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ホーム エリス(elis) お役立ち情報 PMS(月経前症候群)とは?症状や対処法、PMDDとの違いを解説
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PMS(月経前症候群)とは?症状や対処法、PMDDとの違いを解説

記事公開:2026.9.17

生理が近づいてくると、気分が落ち込んだり、体がだるかったりと、なんとなく調子が悪くなる経験のある女性は多いでしょう。こうした生理前に感じる心身の不調は、「PMS(月経前症候群)」が関係しているかもしれません。

この記事では、PMSとは何か、主な症状、原因、対処法について解説します。さらに、クラブエリエール会員の女性を対象にしたPMSに関するアンケート結果も紹介しています。みなさんの声を参考に、自分に合った対処法を見つけてみてください。


監修者のご紹介

佐藤杏月先生
(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)


PMSとは?

PMSとは?

PMS(月経前症候群)とは、排卵後から生理が始まるまでの黄体期(月経前の3〜10日間くらい)に現れる心身の不調のことです。「Premenstrual Syndrome」を略して「PMS」と呼ばれています。

最も大きな特徴は、生理が始まると数日以内に症状が軽くなるか消失する点です。特に20代〜30代に多いとされていますが、初経から閉経前まで、どの年代でも起こりうることが知られています。

PMSの主な症状

PMSの症状は200種類以上あるといわれており、精神的なものと身体的なものに大きく分かれます。症状の種類や強さは個人差が大きく、毎回異なる症状が出ることもあるため、PMSだと気づかないケースも少なくありません。

以下のような症状が毎月のように月経の前に起こり、月経が始まると緩和される場合は、月経周期と関連して症状が起きていると考えることができ、PMSである可能性が高いといえます。

<精神的な症状>
・イライラして怒りっぽくなる
・感情が不安定になる
・些細なことで泣いてしまう
・気分の落ち込み・憂鬱・無気力
・不安感
・不眠・眠気
・偏食・過食
・集中力・判断力の低下
・引きこもりがちになる
・人との関わりが煩わしくなる など

<身体的な症状>
・頭痛
・腰痛
・腹部や乳房の張り・痛み
・肌荒れ・ニキビ
・腹痛
・便秘
・むくみ
・倦怠感
・のぼせ
・めまい など

PMDD(月経前不快気分障害)とは?PMSとPMDDの違い

PMSに関連する疾患として、「PMDD(月経前不快気分障害)」があります。PMDDは、PMSの中でも精神神経症状が特に強くあらわれ、日常生活・社会生活への影響がより深刻です。

例えば、以下のような症状があります。

<PMDDの症状の例>
・感情のコントロールができなくなる
・攻撃的/暴力的な振る舞いをしてしまう
・希死念慮が生じる など

症状が重い場合は早めに婦人科または心療内科を受診することが推奨されます。「自分の問題」だと抱え込まず、専門家に相談することが大切です。

PMSになる主な原因

PMSになる主な原因

PMSの原因ははっきりとわかっていませんが、排卵を機に2つの女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が多量に分泌され、月経直前にこれらが急激に低下することによる影響とみられています。

特に注目されているのが、「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内の神経伝達物質「セロトニン」への影響です。エストロゲンの急激な減少にともない、セロトニンの分泌量も低下することが知られており、これが気分の落ち込みやイライラといった精神症状と関連するとされています。

また、ストレス・睡眠不足・喫煙・飲酒・肥満などの生活習慣の乱れがある場合も、症状をより強く感じやすくなる可能性があります。

【アンケート】PMSについて調査!

生理前に、気分や体調に何らかの変化を感じる女性はどのくらいいるのでしょうか。そこで今回は、生理前の不調について、クラブエリエール会員の女性を対象にアンケートを実施しました。

※コメントは一部抜粋しています。


【調査概要】
調査対象:クラブエリエール会員の10代以上の女性
調査期間:2026年7月6日~7月12日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:886件


■生理前に感じた精神的な不調を教えてください。

生理前に感じた精神的な不調を教えてください

生理前に感じた精神的な不調を聞いたところ、「感情が不安定になる」が82.2%で最も多く、次いで「眠れない/眠気が強い」が54.7%、「偏食/過食」が53.3%、「集中力・判断力の低下」が33.0%と続きました。

感情の不安定さを挙げた方が8割を超えており、精神的な不調の中でも特に感じやすい症状であることがうかがえます。一方で、「不調を感じたことはない」と答えた方は5.5%にとどまりました。

