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防災の備蓄術 ローリングストック法で在宅避難に備えよう

首都直下地震や南海トラフ地震の脅威から、地震への備えの重要性はますます高まっています。また、日本では毎年のように台風や集中豪雨などの水害が起きており、避難生活を送る可能性は誰にでもあるといえるでしょう。
一方で、感染症対策や避難所不足から在宅避難の必要性も叫ばれています。今回は、災害に備えて私たちは何を行うべきなのかを考えてみます。

在宅避難とは自宅で避難生活を送ること

在宅避難とは、災害発生時にそのまま自宅で生活を送ることをいいます。コロナ禍のさなかに起こった災害時には、人が密に集まることを避けながら避難する方法として注目されました。ただし、災害時に誰もが在宅避難できるというわけではありません。
災害発生時、避難所に行くべきか在宅避難をするべきかは、大きく2つのポイントで判断します。

自宅での避難生活に危険はないか

在宅避難の判断ポイント1つ目は、「自宅での避難生活に危険はないか」です。家屋の倒壊や焼損、浸水や土砂災害といった被害に遭う危険がないかを確認します。不安を感じるときや危険と判断したときは、すぐに避難所や避難場所へ行きましょう。

自宅で避難生活が不安なく送れるか

在宅避難の判断ポイント2つ目は、「自宅で避難生活が不安なく送れるか」です。食事や水、生活必需品などの備えがあり、他人のサポートがなくても避難生活ができるかを確認します。サポートなしでは自宅で生活できないときや、生活に不安があるようであれば、避難所や避難場所へ行きましょう。

高まる在宅避難の必要性

日本は、毎年のように大きな自然災害に見舞われています。ここ数年を振り返ってみても、2021年7月の熱海市伊豆山土石流災害や、2022年8月の北陸・東北地方の記録的な大雨など、その被害は甚大です。ところが、日本は世界でも有数の災害大国でありながら、実は、災害時に活用される避難所の数が決して十分とはいえません。

日本の総人口は約1億2,500万人ですが、2018年に内閣府が公表した「避難所について」という資料によれば、全国の指定避難所の数は7万5,895ヵ所。確保している福祉避難所数は、わずか2万2,579ヵ所しかありません。また、内閣府の「首都直下地震の避難者対策について」という資料では、東京都区部において、自区内避難に対して約60万人分の避難所が不足すると想定しています。
こうした避難所不足の問題から、在宅避難が注目されています。 

ローリングストック法で備蓄品の管理が簡単に

いざというときのための備蓄品ですが、賞味期限や保管する場所などの管理は大変なもの。そこでおすすめなのが、ローリングストック法です。
ローリングストック法とは、日用品や食品を少し多めに買い置きしておき、古いもの(消費期限・賞味期限が近いもの)から日常的に消費して、減った分を買い足して補充する方法です。普段使いのものと備蓄品を区別しないため、特別な保管場所を用意する必要もなく、いざというときに期限切れといった失敗もありません。

なお、コロナ禍が拡大した当初、「紙が不足する」という誤った情報によって、トイレットペーパーが手に入らなくなるという出来事がありました。ところが、ローリングストック法を実践していた方は備蓄があったため、すぐに困ることはなかったといいます。生活に密着した日用品は、多めに備えておくことが大切といえるでしょう。

実際に備蓄品を用意しよう

災害時用の非常食というと、やはり乾パンや缶詰がよいのでしょうか?また、防災グッズには1台で何役もこなせる多機能なものもあり、どれを選べばいいのか悩んでしまいます。
ここでは、備蓄用の非常食や防災グッズ選びのポイントのほか、おすすめの保管方法、具体的な備蓄品リストについてご紹介します。

非常食や防災グッズは専用品じゃなくていい

非常食は、乾パンや専用の缶詰といった特殊なものをそろえる必要はありません。おいしいレトルト食品や、フリーズドライのインスタント食品など、実際に使ったり食べたりした上で、自分が気に入ったものを選ぶことが大切です。
非常食の目的は、災害後、食料が手に入りにくくなる1週間~1ヵ月を支えること。それくらいの期間であれば、レトルト食品やインスタント食品も十分に日持ちします。何より、災害時に苦手な味の非常食を我慢して食べるのと、好きな食事を食べるのでは、気持ちの余裕が全然違うでしょう。

