記事公開:2025.1.9
大人用紙おむつや尿とりパッドなど、トイレでの介護に役立つ排泄ケア用品を選ぶ際のポイントをご紹介します。より適切な排泄ケア用品を選ぶ際の参考としてください。
介護を受ける人に合った排泄ケアができるように、また、より適切な排泄ケア用品を選ぶために、以下の項目をチェックしてみてください。
男性と女性では、泌尿器の構造に違いがあります。男性の尿道の長さ(約15~25cm)に対し、女性の尿道の長さは約3~4cm。さらに膀胱から下に向かっているために、女性の方が尿モレが起きやすいのです。
尿のみがトイレに間に合わない、便がもれてしまう、尿・便ともに介護が必要、とさまざまな状況があります。モレているものを適切に把握し、排泄ケア用品を選びましょう。
体操やくしゃみなど腹圧がかかったときや、トイレまで我慢できずにモレてしまう、尿・便が出にくくだらだらとモレてしまうなど、どのような状況でモレが起きるのかで、選ぶ排泄ケア用品が変わってきます。
尿の場合は、50g以下の少量、50~150gの中程度の量、150~300gと多量、300g以上ですと極多量という目安があります。
紙おむつなどを使用している場合は、「使用後のおむつの重さ」から「新しいおむつの重さ」を引くことで、尿モレの量をはかることができます。(尿1cc≒1g)
便のモレの場合は、少量を指2本分以下、中量をこぶし1個くらい、多量をこぶし2個分以上と目安づけます。
とくに高齢の方にみられる傾向ですが、1日に排泄する尿の量は健常者よりも少なく、排泄する尿量は減り、回数が多くなります。また、起きている昼よりも寝ている夜間に尿量が増える傾向もあります。
おむつを交換するときの目安になるのはもちろん、昼と夜での排泄回数をチェックしておくと、より適切な排泄ケア用品を選ぶことができます。
介護を受ける人に合った排泄ケア用品を選ぶ際は、「性別」「何がモレているのか」「どんなときに、どんな風にモレるのか」「モレの程度(量)」「モレの回数」をチェックしてください。
尿モレの場合、「使用後のおむつの重さ」から「新しいおむつの重さ」を引くことで量をはかることができます。目安として、50g以下が少量、50~150gが中程度の量、150~300gが多量、300g以上が極多量です(尿1g≒1cc)。
また、便のモレの場合、指2本分以下が少量、こぶし1個くらいが中量、こぶし2個分以上が多量というのが目安です。
排泄ケア用品を選ぶ際に、介護を受ける人のモレの回数をチェックすることは、適切な製品を選ぶために重要です。特に高齢の方は、1日に排泄する尿の量が健常者よりも少なく、排泄する尿量は減り、尿の回数が多くなるほか、昼よりも夜間に尿量が増える傾向があります。昼と夜での排泄回数をチェックすると、より適切な排泄ケア用品を選ぶことができます。
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