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ホーム エリス(elis) お役立ち情報 生理周期とは?計算方法や体の変化、周期が乱れる原因を解説
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生理周期とは?計算方法や体の変化、周期が乱れる原因を解説

記事公開:2025.12.05

生理の時期は、体調が優れなかったり、気分が不安定になったりと、日々の生活に支障をきたすことがあります。実は、こうした心身の変化は、生理周期と深く関わっています。自分の周期を知ることで、不調の理由やタイミングが見えてくるかもしれません。

この記事では、生理が起こる理由、生理周期を構成する4つの時期とその特徴、生理周期の計算方法や時期が乱れる原因などを解説します。


監修者のご紹介

佐藤杏月先生
(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)


生理はどうして起こる?

女性の体は、生涯を通じてホルモンの影響を受けながら変化していきます。その中でも生理は、妊娠に備えるための体の仕組みとして自然に起こる現象です。ここでは、生理が起こるメカニズムと体の変化について見ていきましょう。

生理は妊娠に備えるための体の仕組み

生理は、妊娠の準備として体内で行われるサイクルの一部です。女性の体では、排卵が起こると、それに備えて子宮内膜が厚くなります。
このサイクルには主に4つの時期があり、まず「卵胞期」で卵子を育てる準備が始まり、「排卵期」に成熟した卵子が卵巣から排出されます。続く「黄体期」では、妊娠に備えて子宮内膜がさらに厚くなり、受精卵が着床しやすい環境が整えられます。

排卵後に妊娠が成立しなかった場合は、不要になった子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに体外へ排出されます。これが「月経期」、いわゆる生理です。
こうした一連の流れは、女性ホルモンのバランスによって繰り返されています。妊娠がなければ生理が始まり、女性の健康を示す大切なバロメーターにもなっています。

■女性の体で起こるサイクル

女性の体で起こるサイクル

女性の一生における体の変化

女性の体は、生まれたときからすでに卵子のもとになる細胞を持っています。そして思春期になると、女性ホルモンの分泌が本格的に始まり、初めての生理を迎えることで性成熟期へと移行します。

個人差はありますが、一般的に初経は11~14歳ごろに始まり、以降はおよそ月に1回のペースで生理が起こるようになります。また、大人になるにつれてホルモンバランスが安定し、妊娠・出産が可能な時期を迎えます。その後は40代半ば~50代半ばで少しずつ変化が訪れ、やがて閉経を迎えるのが一般的です。

このように、女性の一生にはホルモンの分泌量やバランスの変化に伴う心身の移り変わりがあります。特に更年期には、自律神経の乱れや気分の変動などが生じやすくなるため、年齢に応じた体の変化を知っておくことが大切です。

生理周期を構成する4つの時期と体の変化

生理周期は、主に月経期・卵胞期・排卵期・黄体期の4つの時期に分けられ、それぞれのタイミングで女性ホルモンの分泌量が変化します。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2つがあり、このバランスによって心と体にさまざまな変化が生じます。

■女性ホルモンの変化と生理周期

女性ホルモンの変化と生理周期

ここでは、生理周期の4つの時期において現れる体の変化と特徴について見ていきましょう。

月経期:生理中

月経期は、生理として子宮内膜が体外に排出される時期です。この時期はエストロゲンとプロゲステロンの分泌が最も低下し、心身の不調が起こりやすくなります。
体温が下がることで、だるさや冷えを感じる方も少なくありません。また、出血に伴って生理痛や貧血症状が起こりやすく、体力も低下しがちです。気分が落ち込んだり、集中力が続かなくなったりといった精神的な変化も見られることがあります。この時期は、できるだけ無理をせず、体を温めてゆっくり休むことが大切です。

卵胞期:生理後

卵胞期は、生理が終わってから排卵までの期間を指し、エストロゲンの分泌が徐々に高まる時期です。ホルモンバランスが整い始めることで、心身ともに安定しやすく、生理中と比べて快調に過ごせるようになるでしょう。また、気分が前向きになりやすい時期です。

排卵期:妊娠しやすい期間

排卵期は、卵子が卵巣から排出されるタイミングで、妊娠しやすい期間です。エストロゲンがピークを迎え、心身のコンディションが整いやすい反面、急激なホルモン変化によって体調の波を感じる方もいます。
この時期は、肌の調子や気分の安定が続く一方で、排卵に伴う痛み(排卵痛)や腹部の張りを感じることもあります。特に敏感な方は、軽い出血や違和感を覚えることもあるでしょう。

