
記事公開:2026.3.31
「離乳食はいつから始める?」「何から準備すればいい?」と、離乳食の進め方について悩むママ・パパも多いかもしれません。赤ちゃんが初めて母乳やミルク以外の食べ物を口にすることは、成長の大きな一歩であるとともに、どのようなものを与えればいいのか不安な面もあります。
この記事では、離乳食が必要な理由や始めるべきタイミング、月齢別のスケジュールと進め方のポイント、アレルギー対策などの注意点について解説します。

監修者のご紹介
竹中 美恵子先生
(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
離乳食を始める時期や進め方は、赤ちゃんによってそれぞれ異なります。「ほかの家庭ではどうやって進めているの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。今回は、クラブエリエール会員の先輩ママ・パパに、離乳食の進め方について調査しました。
※コメントは一部抜粋しています。
【調査概要】
調査対象:未就学のお子さまがいるクラブエリエール会員の20~70代男女
調査期間:2026年1月6日~1月11日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:328件
■離乳食を始めたのはいつ頃ですか?
離乳食を始めた時期について質問したところ、「生後5ヵ月頃」と答えた方が一番多く、162人でした。では、離乳食を進める上で、どのようなことが大変だったのでしょうか。
■離乳食の進め方で大変だったことはありますか?(複数回答)
離乳食の進め方で大変だったことを聞いたところ、「準備や調理に手間がかかる」が240人、「栄養バランスや食材選び」が176人など、多くの回答が集まりました。
また「その他」を選んだ人からは、下記のような回答も寄せられました。
<離乳食の進め方で大変だったこと>
・最初は少ししか食べず、ストックしても使い切るのが大変だった
・兄弟姉妹がいると1人目のとき程作る時間が確保しづらい
・細かく切るなどの調理が大変、味つけも薄く飽きて食べてくれなくなる
・大人の料理と子どもの料理を作るのが面倒だった
・何をしたらいいかわからず、調べるところから始めた
・口に運んでもまったく食べない状態が続いた
・手づかみ食べによる汚れが多かった
・アレルギーの確認と、そのための食材をそろえることに手間がかかった
では、実際に離乳食を進めて大変だと感じた際に、皆さんはどのような工夫で乗り切ったのでしょうか。次のアンケートで聞いてみました。
■離乳食を進めるのが大変だったときに、どのような工夫をしましたか?(複数回答)
「離乳食の作り置きをして保存した」が235人、「市販のベビーフードや冷凍食品を活用した」が216人など、多くの回答が集まりました。
また「その他」と答えた人からは、下記のような回答が寄せられました。
<離乳食を進める際に工夫したこと>
・ベビーフードを常備して、1日3回になったら1回は必ず使用していた
・大人の食事を作る際に、多めに作って味をつける前に取り分けて冷凍した
・手間をかけずに調理できるようハンドミキサーを購入した
・インターネットで作れそうな離乳食を探して試した
・食べないときはあきらめ、また数日空けてからチャレンジした
・ごはんを食べずバナナだけは食べるので、無理はさせず様子を見た
離乳食とは、母乳やミルクから形のある食べ物へと少しずつ慣れていくための食事のことです。赤ちゃんが幼児期以降に食事をしっかりとれるようになるための大切なプロセスであり、主に「かむ力・飲み込む力をつける」「栄養を補う」「味覚や生活リズムを育む」という役割があります。
最初のうちは栄養をとることよりも、スプーンで食べることや素材の味に慣れるなどの練習が目的であるため、食べる量が少なくても心配しすぎる必要はありません。まずは、赤ちゃんが唇や舌、あごを動かして、食べ物を飲み込んだりつぶしたりする動きにチャレンジすることが大切です。
また、成長に伴って、母乳やミルクだけでは不足しがちな鉄分やエネルギーを離乳食から補いつつ、食事が増えてくればだんだんと母乳やミルクの量を減らしていく流れになります。
離乳食を開始する時期は、生後5~6ヵ月頃が目安とされています。ただし、赤ちゃんの成長には個人差があるため、月齢だけで判断せず、赤ちゃんの状態をよく観察して判断することが大切です。
具体的なサインとしては、まず赤ちゃんの首がしっかりすわり、大人の抱っこや支えによって座れることが挙げられます。また、大人が食事をしている様子をじっと見たり口を動かしたりして興味を示す、よだれの量が増える、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなるといった様子があれば、離乳食を始める準備が整ったといえます。赤ちゃんの体調や機嫌がいい日を選んでスタートしてみましょう。
