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ホーム キミおもい お役立ち情報 猫にトリミングは必要?メリットや適切な頻度、注意点を解説
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猫にトリミングは必要?メリットや適切な頻度、注意点を解説

記事公開:2025.07.16

ネコちゃんはきれい好きで、毛づくろいをするセルフトリミングの習性があり、清潔を保ちやすい動物です。しかし、ペットのネコちゃんの場合、健康と快適な暮らしのためにブラッシングや爪切りといった人の手によるトリミングも必要です

この記事では、ネコちゃんにトリミングが必要な理由やそのメリット、トリミングの注意点などを詳しく解説します。ネコちゃんにとって負担が少なく、快適なケアを続ける参考にしてください。

ネコちゃんの快適な生活に必要なトリミングの種類と頻度

ブラッシング中のネコ

ネコちゃんにとっての「トリミング」とは、主にブラッシングや爪切り、シャンプー、カットといった自宅でできる日常ケアを指します

ネコちゃんは元々自分で毛づくろいをする習性があり、基本的な清潔は自分で保つことができます。しかし、それだけではカバーしきれない部分もあり、特に長毛種やシニア期のネコちゃんにとっては、オーナーさんの手によるサポートが欠かせません。

トリミングを行えば、毛玉や皮膚トラブル、爪の引っかかりによるケガを予防でき、ネコちゃんが毎日を快適に過ごせます。さらに、ブラッシングで抜け毛を押さえればアレルゲンの飛散を抑える一助となるため、オーナーさんやご家族の猫アレルギー対策の一環として役立つことがあります。

ここからは、トリミングの詳細と推奨する頻度を紹介します。

ブラッシング

ブラッシングとは、ブラシやくしを使って被毛を整えるケアです。毛玉の予防や抜け毛の軽減に役立ちます。特に換毛期には抜け毛が増えるため、定期的なブラッシングが必須といえるでしょう。短毛種でもブラッシングを怠ると毛が絡まりやすくなり、皮膚病の原因になります。

短毛種のネコちゃんは週に数回、長毛種のネコちゃんはできれば毎日ブラッシングを行うのが理想です

爪切り

ネコちゃんの爪は、専用の爪切りを使って安全にカットしましょう。ネコちゃんの爪は生活の中で自然には削れず、爪とぎでは古くなった爪がはがれるだけで、爪の長さや先端の鋭利さが変わることはありません。

伸びすぎると家具を傷つけたり、オーナーさんを引っかいてしまったりするおそれがあります。自宅での爪切りが難しい場合は、動物病院やトリミングサロンの利用も検討してください。

特に、シニア期のネコちゃんや、関節炎を患っているネコちゃんは、すべての爪を上手に爪研ぎができなくなる場合があります。爪をとげなくなると、爪は永遠と伸び、ネコちゃんの肉球に突き刺さって痛みにつながるほか、化膿すると感染症にもつながります。このような事態を防ぐためにも、こまめな爪切りは大切です。

子猫は1~2週間に1回、成猫は3週間~1ヵ月に1回、シニア期のネコちゃんは2週間に1回程度を目安に、爪の状態をこまめにチェックして切ってあげましょう。

ネコちゃんの爪切りの詳しい内容については、下記のページをご覧ください。
猫の爪切りの方法は?道具や手順、嫌がられないためのコツを解説

シャンプー

室内で暮らすネコちゃんは、前述のとおりセルフグルーミングをするため汚れにくく、シャンプーは基本的に必要ありません。ただし、長毛種のネコちゃんのほか、皮脂が多い猫種のネコちゃん、皮膚トラブルがあるネコちゃんにはシャンプーが有効です。被毛を美しく保つために、1〜2ヵ月に一度のシャンプーが推奨されます。また、オーナーさんやご家族に猫アレルギーがある場合は、ネコちゃんを定期的にシャンプーすることで、症状を比較的抑えて生活できるとされています。

シャンプーする場合は、ネコちゃんに過度なストレスを与えないよう、洗い方や環境を工夫するとよいでしょう。猫専用の低刺激シャンプーを使い、短時間で済ませるのがコツです。事前にブラッシングすると、汚れや抜け毛が落ちやすくなります。

シャンプーについてはこちらの記事をご覧ください。
猫にシャンプーは必要?頻度や手順、嫌がるときの対応を解説

カット

ネコちゃんの毛を短くするカットは、主に長毛種に必要なケアです。被毛が伸びすぎると毛玉ができやすくなるほか、通気性が悪くなり皮膚炎の原因になることもあります。また、毛が長いネコちゃんは、グルーミングをすることで毛を飲み込み、この毛が胃の中で毛玉になり、腸で詰まってしまいます。ネコちゃんが毛玉をよく吐くといった症状がある場合はサマーカットがおすすめです