黄体期:生理前

黄体期は、排卵後から次の生理が始まるまでの時期で、プロゲステロンの分泌が優位になります。このホルモンは妊娠の維持に関わっており、体温を上昇させる作用があります。
黄体期は、体のむくみや眠気、便秘、胸の張り、イライラなど、いわゆるPMS(月経前症候群)の症状が出やすくなります。また、気分の落ち込みや集中力の低下、甘いものが無性に食べたくなるなど、心のバランスにも影響が出ることがあります。
人によって症状の強さや出方は異なりますが、ホルモンの影響を知っておけば、体調変化に備えることができるでしょう。

自分の生理周期が気になった女性は、どのくらいいる?

生理周期に伴う体調や気分の変化を感じて、「もしかして生理前かな?」とふと気づくこともあるかもしれません。そこで今回は、クラブエリエール会員の女性を対象に、生理周期に関するアンケートを実施しました。

※コメントは一部抜粋しています。


【調査概要】
調査対象:クラブエリエール会員の10代以上の女性
調査期間:2025年10月1日~10月7日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:654件


■ご自身の生理周期を把握していますか?

ご自身の生理周期を把握していますか?

クラブエリエール会員の女性に、ご自身の生理周期を把握しているかどうか聞いたところ、「正確に把握している」「だいたい覚えている」の回答が多く、合わせて90%以上となりました。多くの方が自分の体を気にかけていることがわかります。

次に、生理周期はどのように把握・管理しているのかを聞いてみました。

■ご自身の生理周期はどのように把握していますか?

ご自身の生理周期はどのように把握していますか?

「スマートフォンのアプリで管理している」が42.4%、「カレンダーや手帳に記録している」が41.1%という回答で、多くの方が何らかの形で生理周期を記録し、把握していることがわかります。
また「その他」を選んだ方の中には、「基礎体温計を利用している」「通院して薬で管理している」などの回答もありました。

次に、生理周期の乱れを感じることがあるかどうかについて聞いてみました。

■生理周期の乱れを感じることはありますか?

生理周期の乱れを感じることはありますか?

「よくある」が18.5%、「たまにある」が55.2%という回答で、多くの方が生理周期の乱れを感じたことがあるのがわかりました。

また、生理周期の乱れを感じたときに、どのように対応したかを聞いたところ、下記のような回答となりました。

■生理周期の乱れが「よくある」「たまにある」と答えた方は、生理周期の乱れを感じた際、どのように対応しましたか?(複数回答)

生理周期の乱れが「よくある」「たまにある」と答えた方は、生理周期の乱れを感じた際、どのように対応しましたか?(複数回答)

「特に何もしていない」が74.3%で、一番多い回答となりました。生理周期の乱れを感じつつも、そのほかに気になる症状などがなければ、いったんは様子を見る方が多いのかもしれません。

生理周期はどうやって計算する?

自分の体調や気分の変化に気づくためには、生理周期を正しく知っておくことがとても大切です。周期を把握していないと、体の不調や心の揺らぎの理由がわからず、不安になったり、イライラしてしまったりすることがあるかもしれません。

生理周期の基本的な計算方法は、生理が始まった日を「1日目」とし、次の生理が始まる前日までを1周期として数えます。例えば、10月1日に生理が始まり、次の生理が10月29日に始まった場合、その周期は28日間となります。
一般的に、生理周期は24日から38日程度であれば正常の範囲内とされています。多少前後することは珍しくありませんが、大きく異なる場合はホルモンバランスの乱れなどが関係していることもあります。

近年では、スマートフォンのアプリや基礎体温計を活用して、生理開始日や排卵日の予測が簡単にできるようになっています。こうしたツールを使えば、自分の周期や体調の傾向を可視化できるため、変化に早く気づくことができ、セルフケアにも生かせます。

生理周期が乱れる原因は?

生理周期が乱れる原因は?

