性ホルモンの変化によって子宮内膜が剥がれて起こりますが、無排卵周期症では排卵が起こらないため、このホルモンの切り替えがうまく働きません。その結果、子宮内膜が不安定な状態となって、不規則なタイミングで出血が起こり、頻発月経になることもあります。
黄体機能不全とは、排卵後に分泌される黄体ホルモンが十分でない状態で、頻発月経の原因のひとつです。通常は排卵後に分泌される黄体ホルモンによって子宮内膜が維持され、一定期間を経てから月経が起こります。しかし、黄体機能不全ではこのホルモンの分泌が不十分なため、子宮内膜を維持することができず、通常より早く月経が始まるのです。その結果、黄体期が短くなり、生理周期全体も短くなります。
頻発月経は一時的なホルモンバランスの乱れによって起こることもありますが、なかには治療が必要なケースもあります。次のような症状がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
<受診のサイン>
・生理周期が24日以内の状態が続いている
・月に2回の生理が何度も繰り返される
・出血量が急に増えた、または極端に少なくなった
・出血期間がいつもと比べて短い・長い
・生理痛が強くなった
・めまいやだるさなど、貧血のような症状がある
これまでと明らかに違う変化がある場合は、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。日頃から基礎体温や月経の開始日・経血量などを記録しておくと、受診の際にも役立ちます。
頻発月経は、ストレスや睡眠不足、急激な体重の増減などが影響して女性ホルモンのバランスが崩れることで起こる場合があります。日頃から生活習慣を整えることが、月経周期を安定させるための基本的な対策です。
慢性的なストレスはホルモンバランスの崩れにつながります。ストレスの原因を完全に取り除くのは難しくても、自分に合った発散方法を見つけることが大切です。好きな音楽を聴く、入浴でリラックスするなど、日常の中で意識的に休息の時間を取り入れましょう。
質の良い睡眠を十分にとることも、ホルモンバランスを整える上で重要です。毎晩6時間以上の睡眠を確保し、就寝前のスマートフォンの使用を控えるなど、質の良い睡眠をとるための環境を整えましょう。
食事・運動・睡眠の時間がバラバラな生活は、体内時計を乱し、ホルモンバランスに影響を与えます。毎日の起床・就寝時間や食事のタイミングをなるべく一定に保ち、規則正しい生活リズムを心がけましょう。
暴飲暴食や極端な食事制限は、ホルモンバランスを乱す原因になります。1日3食を基本に、たんぱく質・野菜・炭水化物・良質な脂質をバランス良くとることを心がけましょう。また、適度な量をとることも大切です。
激しい運動はホルモンバランスを乱すことがありますが、適度な運動は血行を促進し、ストレス解消にも役立ちます。ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなど、体に負担のかからない運動を無理のない範囲で続けることが大切です。毎日少しずつ取り組むことで、生活リズムの安定にもつながります。
監修者のご紹介
佐藤杏月先生(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子どもの子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人と共に2020年八丁堀さとうクリニックを開業。
八丁堀さとうクリニック
生理に対する想いや悩みは、ひとりひとり違います。大王製紙の「エリス」シリーズは、あなたが望む生理の過ごし方を支えるために、使い心地にこだわった商品をそろえています。
「エリス ルナフィット(多い昼用)羽つき 23cm」は、多い日の昼間に対応したナプキンです。なめらかな肌ざわりの<表面ぽこぽこシート>がベタッと感を軽減し、身体の動きにフィットする<スライドフィット吸収体>で肌とのすきまをできにくくして経血をしっかりキャッチします。「エリス ルナフィット超スリム(多い昼用)羽つき 23cm」は、薄型でありながら吸収力を維持しており、外出時にも持ち運びやすいのが魅力です。
「エリス ルナフィット(多い昼用)羽つき 23cm」「エリス ルナフィット超スリム(多い昼用)羽つき 23cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス ルナフィット(多い昼用)羽つき 23cm
エリス ルナフィット超スリム(多い昼用)羽つき 23cm
「エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm」は、生理用品らしくないデザインの個包装で、ポーチやポケットにも入れやすいスリムな形状が特長。急な生理に備えてバッグに常備しておきたい方や、外出先でも使いやすいサイズを探している方にぴったりの商品です。さらに1.9mmの極薄シートにもかかわらず、超吸収ポリマーがぎっしり詰まっており、普通のナプキンの2倍※1の吸収力となっています。
※1 大王製紙「エリス 新・素肌感 ふつう~多い日の昼用 羽つき」との比較
「エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm
「エリスショーツ 昼・夜 長時間用」は、ナプキンとショーツが一体になった生理用ショーツ型ナプキンです。
夜用ナプキン約3枚分※の吸収力を備え、経血量が多い日でもしっかりサポートします。薄型の吸収体でゴワつきにくく、日中の外出やアクティブに動くシーンでも使いやすい仕様。ブラックカラーのデザインで見た目にも配慮されており、外出先でも気兼ねなく使いやすいのもポイントです。
※ 大王製紙「エリス新・素肌感 多い日の夜用羽つき」との比較。
「エリスショーツ 昼・夜 長時間用」については、下記のページをご覧ください。
エリスショーツ 昼・夜 長時間用
頻発月経は、生活習慣の乱れや思春期・更年期のホルモン変動、無排卵周期症、黄体機能不全などさまざまな原因で起こります。一時的なものであれば、生活習慣を整えて改善することもありますが、周期の短い状態が続く場合や、いつもと違う気になる症状がある場合は、自己判断せず早めに婦人科を受診するようにしましょう。
頻発月経は体からのサインである可能性もあります。自分の体の変化に早めに気づき、適切に対処することが大切です。
頻発月経とは、月経周期が24日以内で繰り返される状態を指します。周期には個人差があり、ストレスや環境の変化などによって一時的に短くなることもありますが、明らかに周期が短くなった状態が続く場合は婦人科への受診を検討しましょう。
頻発月経が起こる主な原因には、生活習慣の乱れや思春期・更年期によるホルモンバランスの変化などが挙げられます。また、無排卵周期症、黄体機能不全が関係していることもあります。複数の要因が重なっている場合もあり、原因はひとつとは限りません。
頻発月経は月経周期が24日以内と短くなり、早い間隔で繰り返される状態です。一方、不正出血は月経周期とは関係なく、予期しないタイミングで起こる出血を指します。自己判断が難しいケースが多いため、症状が続く場合は婦人科を受診しましょう。
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