
記事公開:2026.4.22
お子さまの自由工作で、「何を作らせればいいのかわからない」「材料をそろえるのが大変」と感じているママ・パパも多いでしょう。実は、使い終わったティシューの箱やトイレットペーパーの芯が工作の材料になることをご存じですか?
この記事では、クラフト作家で保育士でもある宮地明子先生に、ティシューの箱とトイレットペーパーの芯を使った工作アイディアを教えていただきました。小学校低学年向けと高学年向けのアイディアを紹介しますので、ぜひ連休や夏休みにチャレンジしてみてください。

監修者のご紹介
宮地 明子さん
(クラフト作家・保育士)
どのご家庭にもあるティシューの箱やトイレットペーパーの芯は、加工しやすく丈夫なので工作にぴったりの材料です。
トイレットペーパーの芯は「円筒形」という優れた強度をもつ形状であり、積んだり立てたりしやすい構造です。ティシューの箱はすでに「箱型」として形が整っているため、ゼロから組み立てる手間が省けます。
どちらも本来は捨ててしまうものだからこそ、失敗を恐れずに何度でも作り直したり、大胆にデコレーションしたりしやすいのが魅力です。お子さまの創造力をのびのびと育てる上でも、気軽に挑戦できる材料といえるでしょう。
ティシューの箱とトイレットペーパーの芯を組み合わせて、えんぴつやハサミ、スティックのりなどをまとめて収納できるステーショナリーケースが作れます。土台の形を変えられるので、お子さまのデスクやリビングのすみなど、置きたい場所に合わせてアレンジ可能です。
ティシューの箱:1箱
トイレットペーパーの芯:4~5本
色画用紙、折り紙、マスキングテープ:お好みで
はさみ、カッター、スティックのり、木工用ボンド
1. ティシューの箱の天面(取り出し口がある上面)と、側面のうち長いほうの片側だけを切り取ります。切り取った側面の反対側の面には中央に切れ目を入れ、底面の中央に折りすじをつけます。
2. トイレットペーパーの芯をカットして、えんぴつやハサミを入れるのにちょうどよい長さにしましょう。長さはあえてバラバラにすると、組み合わせたときに個性が出せます。この工程は危ないので、必ず大人の方が切ってください。
3. カットしたトイレットペーパーの芯に、折り紙を貼ったりマスキングテープを巻いたりしてデコレーションします。
4. ティシューの箱にも好みで色画用紙や折り紙を貼ってください。
5. ティシューの箱の内側に、トイレットペーパーの芯を木工用ボンドで固定します。芯の下にする側に木工用ボンドを塗り、上からしっかり押さえて接着します。芯の並べ方は、土台の壁に沿わせなくても大丈夫です。
6. 木工用ボンドが乾いたら完成です。机の上や引き出しの上など、置き場所に合わせて並べ方を変えて使ってみてください。
土台と芯の配色を工夫すると個性が出ます。お子さまの好きな色の折り紙やマスキングテープでそろえると、自分だけのケースとして愛着がわき、楽しく片付けしてくれますよ。
磁石の力で金魚がくるくる回る、お祭りの金魚すくいをイメージした工作です。なぜ磁石で動くのかを一緒に考えながら作れるので、自由研究の題材としても取り組みやすいのではないでしょうか。
※金魚2匹の場合の分量
ティシューの箱:1箱
トイレットペーパーの芯:1本
割り箸:1膳
マグネット:3個
アルミホイル:20cm程度
折り紙(金魚のボディ用):1~2枚(1匹につき1/2枚)
折り紙、またはリボン(金魚のしっぽ用):お好みで
青系のキラキラ折り紙(箱用):1~2枚
丸シール:大きめの白4枚、小さめの黒4枚、ほかはお好みで
はさみ、カッター、スティックのり、セロハンテープ、両面テープ
1. トイレットペーパーの芯を半分の長さに切ります。この工程は危ないので、必ず大人の方が切ってください。
2. 半分に切った折り紙をトイレットペーパーの芯に巻き、巻き終わりをスティックのりでとめて、両端を内側に折り込みます。
3. 2で作った金魚のボディに、丸シールでうろこや目などの模様をつけましょう。目は白いシールに黒いシールを重ねて貼ってください。うろこは丸シールを半分に切ったものを貼ります。お子さまの自由な発想で、楽しく貼っていきましょう。
4. 金魚のボディに、しっぽを内側からセロテープで貼ります。ここではたたんだ折り紙を貼りましたが、リボンを切って貼るのもおすすめです。自由な発想で飾ってみてください。
5. 金魚のおなか側と割り箸にセロテープでマグネットをつけます。マグネットの向きは対極になるように、貼る前に磁石同士がくっつく向きを確認しましょう。
6. ティシューの箱の側面を、両端を少し残して切り取り、窓のように開けます。
7. ティシューの箱の天面に、青系のキラキラ折り紙を貼って水槽のイメージに仕上げましょう。側面には色画用紙を貼ります。
