さまざまな理由から生理用品の入手に
困っている学生の方を対象に、
生理用ナプキンを1年間無償で配布する
「奨学ナプキン」プロジェクト。
今後より適切なサポートを行うことを目的に、
本年度の奨学生を対象にした
「奨学ナプキン」や
生理に関するアンケートを行いました。
奨学生を対象に、奨学ナプキンを受け取ったことで普段の生活における気持ちに変化があったかを尋ねたところ、「とても変化があった」「少し変化があった」と回答した学生は、全体の96.0%にのぼりました。その理由としては、「お金のことを考えて交換する回数を少なくしていたが、気にせず使えるようになった」「ナプキンの節約をしなくていいため、安心して生活できる」といった声が寄せられました。
毎月、生理用品を購入する際の経済的な負担だけでなく、ナプキンの残量を気にして交換頻度を抑えることによる精神的な負担の軽減にもつながっていることが明らかになりました。学校や外出先で、すぐに交換できないことにより下着を汚してしまうのではないかという不安を抱えながら過ごす学生にとって、生理用品を必要なタイミングで交換しやすい環境は、日常生活の安心感を支える一助になっていると考えられます。
奨学ナプキンを受け取った奨学生のうち、
96.0%が「普段の生活で気持ちに
変化があった」と回答
生活する上で必要な消耗品を
購入する際の負担の軽減を
実感したという声が寄せられた
奨学生を対象に、自分は生理に関する知識が十分にあると感じているかを尋ねたところ、16.5%の学生が「あまり足りていないと感じる」「全く足りていないと感じる」と回答しました。その理由としては、「自分の生理体験しか知らないため、何が普通なのかわからない」「体調や気分の変化にどう対応するべきなのか、自分でもまだわかっていない」「生理周期の乱れやPMSの対処法について学ぶ機会が少なかった」といった声が寄せられました。
生理は個人差が大きく、周囲と話す機会も限られています。そのため、自分の状態が一般的なものなのか、どのように対処すればよいのかを判断しづらいと感じる学生が一定数いることがうかがえます。
また、学校での生理教育についても課題を感じている学生は多く、「1回きりの授業ではなく、何度かやってほしい」「そもそも生理教育がない」「男子にも一緒に受けてほしい」など、教育の頻度や対象、実施体制そのものに対する課題に加えて、「生理痛やPMSに関する知識が十分に得られない」「生理痛の対処法や経血が付着した衣類の洗い方を教えてほしい」とより踏み込んだ内容を求める声も挙がっています。
生理に関する悩みや疑問を抱えながらも、身近な人に相談しにくく、解決の糸口を見つけづらい学生がいるという実態を知ることができました。
「生理に関する知識が足りていないと感じる」
と回答した人は16.5%
「何が普通なのかわからない」と
一人で抱え込む実態や、
学校での生理教育の充実を
求める声が明らかに
奨学生を対象に、生理に関する情報をAIチャットボットから得たことがあるか尋ねたところ、情報を得た経験があると回答した学生は23.2%にとどまりました。AIチャットボットを生理に関する情報源に使った経験がない理由としては、「恥ずかしくて相談しづらい」「AIに聞くことではないと思った」「やっぱり人に相談したい」などの声が挙がりました。若年層の間でAIの利用が広がるなかでも、生理に関する悩みをAIに相談することには、未だ心理的なハードルがある可能性がうかがえます。生理に関する知識の情報源について尋ねたところ、母親・叔母・祖母など「同性の保護者」と回答した学生が78.4%と、生理に関する知識については、同性の保護者が重要な情報源になっていることが判明しました。
一方で、生理に関する情報をAIチャットボットから得たことが「よくある」「ときどきある」と回答した学生のうち82.9%は、生理に関する悩みや疑問が解決した経験があると回答。AIはまだ主要な相談先とは言えないものの、人に話しにくい悩みを相談する手段のひとつとして、活用されている実態も見られました。
生理に関する悩みや疑問に対しては、AIのような新しい相談手段の可能性が見えつつも、身近な人に安心して相談できる環境づくりや、AIも含めた正しい情報や知識にアクセスできる機会を増やすことの重要性が改めて示されました。
※AIが提供する情報には、正確性や最新性が保証されない場合があります。
AIチャットボットを生理に関する
情報源として使用したことがある人は
約4人に1人にとどまる
一方でAIチャットボットを使った
経験のある人のうち、
82.9%は
悩みが解決したと回答
人に話しにくい悩みを相談する手段のひとつとして、活用されている実態が明らかに
本調査を通して、生理用品の購入にかかる経済的な負担や、ナプキンの残量を気にしながら過ごすことによる心理的な負担、学校生活における生理への理解や知識の不足といった課題が明らかになりました。
一方で、「奨学ナプキン」の提供により、必要なタイミングでナプキンを交換しやすくなったことや、金銭的な心配が軽減されたことで、生理期間中の安心感につながっていることもうかがえます。
また、生理に関する相談先としてAIチャットボットを利用する学生はまだ一部にとどまるものの、使用者の多くが悩みや疑問の解決につながったと回答しており、人に話しにくい悩みを相談する手段のひとつとしての可能性を感じました。
こうした結果を踏まえ、多様な価値観を認め合い、ひとりひとりの生理に寄り添うブランド「エリス」は、今後も「meet my elis」の取り組みを通じて、生理用品の支援や、生理に関する正しい知識・お役立ち情報の発信を継続してまいります。
| 【対象者】 | 「奨学ナプキン」特設サイト内の応募フォームから生理にまつわる質問に回答した応募者 |
|---|---|
| 【調査期間】 | 2026年8月6日(木)~8月16日(日) |
| 【調査手法】 | アンケート調査 |
| 【サンプル数】 | 1,234名 |