
記事公開:2026.6.23
生理期間と外せない付き合いが重なり、体調が気になりつつも飲酒の場を完全に避けられないケースは多いでしょう。
生理中は体調が変化しやすく、普段とは体のコンディションが異なります。そのため、生理期間中はお酒が体に及ぼす影響にも注意が必要です。
この記事では、生理中のお酒との付き合い方についての調査結果や、生理中の飲酒が体に与える影響、お酒を飲む場合の注意点を紹介します。

監修者のご紹介
佐藤杏月先生
(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
クラブエリエール会員の女性を対象に、お酒との付き合い方について調査しました。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:クラブエリエール会員の普段からお酒を飲む20代以上の女性
調査期間:2026年4月6日~4月12日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:1,024件
■普段は一度にどのくらいの量のお酒を飲みますか?
「普段からお酒を飲む」と回答した20代以上のクラブエリエール会員の女性を対象に、一度にどのくらいの量のお酒を飲んでいるかを聞いたところ、「アルコール摂取量10g(ビール中びん0.5本、あるいは缶チューハイロング缶0.5缶程度)よりも少ない」「アルコール摂取量10gより多い」と答えた方がそれぞれ42.2%でほぼ同数でした。
また、「その週による」と答えた方も15.6%おり、傾向が分かれる結果となっています。
■生理中はお酒を控えますか?
次に、生理中はお酒を控えるか伺ってみると、「生理中はお酒を控える」と答えた方が27.1%に対し、「特に気にしていない」と答えた方が72.9%。多くの方が生理中であっても普段通りにお酒を飲んでいることがわかりました。
では、生理中にお酒を控えている方には、どのような理由があるのでしょうか。
■生理中にお酒を控える理由を教えてください。
生理中にお酒を控える理由として最も多かったのは、「体調が不安定になりやすいため」の45.5%。次いで「鎮痛剤を服用しているため」が30.3%、「普段より酔いやすいため」が27.1%でした。
飲酒を控える理由として最も多く挙げられたのは体調面への影響であり、約3割の方が鎮静剤を服用していることからも、生理中は体調が不安定になりやすい時期だということがわかります。また、酔いやすさへの懸念も上位に並んでいます。
また、「その他」と答えた方からも、お酒を飲むことによって体調が悪化すると感じている様子がみられました。
<生理中にお酒を控える理由(自由記述)>
・生理中はおなかがゆるくなり、飲酒をするとさらに悪化するため
・体の冷えを強く感じるため
・翌日の二日酔いがひどいため
・むくみがひどくなるため
・以前生理中に飲酒をしたときに2度吐き戻すほど気持ちが悪くなったことがあり、控えるようになった
・いつもより眠くなりやすいため
生理期間中はホルモンバランスの変化や経血による体への負担から、普段と比べてアルコールの影響を受けやすいため、飲酒量は控えるのが望ましいでしょう。お酒に含まれるアルコールは、体に入ると主に肝臓で無害な物質へと分解され、体外へ排出されます。この肝臓の働きによって、飲酒後も体内にアルコールが残り続けないようになっています。
しかし、女性はもともと男性に比べてアルコールを代謝できる量が多くありません。さらに女性ホルモンの影響でアルコールの代謝が遅くなるほか、脂肪が多く体の水分量が少ないため血中アルコール濃度も高くなりがちです。ただでさえ体調が不安定になりやすい生理中は、アルコールによって不調が悪化する可能性もあります。
飲酒量を考える際は、お酒を何杯飲んだかという量ではなく「純アルコール量」で考えることが重要です。厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」の目安を1日平均純アルコール20g程度としており、女性はより少ない量にすることが望ましいとされています。また、一般社団法人日本健診財団の「月経周期とダイエット」によると、女性の場合は10g程度が目安です。この目安を具体的な飲酒量に換算すると、以下の表のようになります。
■節度ある適度な飲酒の目安
| 種類(アルコール度数) | 男性の場合 ※純アルコール20gに相当 |
女性の場合 ※純アルコール10gに相当 |
|---|---|---|
| ビール(5度) | 中びん1本(500ml) | 中びん0.5本(250ml) |
| 缶チューハイ(5度) | ロング缶1缶(500ml) | ロング缶0.5缶(250ml) |
| 日本酒(15度) | 1合(180ml) | 0.5合(90ml) |