離乳食は、赤ちゃんの成長に合わせて「初期・中期・後期・完了期」の4段階で進めていきます。下記の図のように、それぞれの時期で、食べ物の硬さや食事の回数を少しずつステップアップさせていく必要があるため、具体的にどのように進めていくのか、見てみましょう。
■離乳食の進め方
生後5~6ヵ月頃から始める離乳食の初期は、食べ物を飲み込むことに慣れる時期です。まずは1日1回、米と水の量を1:10で炊いた「10倍がゆ」を小さじ1杯与えることからスタートしてください。赤ちゃんの様子を見ながら徐々に量を増やしたり、野菜や豆腐などを試したりしていき、順調に進めば1日2回へと増やしていきます。
調理の目安は、水分を加えてなめらかにすりつぶしたペースト状や、食材を裏ごししてヨーグルトくらいの硬さになった状態です。この時期はまだ母乳やミルクから栄養のほとんどをとるため、授乳は赤ちゃんが飲みたいだけ与えて問題ありません。
生後7~8ヵ月頃の離乳食の中期になると、食事の回数は1日2回が定着してきます。この時期の目的は、舌と上あごを使って食べ物をつぶして食べる練習をすることです。
調理形態は、舌でつぶせる豆腐くらいの硬さを目安に進めます。野菜などは細かく刻み、徐々に小さな固形物を認識させていきましょう。味覚が発達する時期でもあるため、だし汁などを活用して素材の味を知ってもらうのもポイントです。
離乳食の量が増えると、母乳やミルクを欲しがる量は自然と減っていきます。ミルクの回数は1日4~6回が目安です。
生後9~11ヵ月頃の離乳食後期からは、食事を1日3回にしてママ・パパと一緒に規則正しいリズムを作っていきます。自分の手で食べたがる「手づかみ食べ」も始まる時期なので、赤ちゃんの意欲を大切にしてあげてください。
調理の際は、歯ぐきでつぶせる食べ頃のバナナくらいの硬さを意識します。また、鉄分が不足しやすくなるため、赤身の魚や肉、レバーなどを取り入れることも重要です。
ミルクは1日2回程度、母乳ならもう少し多くてもいいでしょう。
1歳~1歳半頃になると、いよいよ離乳食の完了が近づきます。栄養の大部分を食事から摂取できるようになり、手づかみ食べ以外にも、自分でスプーンやフォークを使いたがる場面も出てくるでしょう。
調理の目安は、歯ぐきで噛めるやわらかめの肉団子くらいの硬さです。大人に近い食事ができるようになりますが、まだかむ力や消化機能は未発達なため、味つけは薄味を心掛け、一口の大きさにも注意が必要です。
この時期になると、栄養の多くを食事からとれるようになるため、母乳やミルクは卒乳に向けて徐々に回数を減らしていくのが一般的です。
離乳食を進める上では、赤ちゃんの健康を守るためにアレルギー対策や食材選び、衛生管理が欠かせません。具体的にどのような点に注意すべきか、見ていきましょう。
初めての食材を与える際は、万が一アレルギー症状が出た場合に備えて、平日の午前中などすぐに医療機関を受診できる時間帯を選びましょう。必ず加熱したものを1種類ずつ、少量から与えるのが基本です。特にアレルギーの原因になりやすい卵や牛乳、小麦などを初めて試すときは、体調の変化がないか確認しながら進めましょう。
離乳食で注意すべき食材として、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつや黒糖を与えないでください。これらには、乳児ボツリヌス症を引き起こすボツリヌス菌が含まれている可能性があるためです。加熱調理でも死滅しないため、加工食品にも気をつける必要があります。
また、赤ちゃんの食中毒や下痢を防ぐため、刺身や生卵などの生ものも避けましょう。
そのほかにも、喉に詰まらせやすい餅やナッツ類は、乳幼児期には与えないようにし、ぶどうやミニトマトなどの丸い食べ物は、必ず細かく切ってから与えるようにしてください。
赤ちゃんの体は免疫力が弱いため、調理前には必ず手を清潔に洗い、食材には十分に火を通すことが大切です。包丁やまな板などの調理器具も使用ごとに洗剤でよく洗い、定期的に熱湯消毒を行うとより安心です。
離乳食を作り置きして保存する場合は、調理後すぐに冷ましてから冷凍・冷蔵し、食べさせる直前には中心部までしっかり再加熱することを習慣にしましょう。
離乳食は、赤ちゃんが食べる練習を行う期間です。成長のスピードはそれぞれ異なるため、予定どおりに進まなくても焦る必要はありません。無理なく進めるための工夫や、離乳食スタートに伴うおむつやおしりふき選びのポイントについて見ていきましょう。