また、防災グッズに関しても高機能・多機能なものより、使い慣れたものが一番。どんなに多機能でも災害時に使いこなせなくては意味がありません。例えば、お湯を沸かすとき、本格的なアウトドアストーブよりもカセットガスコンロのほうが直感的に使いやすいという方も多いはず。災害備蓄品と難しく考えず、普段から使い慣れたグッズを用意しておくのがおすすめです。

備蓄品は分散して保管する

在宅避難用の備蓄品は、防災用のスペースを特別に作って保管するよりも、分散して備蓄するのがポイントです。備蓄品を1ヵ所にまとめておくと、地震でドアが歪んだり、棚が倒れたりして取り出せなくなることがあります。また、水害などで保管場所に浸水したとき、せっかくの備蓄品がすべてダメになってしまうかもしれません。

そこで、食材を保管している場所のすぐ横に非常食を用意したり、普段トイレットペーパーをストックしている場所に多めに置いたりと、日常の延長として備蓄するのがおすすめです。いつもの場所に備蓄することで、災害時でも「どこに置いたんだっけ?」と迷うことがないでしょう。

在宅避難用の備蓄品リスト

在宅避難用の備蓄品として用意しておきたいグッズをリスト化しました。なお、★のついたものは、ローリングストック法で備えておくことができるものです。

<在宅避難用グッズ13選(4人家族を想定)>
★水(2L×6本入りの箱を5箱・7日分):飲料水として
★非常食(レトルト食品やフリーズドライ食品を84食・7日分):食事は健康・元気の源
★カセットコンロ・ボンベ(15本・1ヵ月分):温かい食事をするための必需品
★ラップ(ロングタイプを7~8本):食器に被せて使うと節水になる
★トイレットペーパー(ダブルタイプ30mを6.5ロ―ル):災害後に手に入りにくくなるので多めにあると安心
★ポリ袋(大200枚、中・小各50枚):調理、水の運搬、トイレなど多目的に使用
★口腔ケア用ウエットティシュー(100枚入りボトル7本・1ヵ月分):断水時も口中を清潔に保つ
★体拭きウエットタオル(12枚入り10パック・1ヵ月分):1枚で全身が拭けるサイズのものを
・新聞紙(10日分):紙食器や手作りトイレ、防寒など多目的に活用できる
・クーラーボックス(1個):停電時の冷蔵庫の代わり(保冷材もいっしょに用意する)
・携帯ラジオ:停電時の情報収集に(電池も忘れずに)
・携帯トイレ(140個・7日分):水洗トイレが使えない場合に備えて
・LEDランタン(最低3個、できれば部屋数):リビング、トイレ、キッチンなどに

日頃からできる防災の備えとは?

「備蓄品をそろえたから、防災対策は万全」というものではありません。ここでは、日常的にできる防災の備えについてご説明します。

防災をポジティブに楽しむ

防災に関して大切なのは、人と人とのつながり。家族間の連絡手段や、ご近所付き合いといった日常的なつながりが、災害時の強い味方となります。

電話会社の災害用伝言サービスなどは、使い慣れていないととっさに活用できないもの。普段から家族でSNSのグループを作り、連絡ツールとして使い慣れておくほうが緊急時の連絡手段として役立ちます。また、近所の人たちとつながりを作ることも大切。すれ違うときに軽く挨拶をする程度の間柄でも、災害時に声を掛け合ったり、助け合ったりすることができるでしょう。

また、防災というとネガティブなイメージがありますが、ポジティブに楽しむことも重要です。例えば、非常食として、普段は買わないような高級カレーやレトルト食品を用意しておき、月に1回、ローリングストック法のために非常食を食べる日を作ります。いつもよりも豪華な食事に、非常食の日が楽しみになるはず。
ほかにも、電気を使わずランタンだけで1日過ごす日を作るなど、防災グッズに慣れ親しむ場をイベント的に取り入れていくことが大切です。

