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アテント排泄ケア お取り組み紹介

アテント製品は、おむつご使用者様と直接ふれあいながら製品の品質を厳しい目で見ている介護のプロの皆様に認められ、多くの病院・施設でご採用頂いています。
そんなアテント製品をご採用いただいている病院施設の排泄ケアへの取り組みをご紹介します。

夜間の排泄ケア改善で患者様の療養生活の質を向上し、今まで以上にゆとりのあるケアを提供

取材日:2017年8月

医療法人 寛容会 森口病院
鹿児島県鹿児島市下田町1763番地

病院概要

美しい自然に囲まれ、桜島を一望できる小高い丘に立つ森口病院は、アルコール・薬物などの物質依存症やギャンブル・買い物などの行為依存症、また、精神障がいや認知症のある患者様に、質の高い治療を提供し、心のこもった看護に努めています。
通院治療施設においては、ハローワークと連携した就労支援、復職プログラムを提供し、宿泊型の自立訓練施設も備えています。
自然に親しみながら療養に専念でき、短期間での社会復帰を目指します。

アテントとの取り組み

従来の状況・課題

森口病院様には、アルコール性認知症やその他様々な疾患で、おむつ着用を必要とする患者様が多く入院されています。これまで森口病院様では、おむつを使用する際には、尿モレを防ぎ、患者様が快適に入院生活を送れるよう、尿とりパッドを二重・三重に当てたり、夜間にも複数回のおむつ交換をする方法を取っていました。
そこでアテントでは、次のような改善提案を行ないました。

アテントが提案したこと
  • 交換回数の削減による夜間安眠確保と業務負担改善

    これまでおむつ交換は4回(9:30・15:30・20:00・4:00)行われていましたが、今回、4:00の交換を削減する3回をご提案しました。

  • “おむつのあて方技術統一化”による排泄ケアの向上

    単純に交換回数を減らすだけでは、患者様の“快適性”を損なう恐れがあります。そこでアテント製品の中でも品質の高い「Sケアシリーズ」を採用いただき、スキントラブル発生リスクの軽減を目指しました。
    さらにおむつのあて方技術講習会を通じて、商品への理解を深めていただき、商品選択やあて方の個人差をなくす“おむつのあて方技術統一化”による排泄ケアの向上にも一緒に取り組んでいただきました。

  • 患者様の状態に応じたアイテムの使い分け

    モレ防止目的のパッド複数枚同時使いを改め、快適性を重視し、尿量に応じてアイテムを使い分ける1枚使いを徹底しました。

アテントで改善できたこと
  • 患者様の安眠確保と職員様の業務負担改善によるケアの拡充

    職員様へのアンケートから、夜間の排泄ケアを見直された事でおむつ使用患者様だけでなく、交換の際に起きてしまう未使用患者様の深い眠りも実感されています。安眠確保が、ひいては日中の活動意欲増進や自然治癒力維持に繋がり、安心して療養生活を送っていただけるのものと考えます。
    また、従来おむつ交換に追われていた朝方にゆとりが生まれたことで、見守り対応や睡眠観察を強化できたとの職員様のお声からも、患者様の安全性と快適性の向上に貢献できたものと思われます。

  • コスト削減

    モレ防止策を見直したことで、パッドの使用枚数を削減できました。患者様においては、おむつ購入の経済的負担が軽減し、病院様においては、おむつ廃棄量が減ったことで、環境に配慮した病院運営に繋がっています。

病院スタッフ様の声

総師長田代康久さん

従来、使用していたおむつをアテントの製品に変更した事で、その性能の良さを感じました。
パッドのスリットによる排尿吸収の速さや、テープ止めは横漏れだけでなく、後ろ漏れ防止ギャザーがついて、製品自体に患者様や介護者の事を考えた様々な工夫がされています。
アテント製品導入に伴い、早朝4時のおむつ交換を1回削減した事で、おむつ使用の患者様だけでなく、同室者の入眠を妨げることなく、日中、覚醒されている患者様が増えました。
職員にも時間的なゆとりができ、しっかりと患者様を観察する時間が増えています。夜間のおむつ交換を1回削減することが、結果的に転倒・転落等のリスク防止につながりました。

総師長 田代康久さん
排泄ケア担当鹿屋雄一さん

アテントの営業担当者さん、アドバイザーさんに排泄ケアの指導をしていただき、しっかりとしたおむつの当て方を学ぶことで、技術の向上だけでなく、職員のコスト面に対する意識も高くなりました。
患者様においては、費用負担が減っており、実際に患者家族からも感謝の声が聴かれています。
入院してくる患者様の中には、様々な事情により、経済的に余裕がない方も少なからずいらっしゃいます。
夜間のおむつ交換を1回削減した事が、患者様の安眠につながっただけでなく、おむつの削減が経済的なゆとりに繋がり、喜んでいただけたことは、排泄ケア担当として、携わって良かったと思う瞬間でした

排泄ケア担当 鹿屋雄一さん
排泄ケア担当川口和幸さん

1日あたりのおむつ交換を、4回〜5回から3回へ変更する事で、皮膚への悪影響が心配でしたが、製品自体の吸収性の良さで、尿漏れのトラブルは少なく、夏でも排泄による皮膚トラブルが見られないため、安心して使用しています。
患者様の夜間の睡眠を妨げないことで、途中覚醒も減り、夜間の不穏状態やBPSD(認知症に伴う行動・心理症状のこと)の軽減も図れました。
また、1日辺りのゴミ袋の交換回数が2回から1回へ削減できました。
夜間のおむつ交換も、1回削減できたことで、夜勤勤務者の負担が軽減できています。
当院では、アテント夜1枚安心パッド特に多いタイプ・多いタイプ・両面吸収すきまにピッタリシートを主に使用しており、患者様の尿量に合わせて、組み合わせて使用できるところが良いですね。

排泄ケア担当 川口和幸さん
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