離乳食は毎日続くものだからこそ、ママ・パパが無理をしないことが大切です。時間があるときに離乳食を作り置きして冷凍保存したり、市販のベビーフードを活用したりして、調理の手間を上手に軽減しましょう。赤ちゃんが思うように食べてくれないときや、準備が大変なときは、周囲にサポートをお願いするなど、心にゆとりを持って進めることが継続のコツです。
離乳食が進んで食事の内容や量が変わってくると、赤ちゃんのうんちの状態や回数も変化していきます。また、ハイハイやたっちなど活動量が増える時期でもあるため、その時々の成長段階に適したおむつを選びましょう。モレにくさはもちろん、赤ちゃんの肌にやさしい素材の物を選んで、食事中も遊びの時間も快適に過ごさせてあげることが大切です。
監修者のご紹介
難病指定医、小児慢性特定疾患指定医、子どもの心相談医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医、キレーション認定医。小児科医としての臨床を積みながら皮膚科や内科を学び、家族全員を1つの病院で診られるワンストップの病院を目指して姉妹で開業する。
女医によるファミリークリニック
離乳食が進むにつれて、赤ちゃんのうんちの回数や状態が変化し、活発に動くようになるとおむつからのモレも心配になります。「グーン」シリーズは、長く快適に過ごせることを目指したラインナップで、お子さまとママ・パパの笑顔を応援します。
離乳食期の赤ちゃんは、自分で動ける範囲が広がり、おむつ替えに苦労する場面も多く出てきます。「グーン モレ0へ」シリーズは、そんなママ・パパの「たいへん」を減らす紙おむつです。<ぽこぽこでうんちキャッチ>機能は、表面の凹凸でゆるうんちを防ぎ、背中や足まわりからのモレをしっかりガードします。また、進化した吸収体<たっぷりパワフル吸収>によって、たっぷりのおしっこやうんちをしっかり吸収。さらに、たくさん動く赤ちゃんのために<ぴったりすきまモレ防止>機能を採用。背中と足まわりのギャザーがぴったりとフィットして、すきまモレをブロックします。
「グーン モレ0へ」シリーズについては、下記のページをご覧ください。
「グーン モレ0へ」シリーズ
離乳食が始まると、おむつ替えのときにおしりをキレイにするだけでなく、食事での汚れなどを拭き取る回数も増えてきます。「グーン 水分たっぷりおしりふき」は、そんな時期のママ・パパに役立つアイテムです。水分をたっぷり含んだシートで、肌をこすらずにさっと拭きとれるのが特長。不純物・イオンなどを取り除いた純水を99%使用し、デリケートな時期も安心です。乳幼児のおしりふきとしてはもちろん、手や体も拭ける便利なアイテムです。
「グーン 水分たっぷりおしりふき」については、下記のページをご覧ください。
グーン 水分たっぷりおしりふき
母乳やミルクのみのときにはやわらかかったうんちも、離乳食が始まると少しずつ固くなり、おしりにこびりつきやすくなります。こびりついたうんちは無理にこすらず、「グーン よごれすっきり厚手おしりふき」でやさしく拭き取りましょう。配合された乳液成分がうんちになじみ、厚手のぽこぽこシートがうんち汚れをしっかりキャッチ。シートが厚手なので、手が汚れにくいのもうれしいポイントです。
「グーン よごれスッキリ厚手おしりふき」については、下記のページをご覧ください。
グーン よごれスッキリ厚手おしりふき
離乳食の進め方は、ひとりひとりの赤ちゃんの成長や食欲に合わせて進めていくことが大切です。思うように食べてくれないときや、準備が大変に感じるときは、市販のベビーフードを上手に活用したり、周囲の力を借りたりしながら、ママ・パパ自身の負担を減らす工夫も忘れないでください。
離乳食が進むことで、赤ちゃんの活動量や排泄にも変化が現れます。その時期にぴったりのおむつを選んで、赤ちゃんとの食事の時間を心地よく過ごせるようにサポートしてあげたいですね。
離乳食を始めるのは生後5~6ヵ月頃が目安ですが、月齢だけで判断するのではなく、赤ちゃんの成長も確認する必要があります。「首がしっかりすわっている」「支えがあれば座れる」「大人が食べている姿に興味を示す」といった様子が見られたら、赤ちゃんの準備が整ったといえるでしょう。
初めての食材を与える際は、食物アレルギーに備えて、必ず加熱したものを1種類ずつ、少量から与えるのが基本です。万が一の際に医療機関を受診しやすいよう、平日の午前中など体調に変化があっても対応できる時間帯を選びましょう。
離乳食を始めて初期や中期のうちは、まだ栄養のほとんどを母乳やミルクからとる時期です。離乳食のあとに赤ちゃんが欲しがるだけ与えて問題ありません。離乳食の後期以降は、食事のリズムが整い、栄養の多くを食事からとれるようになるにつれ、徐々に回数を減らしていくといいでしょう。
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