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犬が便秘になるのはなぜ?原因や動物病院へ行く目安、予防法を解説

記事公開:2024.3.26

ワンちゃんの排便のトラブルというと、真っ先に下痢を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、便秘も見過ごしてはいけない症状のひとつ。便秘が続くとワンちゃんが苦しいだけでなく、病気やケガが潜んでいたり、脱水や衰弱につながったりする可能性があるからです。

ここでは、ワンちゃんの便秘を早期発見・解決するために知っておきたい便秘の原因のほか、動物病院へ行く目安と便秘の予防法について解説します。

ワンちゃんは何日うんちが出ないと便秘?

普段と比べてうんちが出る回数が少ない、トイレで長くいきんでいる、出たうんちが乾燥して固いといった症状があるときには、ワンちゃんの便秘が疑われます。
ただし、人間の便秘に「◯日以上」といった日数の定義がないのと同様に、ワンちゃんの便秘にも明確な日数の基準はありません。一般的には、丸3日以上排便がない場合に便秘と診断されることが多いようです。

排便の回数は食事や運動量によっても異なるため、いつもと違う状態にすぐ気づけるよう、ワンちゃんの普段のうんちの回数や量、形状などをチェックしておきましょう。
まずは、目安となるうんちの回数と、便秘の可能性が考えられる症状についてご紹介します。

うんちの回数の目安

通常、うんちの回数は、成長とともに減っていきます。
子犬のうちは食事の回数が多く、消化器官も未発達のため、1日に5回以上排便することも珍しくありません。成犬になると消化吸収能力が鍛えられ、1日1~3回程度になります。

便秘の可能性がある症状や行動

普段よりもワンちゃんのうんちの回数が少なければ便秘が疑われますが、ほかにも気をつけたい症状や行動があります。便秘の可能性がある症状・行動の主なものは、下記のとおりです。

<便秘の可能性がある主な症状・行動>
・うんちをしようとして排便姿勢をとるが出ない(しぶり)
・うんちをする際にいきんだり、鳴いたりする
・うんちをしようとしていきんだときに吐いてしまうことがある
・水分が少なく、コロコロとした固いうんちが出る
・嘔吐することがある
・食欲が低下している

ワンちゃんの便秘の原因はさまざま

ワンちゃんが便秘になる原因は、食事や水分不足、病気などさまざまなものがあります。ここからは、代表的な便秘の要因について見ていきましょう。

食事

食事の内容は、便秘を引き起こす大きな要因のひとつです。特に、うんちのかさを増す不溶性食物繊維は、とりすぎると便が固く大きくなってしまい、排便しにくくなる可能性があります。食物繊維は、うんちのかさを増してくれる不溶性食物繊維と、便に水分を保持してくれる可溶性食物繊維のバランスが大切です。

体質に合わない食事をしたときや、自分の毛や砂、異物などの消化できない物を飲み込んだときも、便が固くなったり、出にくくなったりすることがあるため注意しましょう。

水分不足

何らかの原因でワンちゃんの水を飲む量が減ると、うんちに含まれる水分が少なくなるため固くなります。特にドライフードを食べている場合、食事からはほとんど水分がとれないため、意識的にワンちゃんがとる水分量を増やしてあげないと便秘になりやすいでしょう。

飲み水のお皿をよくひっくり返すワンちゃんや、吸水ボトルから水を飲むのが苦手でこぼしやすいワンちゃんも、摂取している水分量が把握しづらいため、実はあまり水分をとれていない可能性があります。注意して見てあげてください。

運動不足

ワンちゃんの運動不足が続くと、消化器官の働きが悪くなるため、便秘を引き起こす要因になります。特にシニア犬や、病気やケガをしているワンちゃんは活動量が落ち、便秘になりやすくなります。

加齢

人間と同じように、ワンちゃんも年齢を重ねると足腰の筋力が低下します。すると、排便の姿勢をとるのが難しくなり、踏ん張れなくなって便秘になる場合があるのです。

生活環境の変化

生活環境が変わって不安を感じたり、トイレが不潔で気に入らなかったりすると、うんちを我慢して便秘になるワンちゃんもいます。「トイレトレーの形状を変えた」「トイレの置き場所を変えた」といった些細に思えるような変化でも、ワンちゃんにとっては大きなストレスになることがあるため、慎重に行いましょう。

また、トイレの失敗を怒られたことがきっかけで、トイレに行くのを嫌がるようになるワンちゃんも少なくありません。ワンちゃんの個性をよく見て、適切な声がけで成長を支えていくことが大切です。

ワンちゃんのトイレトレーニングについては、下記のページをご覧ください。
犬のトイレのしつけ方とは?粗相を防ぐポイントや必要なグッズを解説 

薬の副作用

病気の治療のために服用している内服薬があると、その副作用で便秘を起こす場合があります。薬の服用を開始した時期と便秘が始まった時期が重なるようなら、薬を処方してくれたかかりつけの動物病院で相談しましょう。

病気・ケガ

動物病院で見られる便秘として最も多いのが、病気やケガが原因の便秘です。
例えば、直腸や肛門に腫瘍や炎症などがあると、排便姿勢をとるたびに痛みがあり、排便自体を避けるようになります。排便時に鳴いたり、トイレに行く回数が極端に減ったりした場合は、うんちをスムーズに出せなくなっている可能性があるため要注意です。

また、腸の位置のズレ、腸閉塞、前立腺肥大、骨盤骨折、会陰ヘルニアなどが原因のケースもあります。前立腺肥大は去勢手術で改善が見られることが多いです。それ以外は高度な治療が必要になる可能性があります。