また、「その他」と答えた方は、具体的な不調として以下のようなものを挙げました。

<生理前に感じた精神的な不調(自由記述)>

・せっかちになる
・自分の考えがわからなくなる
・いつもできていることができなくなる
・すぐに泣いてしまう

■生理前に感じた身体的な不調を教えてください。

生理前に感じた身体的な不調を教えてください

続いて、生理前に感じた身体的な不調を聞いたところ、「頭痛/腰痛/腹痛」が74.4%で最も多く、次いで「腹部や乳房の張り・痛み」が59.1%、「便秘/下痢」が54.6%、「肌荒れ/ニキビ」が46.3%、「めまい/のぼせ」が20.5%と続きました。一方で「不調を感じたことはない」と回答した方は1.5%と少ない結果となりました。

「その他」を選んだ方からは、以下のような回答も挙がっています。

<生理前に感じた身体的な不調(自由記述)>

・むくみ
・ぼーっとする
・寒気
・肩こり/関節痛
・口内炎ができる/歯肉炎になる
・風邪をひきやすくなる
・蕁麻疹やヘルペスができる
・微熱または高熱が出る
・かゆみ
・疲れやすくなる
・力が入らなくなる

※回答者個人の感想であり、PMSの直接的な症状のみを示すものではありません。

■不調によって、日常生活にどのような影響があったか教えてください。

不調によって、日常生活にどのような影響があったか教えてください

不調によって日常生活にどのような影響があったかを伺うと、最も多かったのは「体を動かすのがつらくなる」の56.7%、次いで「感情のコントロールができなくなる」が48.2%で、体調面・精神面それぞれの不調による影響が、上位2項目として挙がる結果となっています。

また、「過食や食欲不振で不健康な食生活になる」が43.3%、「睡眠不足や過眠で生活リズムが乱れる」が42.1%となり、食生活や睡眠といった生活の基盤となる部分にも支障が出ていました。

さらに、「仕事や勉強のパフォーマンスが落ちる」が42.2%、「外出や予定をキャンセルしやすくなる」が22.2%、「ミスや物忘れが増える」が21.6%で、割合としては上位の項目より低いものの、対人関係や社会生活にまで影響が及んでいる方も一定数いることがわかります。

「その他」と答えた方からは、以下のような回答が集まりました。

<不調による日常生活への支障(自由記述)>

・頭痛がひどくて家事や子どものお世話ができない
・イライラが止まらない
・食べ過ぎて太ってしまう
・下痢でトイレから出られなくなる
・頻尿になり、気持ちが落ち着かない
・人間関係が億劫になり、八つ当たりしてしまう

■生理前の不調を緩和するために、どのようなことをしているか教えてください。

生理前の不調を緩和するために、どのようなことをしているか教えてください

最後に、生理前の不調を緩和するためにしていることを聞くと、最も多かったのは「十分な睡眠/休息をとる」の42.4%でした。そのほか「ストレスを発散する」29.5%、「身体を温める」28.9%、「食事に気をつける」(18.7%)、「軽い運動をする」(17.9%)と、いずれも自分自身でできる対処法を試している様子がうかがえます。

一方で、「特に何もしていない/我慢する」と回答した方も23.1%で一定数おり、対処法を知らない、または対処するほどではないと感じている方も少なくないようです。

薬による対処では、「市販薬を服用する」が38.4%と全体で2番目に多く、「処方薬を服用する」は12.4%でした。まずは受診の前に市販薬で様子を見る方が多い傾向が見てとれます。

さらに、「その他」と答えた方にも具体的な内容を伺いました。

<生理前の不調を緩和するためにしていること(自由記述)>

・いつもより多めに運動をしている
・サプリメントを飲む
・ツボ押しやリンパマッサージをする
・立っているのがつらいので、家事を簡単にする(冷凍食品やお惣菜を活用)
・明るい色の服を身につけて気持ちを前向きにする
・ハーブティーを買う

これらの声からは、無理のない範囲で不調と付き合おうとしている様子がうかがえます。

PMSの対処法

PMSの対処法には「症状・傾向の記録」「生活習慣の改善」「医療機関への受診」という3つのアプローチがあります。すべてを同時に始める必要はなく、できることから少しずつ試していくことが継続のコツです。以下で詳しく見ていきましょう。

症状・傾向を記録する

PMSへの対処としてまずおすすめしたいのが、記録をつけることです。日記やスマホの生理記録アプリを使って「いつ・どんな不調があったか・強さはどの程度か」を毎日記録します。