| 焼酎(25度) | 0.6合(約110ml) | 0.3合(約55ml) |
| ウイスキー(43度) | ダブル1杯(60ml) | シングル1杯(30ml) |
| ワイン(14度) | 1/4本(約180ml) | ワイン1/8本(約90ml) |
生理期間中はその日の体調を最優先に、飲酒量を控えめにするのが望ましいでしょう。
生理中は、普段よりもアルコールの影響を受けやすい時期です。ここでは、生理中にお酒が体に及ぼしやすい影響について解説します。
生理中は、経血による体内の血液量の減少により、血中アルコール濃度が高くなります。そのため、普段より酔いやすく、二日酔いにもなりやすいでしょう。
アルコールには利尿作用があり、摂取すると体内の水分が失われやすくなります。ただでさえ生理中は体調が不安定になりやすい時期です。水分不足によって頭痛やめまい、だるさなどの不調を感じやすくなります。
アルコールには血管を拡張させる作用があるため、生理中に飲酒すると一時的に経血量が増えることがあります。生理中はもともと経血により鉄分が不足しやすく、貧血気味になる方も少なくありません。飲酒によって経血量が増えると、めまいや倦怠感といった貧血の症状が強く出ることもあります。
生理中は、子宮を収縮させるホルモンの作用により、腹痛や腰痛といった生理痛が起こりやすい時期です。アルコールの摂取によって、子宮の収縮による痛みをより強く感じる場合があります。また、飲酒による脱水も、生理痛の悪化につながる要因です。
生理前後はホルモンバランスの変化により、気分の落ち込みやイライラなどが起こりやすい時期です。飲酒によってこれらの影響を増幅させてしまうことも少なくありません。飲酒によって一時的に気分が軽くなることもありますが、過度な飲酒は依存につながる可能性もあります。
生理中に「お酒を一切飲んではいけない」とまではいえません。生理中であっても、仕事上の付き合いや会食などで飲まざるを得ない場面もあるほか、飲酒が気分転換やストレスをやわらげるツールとなっている方もいるでしょう。
ただし、生理中は、前述のとおり普段より体調の変化の影響を受けやすい時期です。お酒を飲む場合は、体の状態を最優先し、量やペースに十分注意することが大切です。
生理中に飲酒をする場合は、体の状態に合わせた飲み方を意識することが大切です。普段と同じように飲んでしまうと、不調を感じやすくなることもあるため、無理のない範囲で楽しむことを心がけましょう。ここでは、生理中にお酒を飲むときの注意点を解説します。
生理中は酔いが回りやすく、アルコールの代謝にも時間がかかる場合があります。そのため普段のアルコール摂取量よりも控えることを意識するほか、周囲のペースに合わせるのではなく、自分の体調に合わせて飲むことが大切です。1杯ごとの間隔を空ける、ソフトドリンクを挟む、空腹での飲酒を避けるなど、負担を抑える工夫を取り入れるのもよいでしょう。また、生理中に限らず多量飲酒は肝臓への負担にもつながるため、無理に飲まない判断も大切です。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分が失われやすくなります。脱水は頭痛やだるさ、めまいといった不調の原因にもなるため、飲酒の合間に水やソフトドリンクをこまめにとることを意識しましょう。
生理痛で鎮痛剤を服用しているあいだは、飲酒しないのが原則です。アルコールは薬の作用や副作用に影響を与える可能性があり、肝臓や胃への負担が大きくなることもあります。
アンケートでは、生理中のお酒の飲み方や過ごし方についても伺いました。生理中に飲酒をするときに、クラブエリエール会員がどのようなことに気をつけ、どのような工夫をしているのかも、ぜひ参考にしてみてください。
■生理中にお酒を飲むときに、気をつけていることを教えてください。
生理中にお酒を飲むときに気をつけていることを伺ったところ、「強いアルコールは避けている」が53.4%、「お酒と一緒に水を飲むようにしている」が29.2%、「体を冷やさない飲み方を選んでいる」が26.7%と、対策をしつつお酒を飲んでいる方も多いようです。
さらに、「その他」を選択した方の回答からも、生理中の体調を労わるさまざまな工夫がみられました。
<生理中にお酒を飲むときに気をつけていること(自由記述)>
・いつもより量を減らす
・一緒に温かいお茶を用意する
・貧血になりやすいので、牛肉やマグロ、ほうれん草などの鉄分の多いツマミを作る
・生理中はどうしても飲みたいときに「1杯だけ」と決めている
・しじみ汁を飲む
生理中でも、自分なりの工夫を取り入れながらお酒と上手に付き合っている方が多いようです。無理をせず、体調に合わせた飲み方を心がけることが、生理中の飲酒においても大切なポイントといえるでしょう。
監修者のご紹介
