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REPORT vol.9

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「ハートサポート2022」の活動&支援報告

ハートサポートプロジェクトでは、2020年10月からザンビアでの支援活動を行ってきました。コロナ禍の影響もありましたが、2021年には支援の拠点となるコミュニティスペースが正式にオープン。布ナプキンの作製をはじめ、現地での支援活動が本格的にスタートしました。
そして2022年2月には、新たにtwitterキャンペーンの実施と、支援自販機の設置を行いました。その結果と、ザンビア現地の動きをレポートします。

5,142枚分の布ナプキン作製支援費が集まりました

twitterキャンペーンは、ザンビアの女の子たちへのメッセージと布ナプキンの作製支援費を集める目的で行いました。
「#エリスハートサポート」のハッシュタグとともにツイートされたメッセージ1件につき、布ナプキン1枚分の作製支援費を現地に送るという内容でしたが、3か月間で上限5,000 枚を超える、5,112件ものツイートが寄せられました。
また、新たな取り組みとして、渋谷区立宮下公園にオリジナルの支援自販機を設置。14日間で布ナプキン142 枚分の作製支援費に相当する、71,000円もの寄付をいただきました。twitterキャンペーンと自販機を合わせて、合計5,142枚分の布ナプキン作製支援につながっています。温かいご支援を本当にありがとうございました!

ザンビアで開催された「生理フェスティバル」をレポート!
生理にまつわるタブーをなくし、
社会的な意識の変化を促すことを目的とした
「月経衛生デー(5/28)」に関連した生理フェスティバル

一方、ハートサポートを展開しているザンビアのルサカ市では、5月20日に「持続可能な生理」をテーマにした生理フェスティバルが開催されました。

生理に関する報告や生理用品の展示、著名な女性の講演などが実施された生理フェスティバル。
コミュニティスペースの女の子たちもブースを出展し、布ナプキンの展示を行いました。

参加したピア・エデュケーターの女の子たちは「多くの女の子たちが訪れてくれたのが、何よりうれしかった」とイベントの感想を語ってくれました。
「私たちの活動や布ナプキンに興味を持ってくれて、諦めてしまいがちな生理期間の衛生など、大勢の人に伝える機会になったと思います。いろいろな活動をしている女の子たちと交流もできて、刺激も受けました。応援してくれる大人の存在にも気付けたので、もっともっと頑張りたいです」

ブースの準備を進める女の子たち
ブースの準備を進める女の子たち

本活動について、ザンビアの情報大臣からは「とても良い活動」と以下コメントをいただきました。
この取り組みは生理を持続可能にするもの。歩みを止めてはいけないし、今後も応援することを約束します」(情報大臣)

ハートサポートプロジェクトのブースを訪れた情報大臣(右)
つなぐ施策に関する感想

また、現地には布ナプキンの使い方やザンビアの女の子たちへのメッセージが記載されたリーフレットとエコバッグを送付。

ピア・エデュケーターの女の子たちが
コミュニティスペースに行く際の
バッグとしてもエコバッグが活躍中

女の子たちからは「日本の女の子たちも同じ問題を抱えているのだと思った」「布ナプキンのケアの仕方をきちんと読みたい」などの感想が寄せられ、リーフレットを熱心に読んでいる様子が伝わってきました。

布ナプキンの作製も進んでおり、作り手のピア・エデュケーターは「私たちが作る布ナプキンは他のものより厚くて吸収が良くて、一番品質が良い」と自信をのぞかせます。
布ナプキンを受け取った女の子からは「私の人生は変わるんだって思えた」といううれしい声が届きました。
「私は医者になるのが夢だけど、生理の時は学校を休んでいたから卒業試験に2回も落ちてしまって…。夢への扉が閉ざされたような気がしていました。でも今は布ナプキンがあるから、学校を休まなくて済むようになった。本当にうれしく、ワクワクしています。もっとやれる自信も湧いてきました」
そして、ハートサポートプロジェクトへのお礼と期待を聞かせてくれました。
「私や他の若い子たちのために、ぜひこの素敵なプロジェクトを続けてほしいです。皆さんの支援のおかげで、私の人生は転機を迎えました。ハートサポートプロジェクトに心からお礼を言いたいです」

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