赤ちゃんは大人よりも普段から体温が高く、36.5~37.5度くらいまでは平熱ととらえます。これは、赤ちゃんは体重当たりの摂取カロリーが大人よりも多いため、体内で活発にエネルギーが作られているためと考えられています。
大人であれば、37.5度にもなると発熱と倦怠感や寒気などの症状が見られるようになります。一方赤ちゃんは、37.5度になっても機嫌がよく食欲もあることがほとんどです。
しかし、大人と同様に赤ちゃんの平熱には個人差があります。熱は体調を示すバロメーターです。ちょっとした変化に素早く気づくためにも、日ごろから体温を測る習慣をつけ、平熱の状態を把握しておくとよいでしょう。また、体温は一日の中でも変化しますので、朝・夕の平熱を把握することが大切です。
胸や背中を毎日手で触っていると、ちょっとした変化にも気づきやすくなります。