対象学生に生理用ナプキンを1年間無償で
配布する「奨学ナプキン」プロジェクト。
1年を通じて行ってきた「奨学ナプキン」の効果
や生理に関する意識の変化や課題を明らかにするために、
「奨学ナプキン」や生理に関する
最終アンケート調査を実施しました。
ナプキンを受け取り始めてから多くの奨学生が「ナプキンの交換頻度が上がった」と回答。「枚数を気にせずに交換できるようになった」「替えたい時にいつでも替えられるようになり心に余裕が持てるようになった」など、前向きな声が挙がりました。さらに、「交換頻度が上がり、かぶれなどの悩みが減った」「かぶれ、においもなく快適に過ごしています」など、交換頻度の改善から肌悩みの軽減にもつながっていることがうかがえます。
「奨学ナプキン」を受け取るようになったことで、
「ナプキンの交換頻度が上がった」
という回答が多数
これにより、
「かぶれなどの悩みが減った」
「かぶれ、においがなくなった」など
肌悩みの軽減にもつながっている
生理に関する社会の理解について、「変化があったと感じる」もしくは「やや変化があったと感じる」という回答は49.5%と未だ半数にも満たない結果となりました。
変化を感じている人もそうでない人も、今後社会に変わってほしいこととして「学校に自由に使えるナプキンを置いてほしい」など、“公共の場でのナプキンの設置”や“ナプキンの無償化”を望む声のほか、「生理休暇が当たり前になってほしい」「生理休暇を取りやすい環境になってほしい」など制度の充実を求める声が多数見られました。
さらに、「(生理の重さや経血の量などが)人それぞれであることを、男女問わず理解していってほしい」「男性だけではなく、毎月の生理が軽い女性にも(重い人の辛さを)理解してもらいたい」など、生理には個人差があることを男女問わず理解してもらいたいという回答も挙がりました。
生理に関する社会の理解について、
変化を感じている人は
49.5%と半数にも満たない結果に
「男女問わず、生理への
理解を深めてほしい」との声も
生理について「周囲に話すことを恥ずかしいと感じたことがあるか」という問いに対し、59.7%が「はい」と回答。恥ずかしいと感じる理由として、「男性がいる時は話さない」「担任が男性だから言いづらい」といった異性に対しての話しづらさのほか、「体に関するデリケートな話題」「(生理のことは)触れてはいけないことという雰囲気がある」などデリケートな話題としての認識、「人によって重さや辛さが違うので、他の人と違う部分があったら恥ずかしい」などの個人差への不安が主な要因として挙げられました。
一方で、恥ずかしくないと感じる29.4%の方からは「当たり前のことだから」「生理現象だから恥じることはない」「みんな似たような悩みを持っているから」といった声も寄せられており、生理について自然に受け入れられていることがわかる回答も挙がりました。
約6割(59.7%)の人が
「生理について周囲に話すことを
恥ずかしいと感じたことがある」
と回答
話しづらさの原因は、
個人差に関する不安や
生理がデリケートな話題
であることが明らかに
これらの調査結果から、1年間の「奨学ナプキン」プロジェクトを通して、奨学生のみなさまへ前向きな変化を与えていることが明らかになった一方、生理に関する社会の理解に対して課題が残る結果となりました。
「エリス」は、今後も、多くの方を支援すべく、2026年4月8日(水)から2026年度の奨学生を募集します。
今回のプロジェクトで明らかになった課題と向き合い、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うきっかけ作りをさらに進めてまいります。
※募集要項などの詳細は、2026年4月8日(水)に特設サイトで発表予定です。
| 【対象者】 | 2025年度の「奨学ナプキン」奨学生 |
|---|---|
| 【調査期間】 | 2025年12月1日(月)~12月14日(日) |
| 【調査手法】 | アンケート調査 |
| 【サンプル数】 | 999名 |