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ホーム エリス(elis) お役立ち情報 生理のときに注意すること~10代の生理痛~|エリス 女の子クリニック
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生理のときに注意すること~10代の生理痛~|エリス 女の子クリニック

記事公開:2024.9.6

「生理のときに注意すること~10代の生理痛~」では、生理周期が不安定な小学生~10代の生理痛対策や、生理のときに気を付けることついてご紹介します。

不安定な生理周期

思春期の女の子は生理周期が不安定なことが多く、正しい生理がある人は2人に1人です。
半分の人は3~5年の年月をかけながら、少しずつ周期は安定してきます。

生理がはじまったころはほとんどが無排卵性月経(むはいらんせいげっけい)ですが、周期が安定し排卵をともなう生理になると生理痛(せいりつう)を感じる人が増えてきます。
これは子宮の収縮(しゅうしゅく)が強く起こるために感じるもので、病気ではありません。

排卵があるということは、妊娠できる体に整ったということです。不用意な妊娠にいたるケースも多いので注意しましょう。

月経カレンダーをつけよう

一度順調になった生理周期が乱れる場合は、無排卵(むはいらん)、黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)といった病気があるかもしれないので、注意しましょう。

月経カレンダー手帳に生理のはじまった日、続いた日数、生理の時につらかったことなどをメモしておくと、異常があったときに婦人科の病院に行ったときに役立ちます。

強い生理痛はガマンしないように

生理痛がひどく学校へ行くのもつらく、起きていられないほどの状態を月経困難症(げっけいこんなんしょう)と言います。
10代の月経困難症(げっけいこんなんしょう)は病気ではないものがほとんどですが、あまりにつらい場合はガマンせず婦人科を受診しましょう。

生理痛を防ぐために生活で心がけること

体を冷やさない工夫をしましょう

冷えは骨盤内(こつばんない)の血液の流れを悪くして、生理痛を起こす大きな原因となります。体のサイズに合わないきつい下着も冷えにつながりますので気をつけましょう。

バランスの良い食事をきちんととりましょう

栄養が足りないと血液循環(けつえきじゅんかん)が悪くなり体が冷えやすくなって、生理痛や周期が乱れやすくなります。

太るのを気にして激しいダイエットをすると、体がストレスを感じ生理がこなくなることもあります。
体脂肪の落としすぎは、冷えやすい体になるので注意が必要です。

ふだんから運動をしましょう

生理中は激しい運動は避けた方がいいですが、日常での運動不足は冷えや血行不良の原因になります。
ふだんから体を動かして代謝のいい体づくりをしましょう。

ストレスをためないようにしましょう

ストレスは体にも心にもよくありません。
女性ホルモンの分泌をとどこおらせることになります。生活の中でじょうずに解消しておきましょう。
 


監修者のご紹介

永野 玲子先生
市川レディースクリニック 産婦人科 院長。日本医科大学卒。日本医科大学付属病院、日本医科大学多摩永山病院で研修。東京都立墨東病院、日本医科大学千葉北総病院勤務、船橋中央病院 産婦人科を経て、市川レディースクリニックを2019年7月開院。[学会認定医] 日本産科婦人科学会専門医、日本周産期新生児学会専門医(母体・胎児)、周産期(母体・胎児)指導医、母体保護法指定医。

市川レディースクリニック 


よくあるご質問

生理周期が不安定なのは異常?

思春期の女の子は生理周期が不安定なことが多く、正しい生理がある人は2人に1人です。半分の人は、3~5年の年月をかけながら、少しずつ周期が安定してきます。
なお、生理がはじまったころは、ほとんどが無排卵性月経(むはいらんせいげっけい)ですが、周期が安定して排卵をともなう生理になると、生理痛(せいりつう)を感じる人が増えてきます。これは、子宮の収縮(しゅうしゅく)が強く起こるために感じるもので、病気ではありません。

一度整った生理周期が乱れるのは?

一度、順調になった生理周期が乱れる場合は、無排卵(むはいらん)、黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)といった病気の可能性もあるので、婦人科の医師に相談することをおすすめします。
なお、手帳に生理のはじまった日、続いた日数、生理でつらかったことなどをメモしておくと、生理の異常で婦人科の病院に行ったときに役立ちます。

生理痛を予防するポイントは?

生理痛がひどくて、起きていられないほどの状態を月経困難症(げっけいこんなんしょう)といいます。あまりに生理痛がつらい場合は婦人科を受診しましょう。また、生理痛を予防するポイントとしては、下記のようなものがあります。

・体を冷やさない工夫をする
冷えは骨盤内(こつばんない)の血液の流れを悪くして、生理痛を起こす大きな原因となります。体のサイズに合わないきつい下着も冷えにつながります。

・バランスの良い食事をきちんととる
栄養が足りないと血液循環(けつえきじゅんかん)が悪くなり、体が冷えやすくなって、生理痛や周期が乱れやすくなります。また。無理なダイエットは、体がストレスを感じて、生理がこなくなることもあります。体脂肪の落としすぎも、冷えやすい体になるので注意が必要です。

・ふだんから運動をする
生理中は激しい運動を避けたほうがいいですが、運動不足は冷えや血行不良の原因になります。ふだんから体を動かして、代謝のいい体づくりをしましょう。

・ストレスをためない
ストレスは、体にも心にも良くありません。大きなストレスは、女性ホルモンの分泌をとどこおらせることになります。生活の中でじょうずに解消しておきましょう。

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