8. 天面のふちには、細く丸めたアルミホイルを両面テープで貼って金魚の落下を防止しましょう。
9. 金魚を箱の上に置き、割り箸をティシューの箱の窓から差し込んで金魚の下で動かすと、金魚がくるくる回ります。割り箸の先を金魚の下で動かして、お祭り気分で遊んでみてください。
金魚の色やうろこの模様は、お子さまの好きなようにアレンジして楽しみましょう。金魚は色を変えて何匹も作れば、よりお祭りらしい雰囲気になりますよ。
余裕があれば、箱の側面に魚や海藻のイラストを描いてみてはいかがでしょうか。
糸と割り箸で手足や頭を操る、マリオネット(あやつり人形)風のピエロが作れます。作ったあとは「うまく操れるか」を家族で競争するなど、夏休みの思い出づくりにもなるでしょう。
ティシューの箱:1箱
トイレットペーパーの芯:2本
割り箸:2膳
たこ糸:60cm✕4本、40cm✕1本
タピオカストロー(ピエロの腕・脚用):3本
金色の折り紙(ピエロの手足用):1枚
肌色の折り紙(ピエロの顔用):1枚
丸シール(ピエロの顔用):大きめの赤1枚、小さめの黒2枚、ほかはお好みで
紙コップ(ピエロの帽子用):1個
マスキングテープやカラーテープ(ピエロの帽子用):お好みで
色画用紙(ピエロの服用):1枚
その他の装飾用素材(折り紙、マスキングテープ、フリルリボンやパーティーモールなど):お好みで
はさみ、カッター、千枚通し(あるいはキリ)、ステープラー、赤色ペン、スティックのり、木工用ボンド、セロハンテープ、両面テープ
1. トイレットペーパーの芯で手足のパーツを作ります。芯を4等分し、金色の折り紙を縦4枚に切ったものを巻いてスティックのりでとめてください。その後、輪を貫通させるように、たこ糸を通すための穴を千枚通し(あるいはキリ)で開けます。
芯を切る工程と穴を開ける工程は危ないので、大人の方がサポートするか、大人の方が代わりに切ってあげてください。
2. 腕と脚はタピオカストローで作ります。タピオカストローを5センチ程度の長さに切ったものを8本用意しましょう。
3. 胴体を作ります。ティシューの箱を縦に2つに切り、ティシューの箱の長辺の側面4ヵ所に千枚通し(あるいはキリ)で穴を開けます。それぞれ端から2センチ程度の中央に開けてください。
4. 胴体と、手・腕、足・脚を組み立てます。60センチのたこ糸に、1で作った手足のパーツをとめる位置でたこ糸を結びます。続けて2で作ったタピオカストローを2本通してください。そのたこ糸を、3で作ったティシューの箱の穴に外側から通し、反対の外側に出します。
5. 反対側の外側に出したたこ糸にも同じようにタピオカストローを2本通し、手足のパーツを1つ通したら、パーツをとめる位置で結んでおきましょう。
もう1つのティシューの箱にも同様に、手足のパーツとタピオカストローをたこ糸に通してつなぎます。
6. 手足をつけたティシューの箱を好きな長さになるように重ね、ティシューの取り出し口からステープラーでとめたら胴体の完成です。たこ糸を避けて色画用紙を巻き、折り紙やシールなどで飾るとピエロの服になります。
7. 続いて顔を作ります。トイレットペーパーの芯に肌色の折り紙を巻いてスティックのりでとめ、片端の円周にはさみで縦に切り込みを入れます。1.5センチほどの切れ込みを1センチ間隔で入れたら外に広げ、「タコさんウインナー」のようにしてください。
8. 丸シールで目と鼻をつけ、口はペンで描きます。目のまわりにはピエロの化粧もしてあげましょう。ペンで描いてもOKですが、ここでは小さな丸シールを4つに切って貼りました。
9. 紙コップを適度な高さに切って帽子を作ります。底に穴を開けてたこ糸(40センチ)を通し、内側で結んでセロテープでとめます。帽子はマスキングテープやシールで飾りましょう。
10. 帽子ができたら、7~8で作った顔パーツの上部に木工用ボンドを塗り、帽子をかぶせて接着します。
11. 胴体の上に、10で作った顔と帽子をセロハンテープでとめます。顔と胴体をつないだ部分や服の裾の部分に、リボンやパーティーモールを飾るとゴージャスな仕上がりに。
11. 割り箸2本をクロスさせて木工用ボンドでとめます。割り箸の持ち手になる部分を決め、マスキングテープなどを巻いておきましょう。持ち手に近い部分に、帽子のたこ糸を結びます。
12. 持ち手と垂直になるほうの割り箸の両端に60センチのたこ糸を結び、手先の結び目と繋いだら完成です。持ち手を回すように動かすと、ピエロの手足が動きます。
たこ糸を通すときは、靴ひもの端のようにセロハンテープを巻いて固くしておくと通しやすいですよ。
糸の長さや結ぶ位置を少し変えるだけで、動き方の感じが変わります。うまく動かせるようになるまで何度か調整してみると、仕組みの理解につながるかもしれません。