特に夏場はサマーカットを取り入れることで、ムレや熱中症の対策にもつながります。サマーカットする頻度は、年に1度で十分ですが、毛玉をよく吐く場合は、冬場でも毛を短くしておかないといけません。難しい場合は、洋服を着させておく事も対処法となります。

なお、長毛種のネコちゃんで毛が絡んだり毛玉ができたりしたときはそのたびに毛玉部分をカットし、皮膚炎を防いであげてください。

短毛種のネコちゃんやシニア期のネコちゃんの被毛をカットする必要はありません。

ネコちゃんをトリミングするメリット

ブラッシング中の短毛種のネコ

ネコちゃんのトリミングは、見た目を整えるためだけのものではなく、ネコちゃんの健康を守り、快適な生活をサポートするための大切なケアです。トリミングによって得られる代表的なメリットは以下のとおりです。

毛玉を予防し美しい被毛を保つことができる

トリミングの中でもブラッシングは、ネコちゃんの被毛を美しく保つために役立ちます。特に長毛種や体型的に毛づくろいが難しいネコちゃんは、毛玉ができやすくなります。毛玉は皮膚炎やかゆみ、痛みの原因となることもあり、放置すると皮膚の健康に悪影響を及ぼします。

毎日のブラッシングで毛のもつれを防ぎ、被毛にツヤを与えれば、ネコちゃん本来の美しい毛並みを保つことができます。

飲み込む毛の量を減らせる

定期的なブラッシングは、ネコちゃんが毛づくろいの際に、自分の毛を飲み込む量を減らせます。過剰に毛を飲み込むと「毛球症(もうきゅうしょう)」という消化不良や嘔吐の原因となる病気を引き起こすことがあり、注意が必要です。

ブラッシングやシャンプーで抜け毛を取り除けば、飲み込む毛の量を減らせ、毛球症の予防になります。

病気を早期発見できる

ブラッシングや爪切りをする時間は、ネコちゃんの体にふれ、観察できる貴重なタイミングです。例えばしこりや腫れ、皮膚のただれ、傷などがある場合、早期発見につなげられます。

痛みがある部位にふれるとネコちゃんが嫌がったり、体をこわばらせたりするため、異常のサインに気づきやすくなります。日々のケアが健康管理の一環となり、ネコちゃんとの信頼関係を深めるきっかけにもなるでしょう。

快適な生活環境を保てる

定期的なトリミングにより抜け毛が減り、爪が適切な長さを保てるため、室内の清潔感が保たれます。オーナーさんにとっても室内の毛ぼこりが減り、家具や壁が爪で傷つくリスクも軽減されるでしょう。

ネコちゃん自身も毛玉や爪のトラブルがなくなり、ストレスの少ない快適な生活が送れるようになります。

熱中症対策になる

特に暑い季節には、長毛種のネコちゃんが熱をため込みやすく、熱中症のリスクが高まります。サマーカットを施せば通気性がよくなり、体温調整がしやすくなります

ただし、毛を短くしすぎると紫外線や外気の刺激を直接受けてしまうため、カットの方法には注意が必要です。

トリミングを実施する際の注意点

爪切り中のネコ

ネコちゃんは非常にデリケートな動物であり、急な環境の変化や身体を触られることに対して敏感に反応します。そのため、トリミングを行う際には、心身へのストレスを最小限に抑える配慮が必要です。ここからは、トリミングを安全かつ快適に行うための注意点をご紹介します。

無理強いをしない

ネコちゃんが明らかに嫌がっているときや、パニックを起こしている場合には、無理にケアを続けるのは避けましょう。特に水やドライヤーの音、見慣れない道具に対しては強い警戒心を示すことがあります。

ネコちゃんが嫌がっているのに無理にトリミングを続けるとトラウマになり、次回以降ますます嫌がるようになる可能性があります。ネコちゃんのケアは短時間で済ませるほか、静かな場所で行ったり、ごほうびを用意したりするようにしましょう。

ネコちゃんに合った方法を選ぶ

ネコちゃんの毛質や皮膚の状態、年齢、体調などに応じて、最適なトリミング方法は変わってきます。皮膚が敏感な子にはやわらかいブラシを選んだり、長毛種には毛玉ができにくいカットを取り入れたりするなど、ネコちゃんに合ったケアを心掛けましょう。

