生理が遅れる理由と対策

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生理が遅れる理由と対策

生理が予定よりも早く来たり、遅れたりといった経験は、多くの女性が経験していることでしょう。気に留めない程度の生理不順であることがほとんどですが、一方で何らかの病気が潜んでいる可能性もあります。
ここでは、生理が遅れる・周期が乱れる原因とその対処法や、病院を受診するべき目安などを解説します。

生理が遅れる・周期が乱れる原因は?

特に多い原因はホルモンバランスの乱れ

生理周期の乱れは、生理を起こす2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌バランスが乱れることで起こります。

女性ホルモンの分泌バランスが乱れる原因には、以下のようなものが挙げられます。

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 急激なダイエット
  • 激しいスポーツ
  • 卵巣や脳の病気

ストレスや疾患などによって女性ホルモンを適切に分泌できなくなると、生理の遅れなどの周期乱れが生じるのです。

生理不順は妊娠や閉経の可能性も

生理の遅れや周期の乱れは、妊娠や閉経によるものである可能性があります。
閉経の平均年齢は50歳前後ですが、中には30代や40代で閉経する人もいます。加齢とともに女性ホルモンの分泌量が減少することで閉経を迎えますが、突然生理が止まって閉経するのではなく、徐々に性周期が乱れ、1~2年かけて女性ホルモンの分泌が減少しながら閉経を迎えます。その間は、生理周期が長くなったり短くなったりします。40代後半頃に生理が不定期になってきたら、閉経の準備が始まっているのかもしれません。

このように、生理の遅れや周期の乱れは、主に女性ホルモンの分泌バランスが崩れたときに生じますが、その原因はさまざまです。

生理周期を整えるためにできること

ストレスなどによって女性ホルモンの分泌を司る下垂体や視床下部からの指令が正常に出なくなると、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが偏り、生理の遅れに繋がります。
生理周期を整えるためには、以下のようなことを心がけてみましょう。

ストレスや睡眠不足の解消

新生活が始まったり、仕事が忙しくなったりといった変化によるストレスが、生理の遅れとなって現れることがあります。変化に適応できれば自然と元の周期に戻りますが、強いストレスが続き、周期の乱れが収まらないときは何らかの対処が必要です。専門家に相談したり、ストレスの元を取り除いたり、解消する方法を探してみましょう。

過度なダイエットや食事制限をしない

無理なダイエットによる栄養バランスの乱れは体にとってストレスとなります。自己判断による食事制限はストップしてください。

激しすぎる運動を控えてみる

適度な運動は生理周期を整えるためにも重要ですが、極端に激しい運動を続けることはストレスになるだけでなく、エネルギー不足で生理が止まってしまうことがあります。心当たりがある場合は運動を中止し、婦人科医にアドバイスを受けましょう。

どのくらい生理が来なければ婦人科を受診すべき?

基本的には、3か月以上生理が来なければ婦人科の受診をおすすめします。
3か月以上生理が来ないことを医学的に「無月経」と呼びます。生理周期が乱れがちな女性は多くいますが、3ヶ月以上の遅れはちょっとした周期の乱れとは異なり、重篤な病気の初期症状である可能性が考えられます。

特に、初潮を迎えてから生理が順調に来ていたにも関わらず、生理が3か月以上止まってしまうことを「続発性無月経」といい、注意が必要です。女性ホルモンの分泌を司る脳の視床下部や下垂体に異常があったり、子宮や卵管の疾患によって正常な排卵ができていなかったりというケースがあります。
生理が3か月以上来ない場合や、周期の乱れが半年以上続いている場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

生理不順のとき、婦人科ではどんな検査・治療をするの?

生理が来ない、あるいは不定期だという理由で婦人科を受診すると、どんなことをするのでしょうか。病院によっても異なりますが、主に以下のような検査が行われます。

基礎体温のチェック

基礎体温の記録から、正常に排卵が行われているか、卵巣機能に異常がないかを推測することができます。診察をする上で非常に重要な情報となりますので、婦人科を受診する場合は基礎体温の記録を持参するのが理想です。

経腟超音波検査・内診

子宮や卵巣に異常が無いかどうかを、超音波検査や内診によって調べます。

ホルモン検査

ホルモンの検査は、血液の採取によって行います。卵巣から分泌される女性ホルモンや、その分泌を促す性腺刺激ホルモン、乳汁の分泌を促すプロラクチンの値を検査します。結果が出るまでに数日~1周間程度を要します。

これらの検査の結果、必要に応じて脳のMRI検査などを行うこともあります。
治療方法は、無月経や生理周期の乱れが起きている原因によって異なりますが、ホルモン補充療法や排卵を促す薬などの薬物療法が主体となります。

まとめ

生理周期の乱れは、日常のストレスやダイエットなど些細な原因で生じやすいものです。しかし、中には子宮や卵巣、脳の病気が原因のこともあり、放っておくと不妊症につながります。3ヶ月~半年以上にわたって生理周期が乱れがちの人は、なるべく早めに婦人科に相談するようにしましょう。
また、自分の生理周期を把握し、正常な排卵が起きているかどうかを知るためにも、基礎体温を記録して自身の周期管理を習慣づけるようにしましょう。

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