ワンちゃんの便秘で動物病院へ行く目安

ワンちゃんのうんちの間隔が普段より空いていても、元気によく遊んで食欲があり、ほかに変わった症状が見られなければ、自宅で様子を見てもいいでしょう。

ただし、下記のような症状がある場合は放置せず、すみやかに動物病院を受診するようにしてください。

<動物病院を受診したほうがいいケース>
・丸3日以上うんちが出ない
・食欲が低下している
・元気がない
・嘔吐する
・おなかをさわると張っている/コロコロとした便に触れる感覚がある
・排便姿勢をとっているがうんちが出ない
・排便時に鳴く
・苦しそうにしている
・ぐったりしている

ワンちゃんの便秘を予防するには?

ワンちゃんの便秘を予防するには、どのようなことに気をつけると良いのでしょうか。ここからは、普段の生活でのポイントを3つご紹介します。

適切な食事や水分を与える

ドッグフードを変えたり、いつもと違う食材をあげたりしたタイミングで便秘になった場合は、食事を元に戻しましょう。ドライフードが中心の場合、フードに水分を加えて与えたり、水分を増やすためにウェットフードに変えたりするのもおすすめです。

併せて、体質や目的に合ったフードを選ぶことも大切です。通常のドッグフードの繊維質はだいたい10%以下ですが、ダイエット用のドッグフードには繊維質が多めに含まれている場合があります。適度な食物繊維の摂取は便秘解消に役立つ反面、とりすぎはかえって便秘になることがあるため、ダイエット用のフードを食べさせる場合は注意しましょう。前述のとおり、食物繊維の摂取は、不溶性と可溶性のバランスが大切です。

また、十分な水分の摂取も便秘解消には欠かせません。常に新鮮な水が飲める環境を用意してあげてください。給水ボトルから水を飲むのが苦手でこぼしてしまう、水をあまり飲みたがらないといったワンちゃんには、ボトルからボウルに変える、水飲み場を増やす、ごはんから水分をとれるようにするなどの対応が大切です。

散歩や遊びなど運動する習慣を作る

運動不足解消のため、適度に体を動かすことも大切です。
お散歩の回数を増やす、歩く距離を伸ばすといった工夫のほか、室内でワンちゃん用のおもちゃを使って遊ばせるだけでも腸が動いて、便秘の予防・改善効果が期待できます。

オーナーさんとの触れ合いはワンちゃんのストレス緩和にもつながるため、おもちゃでいっしょに遊ぶなど、楽しく体を動かせる時間を作ってあげると良いでしょう。

ワンちゃんのおなかをマッサージする

ワンちゃんのおなかをマッサージすると、排便につながる腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進されます。ぐっと押さえるとワンちゃんが苦しくなってしまうため、おなかに軽く手をあてて、ゆっくり円を描いてからおしり方向に手を動かして排泄を促すのがおすすめです。

ただし、ワンちゃんによってはおなかを見せることを嫌がる子もいます。ワンちゃんが嫌がる場合は、オーナーさんとの信頼関係にも影響を与える可能性があるため控えましょう。

ワンちゃんの日頃の様子に注意して、気になるときは早めに動物病院へ

ワンちゃんの便秘はよくあるトラブルのひとつですが、放っておくと悪化して苦しさが増してしまうこともあります。時には、便秘の影に重大な病気が隠れていることもあるため、普段からうんちの状態、排便の様子、トイレにいく回数などをチェックして、変化を察知できるようにしておきましょう。

なお、シニア犬では筋量低下が便秘を引き起こすことも珍しくありません。日常生活の様子から状態を見極め、気になる症状がある場合は動物病院を受診してください。

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よくあるご質問

ワンちゃんは何日以上うんちが出ないと便秘?

ワンチャンの便秘に明確な日数の定義はありませんが、一般的に3日以上排便がない場合を便秘と判断し、状態に応じて動物病院を受診するケースが多いようです。ワンちゃんのうんちの回数が普段よりも少ない、排便間隔が普段より長い、排便姿勢をとるのに排便をしないといった場合は便秘が疑われます。

ワンちゃんの便秘の原因は?

ワンちゃんの便秘の原因には、食事の内容や変化、水分不足などがあります。ドライフードを食べていて水をあまり飲まない、食物繊維を過剰にとっているといった場合は便が固くなり、排便しにくくなるでしょう。
また、運動不足や加齢による筋力低下も便秘につながる場合があります。中には、病気やケガによって排便姿勢をとると痛みがあり、排便を我慢して便秘になるワンちゃんもいるため、日頃からワンちゃんの様子に気を配ることが大切です。

ワンちゃんの便秘を予防するには?

ワンちゃんの便秘予防には、食事内容の見直しと、飲水量の確保が効果的です。ワンちゃんのごはんを変えて便秘になった場合は元に戻し、ワンちゃんが新鮮な水をいつでも飲める環境を整えてください。ドライフードをウェットフードに変えたり、フードに水を加えてやわらかくしたりするのもおすすめです。
ワンちゃんが喜ぶようなら、おなかをやさしくマッサージして排便を促してあげるのもいいでしょう。

画像提供/PIXTA 


監修者のご紹介
松田 唯さん
埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。
2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)を開設、院長となる。大学時代は医療の専門用語が苦手だったこともあり、治療法や薬についてわかりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解してオーナーさんが選択できる診療を心掛けるようにしている。
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