1. ホーム
  2. エリス(elis)
  3. 生理中に運動をしても大丈夫?注意点とメリットを紹介

クリニック TOP

心と体の生理トラブル

生理中に運動をしても
大丈夫?

生理中は、下腹部の痛みや頭痛、めまいなど、さまざまな体の不調が現れやすくなります。また、経血漏れを気にして運動を控えてしまうという人も多いのではないでしょうか?
しかし、生理中の適度な運動には嬉しい効果があります。今回は、生理中におすすめの運動と注意点について解説します。

生理中はいつも通りに運動してもいい? 生理中に体を動かすメリットとは

生理中は体調不良になりやすいため、できれば静かに過ごしたいですよね。特に生理痛が辛い人は運動する気にはならないでしょう。
もちろん、ゆっくり静かに過ごすことに何ら問題はありません。しかし、生理中の適度な運動には、以下のような嬉しい効果が期待できます。

血行の改善

子宮は筋肉でできており、比較的血行が良い臓器です。しかし、体の冷えや運動不足などによって血行が悪くなると、子宮の筋肉が硬くなってしまうことがあります。
子宮は、不要な子宮内膜を経血として体外へ排出するために、収縮を繰り返しています。生理中に下腹部や腰が痛くなるのは、子宮収縮によるものです。
血行の悪化によって、子宮が硬くなると不要な子宮内膜を排出するために、さらに強く子宮が収縮し、生理痛の悪化につながります。
運動には、全身の血行を良くする効果があるため、生理中に適度な運動を行うことで滞っていた血行が良くなり、生理痛を緩和することができるのです。

ストレス解消

生理中は女性ホルモンの分泌バランスが乱れやすいため、気分の浮き沈みが激しくなります。生理中に訳もなくイライラしたり、悲しくなったりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
適度な運動にはストレス解消効果があり、生理中の不安定な気持ちやストレスを解消してくれるのに適しています。一方、体力を激しく消耗するようなスポーツは、かえってストレスや体調不良の原因になることがありますので、疲れすぎない軽めの運動を取り入れることが大切です。

生理中におすすめのスポーツ3つ

生理痛の緩和には運動が良いといっても、運動ならなんでも良いわけではありません。なるべく体に負担のかからない範囲でできる、以下の3つがおすすめです。

ストレッチ

ストレッチは自宅で気軽に行うことができます。生理中に固まってしまった筋肉がほぐれるため、血行改善効果が高く、生理痛の緩和におすすめです。
ただし、痛みが残るほどのストレッチはおすすめできません。体の状態に合わせて心地良い痛みを感じる程度に止めましょう。

ヨガ

ヨガは全身のストレッチ効果があり、気持ちを落ち着かせてストレス解消効果を得ることもできます。普段から趣味でヨガをやっている人は、生理中も積極的に取り入れてみましょう。
ただし、ホットヨガのようなハードなヨガは体調不良を起こしやすい生理中にはおすすめできません。また、ヨガをやったことがない人は、思わぬ怪我につながってしまうため生理中に始めるのはおすすめできません。

軽いランニングやウォーキング

有酸素運動である軽いランニングやウォーキングは、血行改善効果があるのでおすすめです。また、日光を浴びて景色を見ながらの運動は、生理中のストレス解消にも良いでしょう。
生理中は思わぬ体調不良が起こりやすいため、あまり遠くへ足を延ばさずに、いつでも休憩できる公園や自宅の近くで行うことをおすすめします。

生理中のスポーツで心配な、経血漏れやナプキントラブル対策

生理中は適度な運動をしたほうがよいとはいえ、経血漏れが心配という人も多いでしょう。また、体を動かすことによってナプキンが擦れ、肌トラブルも懸念されます。
生理中に運動やスポーツをする場合には、どのような対策をすれば良いのでしょうか?以下を参考にしてみてください。

  • ナプキンのズレを防ぐため、羽根つきで大きめのものを使う
  • ごわごわしないスリムタイプを使う
  • 万が一の漏れに備えて黒や紺などの暗い色のボトムを着用する
  • 汗をかいて蒸れやすくなるため、ナプキンはこまめに交換する
  • 長時間連続した運動は避ける

生理中の運動・スポーツは、貧血に注意

生理中には、生理痛だけでなくさまざまな体調不良が起こりやすくなります。
その中で注意したいのは貧血です。生理中は経血によって血液と鉄分が失われるため、貧血になりやすくなっています。普段から貧血気味の人は特に注意が必要です。
貧血によって、めまいや立ちくらみなどの症状が突然現れることがあります。特に運動中や運動後はこれらの症状が起こりやすいため、転倒や怪我には十分に注意してください。
生理中の運動は、血行改善やストレス解消など嬉しい効果がありますが、体調をみながら無理のない範囲で行いましょう。また、不調を感じたときには運動を中止してゆっくり休みましょう。

このウェブサイトでは継続的な改善を目的にCookieを使用しています。Cookieの詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。