自分に合った防災アプリを見つける

災害時、食料や防災グッズと並んで大切な情報。災害時に必要な情報をリアルタイムで手に入れるには、スマートフォンの防災アプリが便利です。今のうちにいくつか使ってみて、一番自分にフィットするものを見つけておくといいでしょう。

また、防災アプリは天気予報や公共情報を手に入れやすいのですが、ローカル情報には弱い面があります。そこで、市町村の防災情報メールに登録したり、自治体による防災情報のSNSをフォローしたりしておくと、より安心です。

生活必需品の備蓄も忘れずに

ティッシュペーパーやトイレットペーパー、おむつ、生理用品などはどれも生活必需品ですが、災害後すぐには十分に供給されない可能性があります。
非常時に慌てることのないよう、普段から使用している日用品はローリングストック法で備蓄しておくことが大切です。

<非常時に役立つエリエール製品>
ティシューペーパー
トイレットティシュー
ウエットティシュー
ペーパータオル
マスク
からだふき
生理用品
ベビー用紙おむつ
大人用紙おむつ

備蓄におすすめの商品をピックアップ

「エリエール」の商品の中から、トイレットティシュー、ウエットティシュー、からだふき、生理用品に関して、災害用の備蓄品に適したおすすめ商品をピックアップしました。

トイレットティシュー「エリエール i:na(イーナ)トイレットティシュー 3.2倍巻」

「エリエール i:na(イーナ)トイレットティシュー 3.2倍巻」は、長巻タイプのトイレットティシュー。12ロール分の長さが4ロールのサイズになったコンパクト設計なので、ストックのための収納場所を取りません。柔軟剤処方&エンボス加工の改良でふんわり感をキープ。新開発の「ふっくら巻き取り加工」で、長巻タイプなのにやわらかな風合いを実現しています。

※1ロールの長さ25mとの比較
「エリエール i:na(イーナ)トイレットティシュー 3.2倍巻」については、下記のページをご覧ください。
エリエール i:na(イーナ)トイレットティシュー 3.2倍巻 ダブル
エリエール i:na(イーナ)トイレットティシュー 3.2倍巻 プリント

ウエットティシュー「エリエール 除菌できる」シリーズ

衛生面が気になる身のまわりの除菌に役立つのが、「エリエール 除菌できる」シリーズ。アルコールを配合したシートで、水を使わずに拭くだけで菌を除去します。災害時用の備蓄品には、容量が多く使いやすいボトルタイプがおすすめ。除菌だけでなく、ウイルスの除去ができるものもあります。 「エリエール 除菌できる」シリーズについては、下記のページをご覧ください。
エリエール 除菌できるアルコールタオル
エリエール 除菌できるアルコールタオル ウイルス除去用

からだふき「アテント からだふき」

「アテント からだふき」は、災害などでシャワーを浴びることができないときに役立つ、厚手・大判のからだふきです。アロエエキスとヒアルロン酸を配合し、パラベン(保存剤)無配合のノンアルコールタイプ。水が使えない状況でも、1枚でしっかりからだを拭くことができます。
「アテント からだふき」については、下記のページをご覧ください。
アテント からだふき

生理用品「エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン」

「エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン」は、シンプルなパッケージデザインを採用した生理用品。個包装も、中身が透けにくい落ち着いた色味で、そのまま持ち歩いても目につきません。シートは「素肌のきもち 超スリム」シリーズと同様のもの。やわらかな肌当たりと、「ハネナガ・ナミガタ・スッキリ幅」にこだわった独自のカタチが特長です。「エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン」については、下記のページをご覧ください。
エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン

在宅避難に関するQ&A

在宅避難の必要性や判断基準はわかりましたが、在宅避難のメリット・デメリットも気になります。また、どんな家が在宅避難に適しているのかなど、疑問は尽きません。
そこで、暮らしの中でできる防災について伝える、NPO法人プラス・アーツの小倉丈佳さんに、こうした疑問をぶつけてみました。

Q. 災害時、避難所に行かずに自宅で過ごすことのメリット・デメリットは何でしょうか?

小倉さん:在宅避難のメリットは、住み慣れた自宅で生活できるので心と体の健康に良いことですね。避難所では、見ず知らずの人たちと共同生活をすることになるため、プライバシーが確保できなかったり、会話の声が気になったり、生活リズムが違ったりと、ストレスを感じるケースが多いんです。

在宅避難のデメリットとしては、あらかじめ備蓄をしていないと生活が苦しくなることです。例えば、災害で水道やガス、電気といったライフラインが止まってしまったとき、飲料水やカセットガスコンロなどの備えがないと、飲み水や温かい食事が手に入りません。また、支援物資や必要な情報は避難所に集まるので、在宅避難した人も、物資や情報を得るためにこまめに避難所に足を運ぶ必要があるということも注意してください。

Q. 在宅避難に適した家の条件はありますか?

小倉さん:自宅が在宅避難に適しているかどうかは、建物自体の耐久性と立地などが関係してきます。
例えば、建築した年が耐震基準の新しくなった1981年以降の建物、木造住宅なら2000年以降の建物であれば、ある程度の地震の揺れまで耐えることができます。もちろん、家屋に異常がなくても、家具が倒れてドアをふさいだり、窓ガラスが割れてしまったりしたら住むことはできません。家具が転倒しないような対策をとることは必須ですね。

立地については、役所などで配布しているハザードマップで、自宅周辺が浸水エリアや土砂災害エリアとなっていないか確認できます。そのほか、自宅周辺の環境もチェックしてください。木造住宅が密集しているエリアでは、火災が起こると火が燃え広がる可能性があります。こうした場合は、避難所、友人・知人の家、ホテル・旅館など自宅外への避難を想定しておくことをおすすめします。

Q. 在宅避難のためには、何日分の備蓄が必要なのでしょうか?

小倉さん:一昔前は「災害に備えて、3日分の食料や水を用意しておくといい」といわれていましたが、ここ数十年で大きな災害を何度も経験した結果、現在は国も「1週間分の備蓄」を推奨しています。
災害後に救助隊が到着しても、災害発生から72時間は人命救助が最優先で行われます。その後、生活基盤を支えるインフラの復旧が優先されるため、支援物資を配る体制が整うまでに1週間程度かかるというのがその理由です。自治体が備えている食料や水などはすぐ配られると思いがちですが、特に大規模な災害の場合は、災害後1週間は食料や水が手に入らないと考え、各家庭で乗り切る準備をしておくことが大切です。

また、マンションの高層階に住んでいる人の場合、災害でエレベーターが止まってしまうと階段で上り下りをしなくてはいけません。そこで、頻繁に上り下りをしなくても良いよう、ちょっと多めに10~14日分備蓄するというように、1週間分を基本として、ご自宅の状況に合わせて日数をプラスしていく形で調整してください。

災害を自分事と捉え、普段から備えよう

災害の備蓄品というと、特別なものをそろえなければと思いがち。ですが、普段から使っているものや食べているもの、トイレットペーパーなどの日用品を多めにストックするローリングストック法なら、無理せず備蓄ができます。
災害を自分事として捉え、自宅の状況や周辺環境、家族との連絡ツールなども確認しておきましょう。

画像提供/PIXTA

取材・監修協力

NPO法人プラス・アーツ
東京事務所長 小倉丈佳さん


愛媛県出身。大学・大学院と教育学を学ぶ。ウェブ制作を中心とするデザイン事務所を経て、2007年にプラス・アーツに入社。「教育」「デザイン」というスキルを活かし、防災を楽しく学べる教材や啓発ツールの作成、企業の社内向け防災啓発活動のコンサルティングなどを手掛ける。

NPO法人プラス・アーツ



 
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