もし皮膚トラブルや体調面で不安がある場合は、かかりつけの動物病院に相談し、プロの判断を仰ぐことも大切です。

トリミングサロンや動物病院の活用も検討

ネコちゃんのトリミングは、基本的なケアであれば自宅でも対応可能です。特にブラッシングや爪切りは、オーナーさん自身が行えば節約になるだけでなく、ネコちゃんにとっても安心できるメリットがあります。

しかし、どうしてもネコちゃんが嫌がったり、オーナーさんが安全にケアできる自信がなかったりするなど、ご自宅でのケアが難しい場合には、トリミングサロンや動物病院といったプロへの依頼も選択肢のひとつです

ネコちゃんのトリミングをトリミングサロンや動物病院に依頼する主なメリットは、以下のとおりです。

専門知識と技術が高い

プロのトリマーや獣医師によるトリミングは、安全性と効率性に優れています。自宅外でのトリミングはネコちゃんにとって少なからずストレスにはなりますが、鎮静剤などの利用で短時間に済ませることで、ストレスを軽減させることもできます。また、皮膚トラブルや体調に応じた対応も可能です。

総合的なケアができる

トリミングサロンや動物病院では、爪切り、シャンプー、被毛のカットなど、複数のケアを一度に受けることができます。耳掃除や肛門腺の処理なども行えるため、ネコちゃんの清潔を保つために有効です。


監修者のご紹介

松田 唯さん
埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。 2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)を開設、院長となる。大学時代は医療の専門用語が苦手だったこともあり、治療法や薬についてわかりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解してオーナーさんが選択できる診療を心掛けるようにしている。

ガイア動物病院

松田 唯さん

【商品紹介】毎日のお手入れに「キミおもい肌にやさしいウエットティシュー」がおすすめ

ネコちゃんとの毎日の暮らしの中で、ちょっとした汚れや被毛のケアに役立つのが、「キミおもい 肌にやさしいウエットティシュー」です。デリケートなネコちゃんの肌にも配慮された設計で、日常のお手入れに最適なアイテムです。

このウエットティシューは、以下のようなシーンで活躍します。

<キミおもい 肌にやさしい ウエットティシューはこんなときにおすすめ>
・お顔まわりの汚れが気になるとき
・手足やおしりの部分的な汚れのふき取り
・シニアのネコちゃんや体をなめにくいネコちゃんの衛生維持

やわらかいシートとネコちゃんにやさしい成分でつくられており、肌への刺激が少ないため、安心して毎日使うことができます。

キミおもい 肌にやさしい ウエットティシュー

「キミおもい 肌にやさしい ウエットティシュー」については、下記のページをご覧ください。
キミおもい 肌にやさしい ウエットティシュー

愛猫に合った方法でトリミングし、快適な暮らしを送ろう

ネコちゃんにとってトリミングは、単なる見た目のケアではなく、健康維持や快適な生活環境づくりに役立つ大切な習慣です。特に長毛種や皮膚トラブルを抱えているネコちゃんにとっては、定期的なブラッシングやカットが欠かせません。

トリミングは、ネコちゃんの体調を知るきっかけにもなり、日常のコミュニケーションの一部としても非常に有効です。こまめなケアでネコちゃんがいつも清潔で健康に過ごせるよう、愛情を込めてトリミングを行ってあげましょう。

よくあるご質問

ネコちゃんのトリミングとは具体的にいうと何?

猫ちゃんの基本のトリミングは、ブラッシングと爪切りです。日常的に取り入れることで、毛玉や抜け毛対策、ケガの防止だけでなく、健康と清潔を保つことができます。長毛種の場合は、毛玉など部分的なカットも検討してください。

ネコちゃんにサマーカットは必要ですか?

長毛種で毛玉ができやすく、毛玉をよく吐くネコちゃんや、暑さに弱い体質のネコちゃんには、サマーカットは熱中症予防、毛玉予防として有効です。毛玉をよく吐く子の場合、冬場でもカットが必要な場合もあるので、獣医師に相談してください。短毛種のネコちゃんにはサマーカットは不要です。

ネコちゃんがケアを嫌がる場合はどうすればいい?

ネコちゃんがケアを嫌がる場合は短時間で済ませるほか、静かな場所で行ったり、ごほうびを用意したりするようにしましょう。嫌がっているのに無理に続けると逆効果になるため、徐々に慣れさせていくことが大切です。自宅でのケアが難しい場合は、トリミングサロンや動物病院に相談することをおすすめします。

画像提供/PIXTA

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