記録を続けることで、自分の体のリズムを把握できるだけでなく、症状が出やすい時期に合わせた準備がしやすくなります。例えば、症状が強い時期に重要な予定を入れないようにしたり、あらかじめ休息時間を確保したりすることが可能です。

さらに、婦人科を受診する際に持参すると、医師に症状を効率よく伝えられるため、診断や治療方針の決定にも役立ちます。

生活習慣を改善する

食事・睡眠・運動・ストレスケアは、PMSの症状を緩和するための基本的なアプローチです。特別なことを始めなくても、日常生活を少し見直すだけで症状がやわらぐこともあります。

食事

3食バランスよく摂ることを意識しましょう。アルコール・カフェイン・喫煙はPMSを悪化させるリスク因子として知られているため、できる範囲で控えるのが望ましいといえます。

また生理前は、セロトニン分泌量の低下により精神的な症状が出やすくなります。セロトニンはアミノ酸の一種「トリプトファン」から作られますが、その際にはビタミンB6も必要です。トリプトファンを多く含む食品(大豆製品・乳製品・バナナなど)や、ビタミンB6を多く含む食品(魚・レバー・バナナなど)を意識して摂り入れることも有効でしょう。

睡眠

規則正しい睡眠を心がけることが重要です。セロトニンは睡眠のリズム調節にも関わるホルモンであり、睡眠の質にも影響します。日中に日光を浴びることでセロトニンが活性化するため、朝の散歩なども効果的です。

運動・ストレスケア

適度な運動を習慣にすることもおすすめです。ウォーキングやランニングなどの有酸素運動、ストレッチなどをすると、セロトニンの分泌を高める効果が期待できます。軽い散歩を毎日短時間でも行うなど、できることから少しずつ習慣化していきましょう。

医療機関を受診する

セルフケアで改善しない場合、または症状が日常生活・仕事・人間関係に支障をきたすほど重い場合は、婦人科を受診しましょう。精神的な不調が特に強い場合は、心療内科への相談も検討してください。受診時には日誌を持参し、症状の種類・強さ・出現時期をまとめておくとスムーズに相談できます。

PMSの治療法としては、主に以下のようなものがあります。

<治療の種類>
・漢方薬
・低用量ピル
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
・対症療法

効果や副作用には個人差があるため、医師と相談しながら自分に合った治療方針を決めることが大切です。「受診するほどでもないかな」と思っても、つらい症状が毎月続くのであれば、まずは相談してみることをおすすめします。

 

監修者のご紹介

佐藤杏月先生(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子どもの子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人と共に2020年八丁堀さとうクリニックを開業。

八丁堀さとうクリニック


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※1 当社「エリス 新・素肌感 ふつう~多い日の昼用 羽つき」との比較

「エリス コンパクトガード」については、下記のページをご覧ください。
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PMSと上手に付き合うことが大切

PMSは、生理前に起こる心身の不調で、多くの女性が経験しています。症状の種類や強さは人それぞれですが、自分の症状に合った対処法を知ることで、毎月のつらい時期を緩和することができるでしょう。

つらい症状が続く場合は、ひとりで抱え込まずに婦人科や心療内科に相談することをおすすめします。快適な毎日を過ごせるよう、生理前の不調をうまくコントロールしていきましょう。

よくあるご質問

PMSとは何ですか?

PMS(月経前症候群)とは「Premenstrual Syndrome」の略で、排卵後から生理が始まるまでの黄体期(月経前の3〜10日間くらい)に現れる心身の不調のことです。生理が始まると症状が数日以内に軽くなるか消失するのが特徴です。初経から閉経前まで、どの年代でも起こりうるとされており、特に20代〜30代に多いといわれています。

PMSの主な症状は何ですか?

PMSの症状は200種類以上あるといわれています。例えば、精神的な症状では、イライラ・感情の不安定・気分の落ち込み・不安感・不眠・過食などです。また、身体的な症状では、頭痛・腰痛・腹部や乳房の張り・肌荒れ・便秘・むくみ・倦怠感などがあります。症状の種類や強さには個人差があり、毎回異なる症状が出ることもあるため、PMSだと気づかないことも少なくありません。

PMSの対処法を教えてください。

PMSの対処法としては、「症状・傾向の記録(日誌をつける)」「生活習慣の改善(食事・睡眠・運動・ストレスケア)」「医療機関への受診(婦人科・心療内科)」の3つのアプローチがあります。まずはできることから少しずつ取り組んでみましょう。セルフケアで改善しない場合や、日常生活に支障をきたすほど症状が重い場合は、専門医への受診をおすすめします。

画像提供/PIXTA

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