生理周期は、強いストレスや過労、睡眠不足、栄養の偏り、体調の変化など、さまざまな要因によって乱れることがあります。例えば、周期が21日未満または39日以上になることが続く場合、ホルモンバランスの乱れが生じている可能性があります。

また、生理周期の乱れが続くほかに、出血量が異常に多い・少ない、痛みが強い、生理がこないといった症状がある場合は、子宮や卵巣の病気が隠れていることも考えられます。このような変化に気づいたら、そのままにせず、早めに婦人科を受診することが大切です。

 

監修者のご紹介

佐藤杏月先生(八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医)
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子どもの子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人と共に2020年八丁堀さとうクリニックを開業。

八丁堀さとうクリニック


【商品紹介】ひとりひとりに寄り添う「エリス」シリーズ

生理がそろそろくるかどうか、毎回の生理周期を気にする方も多いかもしれません。不安定な時期も快適に過ごせるよう、女性をサポートするナプキン「エリス」シリーズをご紹介します。

エリス ルナフィット(多い昼用)羽つき 23cm/超スリム(多い昼用)羽つき 23cm

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「エリス ルナフィット」シリーズは、体の動きに合わせてフィットする<スライドフィット吸収体>を採用したナプキンです。座ったり立ったりしたときにも、肌とのすきまができにくく、経血モレの心配を軽減。また、羽つき仕様でヨレ・ズレも防ぎます。経血量の多い日や、体調が不安定な日でも安心感が続く、肌にやさしい商品です。

「エリス ルナフィット(多い昼用)羽つき 23cm」「エリス ルナフィット超スリム(多い昼用)羽つき 23cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス ルナフィット(多い昼用)羽つき 23cm|エリス
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エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm

エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm

「エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm」は、スリムなのにしっかり吸収できる機能性を追求したナプキンです。厚さ約1.9mmの薄型シートには超吸収ポリマーがぎっしり。昼の経血量が多めの日でも安心して使える吸収力を持ち、ポーチにすっきり収まるサイズ感とデザイン性も魅力です。荷物をコンパクトにしたいときや、手軽に持ち歩きたいときにぴったりの1枚です。

「エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス コンパクトガード(多い昼用)羽つき 23cm|エリス

エリスショーツ 昼・夜 長時間用

エリスショーツ 昼・夜 長時間用

ナプキンとショーツが一体となった「エリスショーツ 昼・夜 長時間用」は、動いてもズレにくい立体構造で、経血モレをしっかり防ぐ設計になっています。夜用ナプキン約3枚分の吸収力を備えており、特に経血量が多い日や夜間の使用にも最適です。やわらかい履き心地でもしっかりフィットし、ブラックカラーのデザインは見た目にもスマート。ショーツ感覚で使える便利なアイテムです。

※ 大王製紙「エリス新・素肌感 多い日の夜用羽つき」との比較。

「エリスショーツ 昼・夜 長時間用 ブラックカラー」については、下記のページをご覧ください。
エリスショーツ 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー|エリス

生理周期を把握して、自分の体調の変化を知ろう

生理周期は、女性の心と体に大きく関わるリズムのひとつです。周期の中でホルモンバランスが変化し、気分や体調にもさまざまな影響を与えます。自分の生理周期を正しく把握し、適切なセルフケアを行うことで、日々を快適に過ごせるようになります。
また、スマートフォンのアプリや基礎体温の記録を活用すれば、周期の可視化も簡単です。生理周期を把握する中で、周期の乱れ、経血量や体の痛みの変化に気づいたら、早めに婦人科を受診しましょう。自分の体のサインを見逃さず、必要なケアにつなげていくことが大切です。

よくあるご質問

生理周期は何日ごとが正常ですか?

生理周期は一般的に、24~38日の間であれば正常範囲とされています。周期が毎回きっちり同じでなくても問題はなく、多少の前後のズレはよくあることです。ただし、極端に短かったり長かったりする場合や、周期が毎回大きく異なる場合は、一度婦人科で相談すると安心です。

生理周期はどうやって調べるのですか?

基本的に生理周期は、生理が始まった日を「1日目」として記録し、次の生理が始まる前日までを数えます。これを数回繰り返すことで、自分のおおよその周期が見えてくるでしょう。スマートフォンのアプリや基礎体温の記録などを使えば、管理も簡単になり、排卵日や体調の変化も予測しやすくなります。

生理周期が安定しないときはどうすればいいですか?

生理周期が安定しないときは、まずはストレスや生活習慣の乱れがないかを見直してみましょう。睡眠時間が不足していたり、食事の栄養バランスが偏っていたりすると、ホルモンの分泌にも影響を与えることがあります。生活を見直しても改善が見られない場合や、生理が止まる・頻繁に遅れるといった状態が続くようであれば、婦人科の受診が必要です。早めに相談することで、必要なケアや治療につながる場合もあります。

画像提供/PIXTA

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