佐藤杏月先生(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子どもの子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人と共に2020年八丁堀さとうクリニックを開業。
八丁堀さとうクリニック
飲み会や外出の予定があるときに、生理が来てしまうことはありますよね。体調や気分に波がある時期だからこそ、無理をしないことはもちろん、できるだけ快適に過ごせる工夫も大切です。とくにナプキンなどの生理用品は、外出時の安心感や過ごしやすさに大きく関わるポイント。ここでは、不安定な時期にもやさしく寄り添う「エリス」シリーズをご紹介します。
外出時や長時間の予定がある日でも、快適に過ごしたいときに頼れるのが「エリス ルナフィット(特に多い昼用)羽つき 27cm/超スリム(特に多い昼用)羽つき 27cm」です。体の動きに合わせてフィットする<スライドフィット吸収体>により、ズレやヨレを抑えながら、経血をしっかりキャッチします。
また、肌とのこすれを抑える形状や、ベタつきにくい<表面ぽこぽこシート>で、デリケートな時期の不快感にも配慮。特に多い日でも安心して使えるので、外出先でも気にせず過ごしやすいのが特長です。
「エリス ルナフィット (特に多い昼用)羽つき 27cm/超スリム(特に多い昼用)羽つき 27cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス ルナフィット(特に多い昼用)羽つき 27cm
エリス ルナフィット超スリム(特に多い昼用)羽つき 27cm
外出や飲み会などで長時間席を外しにくい日には、薄さと吸収力を兼ね備えた「エリス コンパクトガード」も心強いアイテムです。わずか1.9mmの極薄シートながら、しっかり吸収できる設計で、長時間でもべたつきにくく快適さを保てます。
ショーツの接着部分の面積が122%※にUPし、動いてもモレ安心。コンパクトで持ち運びやすい個包装デザインも特長で、ポーチやポケットにもすっきり収まるので、外出先での取り替えのしやすさもポイントです。
※ 大王製紙従来品比
「エリス コンパクトガード(特に多い昼用)羽つき 25cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス コンパクトガード(特に多い昼用)羽つき 25cm
長時間の外出や飲み会、すぐにトイレに行けない場面では、「エリスショーツ 昼・夜 長時間用」も安心感のある選択肢です。ナプキンとショーツが一体になった設計で、モレやズレを防ぎながら、長時間でも快適に過ごしやすいのが特長です。
夜用ナプキン約3枚分※の吸収力を備え、経血量が多い日でもしっかりサポートします。薄型の吸収体でゴワつきにくく、日中の外出やアクティブに動くシーンでも使いやすい仕様。ブラックカラーのデザインで見た目にも配慮されており、外出先でも気兼ねなく使いやすいのもポイントです。
※ 大王製紙「エリス新・素肌感 多い日の夜用羽つき」との比較。
「エリスショーツ 昼・夜 長時間用」については、下記のページをご覧ください。
エリスショーツ 昼・夜 長時間用
生理中の飲酒は、必ずしも避けなければならないものではありません。ただし、普段より酔いやすくなったり、不調を感じやすくなったりすることがあります。
お酒は、その日の体調や症状に応じて上手に付き合うことが大切です。生理痛や体調不良が強い場合は飲酒を控え、休息を優先してください。また、生理に伴う不調が日常生活に影響する場合は、医療機関へ相談することもひとつの選択肢です。
生理期間を少しでも快適に過ごすために、自分の体の状態に耳を傾けながら、無理のない過ごし方を心がけましょう。
生理中はお酒を飲んではいけないわけではありません。しかし、生理中のお酒は「控えめ」が望ましいでしょう。女性は男性に比べてアルコールを代謝できる量が少ないほか、女性ホルモンの影響でアルコールの代謝が遅れやすく、生理中の飲酒で体調が悪化する恐れもあります。普段より量とペースを控えめにして、無理をしないようにしてください。
生理中は、普段よりも酔いやすく、二日酔いにもなりやすい状態です。また、脱水による頭痛・だるさ・めまい、貧血の助長、経血量の一時的な増加、生理痛の悪化などにつながる可能性があります。精神面では、生理前後の気分変動やPMSの症状が普段より強く出ることもあるでしょう。
お酒の量を控え、飲むペースをゆっくりにし、周りに流されずに自分のペースで飲むことが大切です。お酒とあわせて水やソフトドリンクで水分補給を心がけるほか、お湯割りなどの体を冷やしにくい飲み方を選ぶようにしましょう。また、鎮痛剤を服用しているあいだは、飲酒しないのが原則です。
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