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心と体の生理トラブル

生理中の過ごし方!
辛い生理を少しでも快適に
過ごす方法

生理は妊娠に向けて成熟した子宮内膜が剥がれ落ち、膣口から排出されるものです。脱落した子宮内膜は血液や子宮内の分泌物と混ざり合い、子宮が収縮することで体外に排出されます。

※イメージ図

このため、生理中には子宮収縮による下腹部痛や腰痛などが生じます。
症状の程度には個人差がありますが、日常生活に大きな支障をきたすケースも少なくありません。
また、生理中にはホルモンバランスの急激な変化が生じるため、眠気や吐き気、倦怠感などさまざまな症状を引き起こします。
このような生理中の辛い症状。少しでも和らげて快適に乗り越えたいものです。そこで今回は、生理の症状を和らげるおすすめの過ごし方について解説します。

生理中って憂鬱…気分転換したい!

生理中はホルモンバランスの変化によって気分が落ち込みやすく、さまざまな不快症状のため憂鬱になりやすいものです。
そんな暗い気分を解消するには、気分転換がおすすめです。次のようなことを実践して、気分をアップしていきましょう。

プチ贅沢をしよう

憂鬱になりがちな生理中は、食べ物やコスメなど生活の必需品をいつもよりちょっといいものにしてみましょう。
そうすることで気分がアップし、晴れやかな気持ちになることがあります。ダイエット中の人も、生理中は普段我慢している大好きなスイーツなどの食べ物も解禁してみましょう。

また、コスメは普段使っているものよりちょっと高級なものを使ったり、お好みのテクスチャーや香りのアイテムでたっぷりスキンケアしたりすることで気分をリフレッシュできます。辛い生理期間を過ごす自分へのご褒美として、特別なコスメを用意しておくといいですね。

無理せずリラックスして過ごす

生理中は憂鬱な気分だけでなく、腹痛や眠気などさまざまな不快症状が現れます。また、出血することで貧血気味になり、何をするにも疲れやすい……という人も多いでしょう。そんな生理中は、無理をせずにゆっくり休むことが大切です。

気分転換ができるような場合を除いて、生理中は不必要な外出をせずに自宅でリラックスしながらのんびり過ごすのがおすすめです。自宅では、好きなテレビや音楽をかけて、熱中できる趣味に没頭したり、リラックスできるアロマを焚いたりと思い思いの時間を過ごしましょう。
生理中に無理をすると、腹痛などの症状が強くなったり、疲れが溜まって生理後まで持ち越してしまったりするケースも少なくありません。自分の体調と相談しながら行動することが大切です。

身体を温める

生理中の憂鬱な気分や生理痛を改善するのにおすすめなのは身体を温めることです。身体を温めることで全身の血行が良くなり、落ち着いてリラックスした気分へ導かれるだけでなく、子宮の血流をよくすることで過度な子宮収縮を和らげ、生理痛の軽減も期待できます。

生理中は無理のない範囲でストレッチなどの軽い運動を行ったり、温かい食事や飲み物を摂ったりするなどして体を温めるようにしましょう。また、生理中は入浴を控えているという人も多いと思いますが、立ちくらみやめまいなどの症状がなく、清潔なお湯であれば入浴することも可能です。お好きな香りの入浴剤を使用して、リラックスしながら身体を温めるのもよいでしょう。

生理の時、注意すべきことは?

生理の時には、生理の症状を悪化させる好ましくない生活習慣は避けるようにしましょう。一般的に注意すべき習慣としては次の2点が挙げられます。

身体を冷やさない

身体の冷えは子宮の血行を悪化させます。子宮は筋肉でできた臓器であり、生理中は子宮内膜を排出するために活発な収縮を引き起こしています。
この子宮収縮が生理痛の正体ですが、子宮の血行が悪くなることで子宮の伸縮性が低下すると、より強い収縮が生じるようになります。このため、生理中に体を温めて子宮の血行を良くすることで、生理痛が改善することもあります。

タバコをやめる

タバコの煙には、血管を収縮させる作用を持つ物質が多数含まれています。ストレスが溜まりがちな生理中は、タバコの本数も増えてしまう……という人もいるでしょう。しかし、タバコは子宮の血行を悪化させ、生理痛を増強させる可能性があります。
健康のために禁煙できるのが理想的ですが、特に生理中や生理前後はタバコを吸わないようにしましょう。

我慢せずに適度に鎮痛剤を使う

生理痛の正体は子宮の収縮による痛みですが、プロスタグランジンと呼ばれる発痛性物質が関与しています。プロスタグランジンは子宮収縮を促す作用もあるため、生理中に盛んに産生され、痛みを発するようになるのです。このため、プロスタグランジンの産生を抑制するNSAIDsと呼ばれる種類の鎮痛剤は、生理痛改善に非常に高い効果を持ちます。
生理痛の程度には個人差がありますが、我慢できない痛みがある時には鎮痛剤を使用するのも1つの方法です。また、鎮痛剤はプロスタグランジンの産生量が増えすぎる前に服用するとより高い効果が発揮されますので、ギリギリまで我慢せず、痛みが本格的になる前に服用するようにしましょう。

ナプキンはこまめに取り替えて、デリケートゾーンを清潔に!

生理中の悩みの種と言えば、頻回なナプキン交換と感じている人も多いでしょう。生理の量が少なくなる3日目以降は、漏れる心配が少ない分、ついついナプキンもつけっぱなしになってしまうことがあります。
しかし、デリケートゾーンは通気性が悪く汗や生理が蒸れて、かゆみやかぶれを引き起こすことがあります。また、カビの一種「カンジダ」が異常増殖して激烈なかゆみや灼熱感を生じることも少なくありません。

これらのトラブルを防いで快適に生理を乗り越えるためにも、ナプキンは生理の量に関わらず少なくとも2~3時間に一度は 新しいものに交換しましょう。

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