ピエロの飾りや服は、お子さまの自由な発想の見せ所です。今回は折り紙とシールで飾りましたが、ペンで描くなど、好きなようにアレンジしていただくといいのではないでしょうか。
監修者のご紹介
宮地 明子さん
造形プランナー・イラストレーター。みずからの子育て期間に「こども美術教室」を主宰。年齢や季節に合わせた制作企画を保育雑誌や書籍に数多く提供する。
保育士資格を取得しており、保育園勤務経験で培われた細やかな工夫と具体性ある造形・絵画・遊びのプランを得意とする。都内数ヵ所の保育園で造形講師として制作の場を持ち、「幼児造形の可能性」について実践を伴った講演や研修会講師、ワークショップなども行う。
また、絵描き歌の先生としてTBS TV「プレバト」に出演。児童書への挿絵・表紙なども手掛け、個展・グループ展などで作品を発表している。著書に、『かんたん!あそべる!おもちゃ工作(4) びっくりこうさく』(小峰書店)、『かんたん!たのしい!12か月の製作あそびアイデアBOOK』(ナツメ社)、『みんなで楽しむ絵かきうた』(ナツメ社)がある。
宮地スタジオ
今回の工作で使うティシューの箱やトイレットペーパーの芯は、「エリエール」の商品でそのまま取り組めます。ふんわりした肌触りで日常に寄り添うエリエールのティシューとトイレットティシューを、ぜひ工作にも役立ててください。
ボックスタイプの「エリエール ティシュー」は、デスクやリビングに置きやすい箱型のティシューです。自然由来の柔軟成分配合で、肌にやさしいやわらかさ。1枚ずつ取り出しやすく、使いやすい設計です。
「エリエール ティシュー」については、下記のページをご覧ください。
エリエール ティシュー
「エリエール +Water(プラスウォーター)」ボックスタイプは、保湿成分を配合し、水分率を大王製紙通常品※1の170%※2にすることで、やさしくなめらかな触りごこちを実現したティシュー。お子さまのお口まわりをふくとき、頻繁に鼻をかむときにおすすめです。
※1:大王製紙の保湿成分非配合商品
※2:2023年7月温度23℃、湿度40~70%状況下の測定結果(大王製紙調べ)
「エリエール +Water(プラスウォーター)」については、下記のページをご覧ください。
エリエール +Water(プラスウォーター)
「エリエール トイレットティシュー シングル」は、パルプ100%で作り上げた上質なトイレットティシュー。蛍光塗料は不使用です。新改良のソフトエンボス加工を採用し、ふんわりとしたやわらかさをアップ※。さらにやさしい肌触りになりました。
※当社従来品との比較
「エリエール トイレットティシュー シングル」については、下記のページをご覧ください。
エリエール トイレットティシュー シングル
エリエール トイレットティシュー コンパクト シングル
「エリエール Theエリエール トイレットティシュー」は、「エリエール」シリーズ最高※のふんわり感と丈夫さを実現したトイレットティシューです。独自のボリュームエンボス加工で、水分をシート間にたっぷり吸収するので、温水洗浄トイレでお使いいただくのにもぴったりです。
※2025年3月現在のラインナップにもとづく(大王製紙調べ)
「エリエール Theエリエール トイレットティシュー」については、下記のページをご覧ください。
エリエール Theエリエール トイレットティシュー
ティシューの箱とトイレットペーパーの芯は、多彩な工作にそのまま使える便利な材料です。身近な素材だからこそ、失敗を恐れず何度でも作り直したり、デコレーションを楽しんだりできるのが魅力。ぜひ、連休や夏休みには、お子さまと一緒に「エリエール」のティシューの箱やトイレットティシュー芯を使った工作の時間を楽しんでみてください。
小さなお子さまの場合、ティシューの箱やトイレットペーパーの芯を切る、穴を開けるといった工程は必ず大人が担当してください。お子さまには、折り紙を貼る、シールを貼るなどの安全な工程を楽しんでもらいましょう。テーブルに新聞紙やビニールシートを敷いておくと、作業後の片付けもスムーズです。
トイレットペーパーの芯やティシューの箱は、中身を使い切ったあとにホコリや汚れがつかないよう、乾いた場所で保管しておくと工作に使いやすくなります。トイレットペーパーの芯はつぶれないよう立てて箱などに入れておくと、形がきれいなまま使えます。ティシューの箱は、箱型を活かした工作をするためにはつぶさずに保管しておくのがベストです。
折り紙やマスキングテープの色をそろえると、まとまった見た目になりやすく、キレイに仕上がります。のりやテープで貼り付ける際は、しわにならないよう少しずつ押さえながら貼ると、提出物として見栄えがよくなります。
画像提供/PIXTA




